一般社団法人 地域創造

第18号 よみがえる廃校(2005年度10月発行)

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特集 合併のまちをゆく

空間のエスプリ

体験レッスン

座談会

SCOPE

海外STUDY

イラストSCOPE

資料編/BOOK

特 集

兵庫県篠山市/篠山チルドレンズミュージアム

文:山下里加

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© 撮影:杉全泰

 資材の乏しい時世に村民達の多大な尽力によってつくられた校舎は、子どもたちの学舎として、また地域のコミュニティの場として機能してきた。
  だが近年の人口減少により、97年に廃校が決定。3年余りの準備期間を経て、「子どもたちの夢のとりで」をキャッチコピーに掲げたミュージアムとして再生したのだ。(抜粋)

北海道札幌市/あけぼの開明舎

文:神山典士

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© 撮影:大河内禎

 札幌市中央区に2004年11月に生まれた「あけぼの開明舎」。地域住民が運営する廃校を活用したこのコミュニティ・スペースは、数々の問題を抱えながらも、一歩一歩着実な歩みを見せている。元は子どもたちのものだった建物も、より広範な市民が集う場所として、新しい使命を育んでいる印象だ。(抜粋)

大阪府大阪市/精華小劇場

文:田中健夫

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© 撮影:大河内禎

 そんな小学校の体育館が、2004年10月、劇場に生まれ変わった。体育館といっても、講堂などが入った4階建ての別棟1階部分。天井までの高さは4..3m、面積も440平方メートルほど。(抜粋)

東京都新宿区/芸能花伝舎

文: 田中健夫

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© 撮影:大河内禎

 会場となったのは、東京・新宿副都心にほど近い「芸能花伝舎」。少子化による学校再編で廃校となった元・新宿区立淀橋第三小学校を芸団協が借り受けて運営する芸能文化拠点である。(抜粋)

空間のエスプリ

ウェールズ地方の文化拠点 ウェールズ・ミレニアム・センター

文:菅伸子

 今後英国からの政治的・経済的独立を目指す上で、果たして同センターがウェールズ人の文化的支柱の役割を果たすことが出来るか、採算を合わせられるかが、大いに注目されている。(抜粋)

体験レッスン

吹田メイシアターの運営を学ぶ

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© 撮影:大河内禎

 1985年のオープン以来、多角的で自由な発想の経営を続けている吹田メイシアター。特色ある自主事業、関連グッズ販売や友の会会員を対象にした企画、財源確保と経費節減のノウハウなど、“吹田方式”ともいうべき運営について紹介します。(抜粋)

座談会

ホールが子どもたちとできること ジュニアオーケストラの試み

 公立ホールが中心となってジュニアオーケストラを設立する試みが広がっています。2003年には全国公立ジュニアオーケストラ連絡協議会が結成され、また、この8月には新日本フィルハーモニーのフランチャイズしている「すみだトリフォニーホール」がジュニアオーケストラの設立を発表しました。今回は老舗からニューフェイスまで4館の担当者を迎えて、それぞれの事業について語り合っていただきました。(抜粋)

SCOPE

兵庫県淡路島全域 「淡路島アートフェスティバル2005」

文:山下里加

 取材を進めるうちにわかってきたのは、淡路島アートフェスティバルそのものは昨年の12月から始まったプロジェクトであるが、その中身は、もともと淡路島で育まれていたさまざまなアート活動が屋台骨になっているということ。(抜粋)

福島県喜多方市 喜多方発21世紀シアター

文:神山典士

 会津地方で行なわれるそのイベントには、全国から舞台アーティストたちがこぞって集まって来る。劇団、人形劇、ジャグラー、ピアニスト、バンド等々。そこには150人を超えるボランティアが活躍していて、主に東北や関東各地から鑑賞団体のスタッフや一般ファンが集まってくる。(抜粋)

長野県松本市 まつもと市民芸術館 青少年のためのオペラ『フィガロの結婚』

文:神山典士

それは串田が熱望してやまない「松本作松本発」の創作の試みでもあり、小澤が何度も語っている「オールジャパン・スタッフ」によるオペラ製作のきっかけでもあった。史上初のオペラ+演劇作品『フィガロの結婚』は、こうして生まれた。(抜粋)

海外STUDY

韓国の劇場事情最前線

文:木村典子

 2000年以降、韓国の劇場事情は、社会状況と文化環境の変化を受けて大きな変革期を迎えている。商業劇場の台頭や地方の公立劇場建設ラッシュによる劇場の多様化に加え、舞台芸術の発信地としての役割を果たしてきた劇場街・大学路(テハンノ)の危機、また舞台芸術を支えている助成金システムの見直しなど、こうした韓国の舞台芸術を巡る環境変化の最前線を紹介しよう。(抜粋)

イラストSCOPE

知立市文化会館の「文楽人形創作オペレッタ」

文:奈良部和美

 伝統芸能の新作はさまざまに試みられているが、レパートリーになるような成功例は少ない。まして地元の民俗芸能を取り込み、見応えある作品をつくるのは至難の業だ。(抜粋)

第18号 よみがえる廃校(2005年度10月発行)