一般社団法人 地域創造

アーカイブ箱 近畿

京都府京都市

京都・まちじゅうアートフェスティバル実行委員会(構成:京都市等)
「光冠(ころな)茶会」

  • URL
     https://corona-chakai.kyoto/
  • 事業概要
    席主 10 名による多彩な茶会をオンラインで配信します。参加者には事前に席主が選んだお茶やお菓子を詰め合わせた茶箱が届き、京都らしい特色ある会場からのライブ配信を視聴しながらお愉しみいただきます。各茶会をプロデュースする席主は、英ゆう(美術家)、中村壱太郎(歌舞伎俳優)、神里雄大(劇作家・演出家)、康本雅子(ダンサー・振付家)、吉田裕子(料理人)、ヤノベケンジ(現代美術家)、⻄條茜(陶芸家・美術家)、宮永愛子(現代美術家)、岡田暁生(音楽学者)、⿊嵜想(批評家)の10名。
  • 事業についてシェアしたいこと
     通常「茶会」と聞いて想像するものとは異なる内容で驚かれる方も多いかもしれません。例えば、ダンサーで振付家の康本雅子さんは「How to 溶けるレロ」と題して、鴨川湯という古くからある銭湯を会場に、新作ダンスパフォーマンスの披露と身体をほぐすワークショップを実施します。参加者のみなさんには、事前に黒糖葛湯とバスソルト等をお送りし、配信をご覧いただきながら、一緒に葛湯を飲んだり、終わった後にバスソルトを入れたお風呂でゆったり思い出していただいたりということを考えています。衣装や照明も、この茶会のためだけのもので、それぞれのおもてなしを考えて実践しようとしています。ひと席ごとに、めちゃくちゃに面白いエピソードがあるのでお伝えできないのが残念なぐらい・・・・
     「茶会」は、総合的に芸術を体験できる場であり、京都らしく現代的な手法で日常における豊かな芸術体験を世界中の人と共有する場であると考えました。分断が進む社会の中で、人と時間や空間を共有し体験するという機会は、茶会の「一座建立」「一期一会」といった概念とともに、今、京都から世界に向けて発信するメッセージとして意味のあるものと考えます。またこの機会を通して、京都のアーティストやその作品、⽂化を広くアピールしたいと思います。

京都芸術センター
「おうちでアート」

  • URL
     https://www.kac.or.jp/28151/
  • 事業概要

    2020年春より始動した「おうちでアート」。こどもたちにおうちでアートを楽しんでもらえることを企図している。アーティスト・技術スタッフへのインタビュー動画、アーティストによるおうちでも楽しめるアートの実演動画を視聴できる。

    実施日・配信期間:2020年3月-2021年3月

    動画数:倉田翠(ダンサー・振付家)、石上真由子(ヴァイオリニスト)らのインタビュー動画29本、市川まや(振付家・ダンサー)、福永祐美(音楽家・ピアニスト)ら出演による実演動画11本

  • 事業についてシェアしたいこと
     こどもたちむけの配信動画とは何か?暗中模索の状態が続いた。「おうちでアート」の映像配信コンテンツは配信動画という形式となり、観客の反応が直接見えない中で、こどもをはじめ、市民とどのように関わりをつくるのかそれがネックとなり、こども・保護者からの投稿映像、京都新聞のこどもむけ新聞「ジュニアタイムズ」に掲載されているこどもたちの俳句を使い、直接的ではないがこどもたちとの関わりをつくるように努めた。地域において、こどもむけ施設へのアウトリーチを映像配信と並行できればベストであったかもしれない。

大阪府大東市

大東市立総合文化センター 文化ホール「サーティホール」
「ダイトウアーティスト展Vol.5<再チャレンジ!>『ダレデモ動画deワークショップ』」

  • URL
    https://www.youtube.com/channel/UCp3y2-EWb2esvnWtTQYKjiw
  • 事業概要
    事業内容:市民公募展の一部として展開する予定だった親子向けワークショップについて、自宅でもできるようにオンライン上で動画を公開。展示会場にはワークショップで使用した画材や拾ってきた葉っぱなど撮影時の様子を再現したコーナーを設置し、展示とオンラインワークショップが結びつくよう工夫しました。
    配信開始日:令和3年1月20日
    プレゼンター:日本人物画協会・古城まどか氏(大東市在住)
  • 事業についてシェアしたいこと
     コロナ対策として、計画していたワークショップや交流会、出展者の会場滞在を取りやめざるを得ませんでしたが、来場者や出展者の中には、地域で活動するプレゼンターと会ってみたいという方がおられたのでオンライン動画をご紹介し、つながりのきっかけにすることができました。ピンチはチャンスで新たな取り組みをするきっかけになりましたが、展示は、作品の展示・鑑賞以外にも出展者・来場者の交流を通して創作意欲を刺激し文化活動への理解を深めるといった文化振興の機会にもできるものですので、少しでも早くリアルで集まれる状況になればと思います。

大東市立総合文化センター 文化ホール「サーティホール」
「地域の文化活動紹介事業」

  • URL
    https://www.youtube.com/channel/UCp3y2-EWb2esvnWtTQYKjiw
  • 事業概要
    事業内容 :活動自粛が続く地域の文化活動団体を紹介することで、活動維持・活性化を支援。
    配信開始日:令和2年12月18日
    協力者 :混声合唱YOU CAN DO!(地域の文化活動団体)
  • 事業についてシェアしたいこと
     「歌」のジャンルの活動は自粛の傾向が強く、団体メンバーのつながり維持そのものが難しくなっているという状況を知りましたので、活動の維持に貢献できればと考え、地域の団体にお声がけし撮影しました。皆さん久しぶりに歌われたとこのことで、とても楽しそうに前向きに協力してくださったのが印象的でした。あらためて文化芸術の持つ力を感じる機会になりました。

大東市立総合文化センター 文化ホール「サーティホール」
「<特別企画!>サーティホール動画配信〜バックステージツアー「照明編」「舞台編」「施設編」「音響編」」

  • URL

    https://www.youtube.com/channel/UCp3y2-EWb2esvnWtTQYKjiw

  • 事業概要

    事業内容 :施設の下見の代わりとして、また舞台技術者の業務内容が概観できる動画を制作しオンライン上で公開。
    配信開始日:「照明編」令和2年6月25日
          「舞台編」令和2年8月20日
          「施設編」令和2年10月29日
          「音響編」令和2年12月18日
    協力者  :混声合唱YOU CAN DO!(地域の文化活動団体)
          株式会社アステム

  • 事業についてシェアしたいこと
     春の緊急事態宣言の混乱の中、文化施設として何ができるか何をすべきか手探りの中で取り組み始めました。外出自粛のため実際に施設に来ていただくことが難しくなってしまったので、施設への親しみやつながり、利用再開へ結びつくように大東市のマスコットキャラクターを取り入れ、スピード感をもって公開開始しました。

大阪府吹田市

都市魅力部 文化スポーツ推進室
「令和2年度吹田市民劇場『吹田のアーティスト応援ページ80』」

  • URL
    http://www.maytheater.jp/artist80/index.html
  • 事業概要(事業内容)
    新型コロナウイルス感染症の影響で、活動の場が狭められている吹田のアーティストに対する応援や、動画を鑑賞いただいた方に対し、舞台公演の再開時に文化会館での事業を楽しみにいただくことを目的とし、市と(公財)吹田市文化振興事業団の共催事業にて実施。1分間の動画投稿を呼びかけ、投稿者には奨励金として5万円を支給。
    (実施日)
    投稿受付日:令和2年6月1日(月)
    動画公開日:令和2年6月22日(月)~
    (投稿アーティスト)
    受付件数:74件
    音楽:53件、伝統芸能:7件、演劇:6件、美術:4件、舞踊:3件、大道芸:1件
  • 事業についてシェアしたいこと
     新型コロナウイルス感染症の影響を受けながらも、活動を継続するアーティストの皆様を応援するため、吹田ゆかりのアーティストを紹介する「吹田のアーティスト応援ページ80」を開設しました。
    多数のご応募をいただき、アーティストの皆様には、自宅でも楽しめるような多彩な動画を制作していただきました。ぜひご覧ください。

大阪府門真市

門真市民文化会館 ルミエールホール
「かどま折り鶴12万羽プロジェクト」

  • URL
    https://www.facebook.com/orizuru120k
  • 事業概要(事業内容)

    みんなのおもいをつなぐ
    おうちde折り鶴、つないdeアート
    「かどま折り鶴12万羽プロジェクト」
    さまざまな状況にある中で、ひとりひとりが今できることに取り組みます。自粛生活でも地域でつながり、皆の心をひとつにして乗り越え、明るい未来に羽ばたきましょう~
    お手持ちの色紙、包装紙、チラシ、新聞紙なんでも使って、折り鶴を折っていただき回収箱に入れて集めました。
    集めた折り鶴でアート作品を完成させます!!
    活動内容の告知や、完成した折り鶴アートの動画を作成し、発信することで多くの方に活動を知っていただく事が出来ました。
     

    共催:門真市社会福祉協議会
       リサイクル工房布くらふと
       ゆめ伴プロジェクトin門真実行委員会

  • 事業についてシェアしたいこと
     新型コロナウイルスにより緊急事態宣言が出されている間の取り組みでした。
     外出自粛の中、市民一人ひとりが孤立せず、想いでつながり一つのアートを完成させることができました。
     苦労した点は、外出自粛中であったため、一人でも多くの方にこの活動を知っていただくための広報活動を行いました。また、自宅で折った折り鶴の回収方法の工夫や展示作業にも、短時間で人が集中しないように、配慮が必要でした。
     しかし、市民皆さんに支えていただき、地域で活躍する団体や企業にもご協力いただく事で一体となり、取り組むことができました。