研修会・シンポジウム開催情報詳細

No. 00040
主催 (公財)可児市文化芸術振興財団
研修名 劇場に関わる人のためのアーツマーケティング・ゼミ あーとま塾
内容

『あーとま塾』は、劇場法やその指針、可児市文化創造センター(ala)が取り組んできた地域貢献・社会包摂に関する実践的アプローチを題材に、「社会機関としての劇場の役割」を考える研修プログラムです。2016年に開始し、今年で10年目を迎えます。今回は、その歩みをふまえ、政策と現場の新たな接点を提示します。https://kpac.or.jp/join/artma2025_bosyuu/

今回のテーマ:「文化芸術 × Well-being」

★目的
近年の文化政策においては、「文化芸術を通じた人々のWell-beingの向上」が重要な課題として位置づけられています。文化芸術推進基本計画(第2期)や各種調査においても、従来の稼働率や動員数といった物理的な指標に加え、人々の幸福感や社会的つながりといった質的な効果をどのように測定・評価するかが問われています。一方で、劇場やアーティストなど現場の実践においては、こうした政策的方向性を具体的な活動や評価にどのように結びつけるかについて、試行錯誤が続いています。本ゼミは、文化政策研究と現場実践をつなぎ、Well-being指標導入の意義と課題を共に考える場を創出することを目的とします。

★内容
「文化芸術推進基本計画(第2期)の進捗を把握するために活用する指標(案)整理表」と「文化に関する世論調査―ウェルビーイングと文化芸術活動の関連―報告書」や、地域としてのウェルビーイングのISO推進などを題材にワークショップ・レクチャー・クロストークをします。
ワークショップ(体験) → レクチャー(理解) → クロストーク(実践への翻訳)という流れで進行し、文化芸術分野の評価におけるWell-being指標導入の意義と課題について、現場の実践を評価する新たな方法を模索します。

★成果報告や今後について
ゼミ終了後、あーとま塾スタッフを中心に、所属する劇場や団体にゼミの内容を持ち帰り、Well-being指標導入への道筋や手法を検討します。また、議論内容や試行的な評価手法をレポートとしてまとめ、文化庁等に報告するとともに、全国の劇場ネットワークに共有することで、文化政策と現場実践の往還を促します。

★スケジュール
①2026年2月18日(水)14:00-17:00
ワークショップ「Well-beingについて知り、体で考える」
Well-beingについての説明と、Well-beingカードを活用したワークショップを実施。 頭だけでなく体を使いながら、Well-beingを多面的に捉える。

【講師】絹川 友梨(きぬがわ ゆり)
インプロ・ワークス株式会社代表取締役/東京大学大学院学際情報学府工藤和俊研究室

②2026年2月19日(木)10:00-16:30
『人間の安全保障としての文化芸術:人間の家・その創造的アーツマーケティング』 出版記念講演

●10:00-11:30
レクチャー「Well-beingに貢献する、安全保障としての文化芸術」
劇場が物理的な稼働率等だけでなく、人々のWell-being向上に資する評価を導入していく意義について解説。

【講師】衛 紀生(えい きせい)
劇場経営・文化政策・アーツマーケティング アナリスト/早稲田大学文化推進部 参与

●13:00- 
レクチャー「Well-being、そして地域としてのWell-beingの ISO推進等について」

【講師】渡邊 淳司(わたなべ じゅんじ)
NTTコミュニケーション科学基礎研究所人間情報研究部上席特別研究員/WELL-BEING TECHNOLOGY 展示会 実行委員長

●14:00- 
レクチャー「文化政策の指標について」

【講師】柴田 英杞(しばた えいこ)
文化庁第23期文化政策部会委員/ (公社)全国公立文化施設協会アドバイザー/ (独)日本芸術文化振興会前プログラムディレクター(演劇・劇場)

●15:00- 
参加者を交えたクロストーク「Well-being指標導入の意義と課題」

★申込方法
こちらから申込み → https://sgfm.jp/f/artma10

★あーとま塾スタッフ
永坂 正和:公益財団法人豊田市文化振興財団 青少年部 部長
松岡 弘樹:丸亀市協働推進部まなび文化課市民会館開館準備室室長
西田 充晴:公益財団法人大垣市文化事業団総務事業課長
久保田 力:公益財団法人筑後市文化振興公社 サザンクス筑後 事務局長
長野 多恵:NPO法人森の劇場プロジェクト 代表
渡部 和哉:公益財団法人調布市文化・コミュニティ振興財団 文化・コミュニティ事業課 課長補佐 兼 共生社会担当副主幹

★あーとま塾コーディネーター
半田 将仁(可児市文化創造センター ala 創造事業課)
今尾 江美子(社会的事業コンサルタント/共創パートナー)

対象

文化芸術に関する活動に関わっている方。また、その活動の価値を引き出すことに意欲のある方。

定員

30名

日時

2026年2月18日(水)14:00-17:00
2026年2月19日(木)10:00-16:30

会場

可児市文化創造センターala 音楽ロフト

受講料

無料(要申込)

申込期間 2025年10月25日 〜 2026年1月30日
申込方法

こちらから申込み → https://sgfm.jp/f/artma10

特記事項

申込み、問い合わせ先

郵便番号

509-0203

住所

岐阜県可児市下恵土 3433-139

電話番号

TEL 0574-60-3311

担当者氏名

半田・松浦

開催地 中部地方(新潟・富山・石川・福井・山梨・長野・岐阜・静岡・愛知)
ホームページURL https://kpac.or.jp/join/artma2025_bosyuu/