第12号 市民ミュージカル(2001年度3月発行)
特集 市民ミュージカル
空間のエスプリ
体験レッスン
座談会
SCOPE
イラストSCOPE
海外STUDY
資料編/BOOK
特 集
北海道浦河町/浦河町総合文化会館
札幌から車で約3時間、えりも岬の手前に位置する浦河町で上演された浦河町グランドシアター音楽劇『心の記録~よみがえれ幻のレコード~』は、全国でも珍しい高齢者による住民参加型の音楽劇だ。63歳から83歳までのお年寄りが元気に舞台を務める。(抜粋)
新潟県新潟市/新潟市民芸術文化会館
コミカルな前半部からシュールな結末に収斂する野田の人気作品が、ミュージカルで生まれ変わる。しかも市民中心の劇団で。(抜粋)
長野県駒ヶ根市/駒ヶ根市文化会館
もともと駒ヶ根は音楽の盛んな町である。多くの合唱団があり、市民オペラもつくられてきた。駒ヶ根市文化会館も音楽を主目的として建てられている。対して演劇は、というと、市内にアマチュア劇団が全くないという状態だった。(抜粋)
秋田県横手市/横手市民会館
約9カ月ものその長い取り組みを子細に見ていくと、横手の演劇活動の歴史、日本を取り巻く演劇状況、地方と都市の関係性等が如実に現れて面白い。(抜粋)
青森県十和田市/十和田市民文化センター
父の生涯を基に生まれ故郷の人々がつくりあげた舞台。その開幕を前に、“天才少女歌手”と評され、“永遠の歌姫”と呼ばれ、一世を風靡した大歌手は緊張感を隠そうとしなかった。(抜粋)
空間のエスプリ
ニューヨーク舞台芸術図書館
文:塩谷陽子
しかし舞台芸術全般を網羅し、しかも各ジャンルを相互に関係づけながら管理している施設ということになれば、我々は間違いなく世界最大の規模です(抜粋)
体験レッスン
NPOによるホール運営を学ぶ
文化サービスを行う団体としてNPOが注目を集めています。 今回はNPOによるホール運営を行っている東京・晴海の「第一生命ホール」を訪ね、その狙いや実際の運営ポイントなどを学びます。(抜粋)
座談会
市民とのパートナーシップを考える
公立ホールの運営に市民が参加したり、市民参加型の事業が実施されるなど、各地で公立ホールと市民との連携が模索されています。今回は、市民とのパートナーシップにより実績を上げている公立ホール等の方にお集まりいただき、その取り組みや課題について話し合っていただきました。
SCOPE
北海道釧路市 浪花町十六番倉庫
レンガの外壁と三角屋根。外見は港町の倉庫そのものだが、扉の向こうには異空間が広がる。(抜粋)
東京都「芸術家と子どもたち」
小学校へプロの芸術家を派遣し、一般的に学校教師が苦手とする、子どもたちとの双方向型、参加体験型の授業を、総合的なテーマへ関連づけやすい芸術(音楽、美術、身体表現、マルチメディアなど)を題材に、芸術家が、その技能と、子どもたちの個性や表現力を引き出す力を持って、実践する(抜粋)
青森市 国際芸術センター青森
もしこの芸術センターが「美術館」だったら市民から不満の声があがったかもしれないが、ここはアーティストが滞在し制作するための「アーティスト・イン・レジデンス」。思索にふけったり創作に没頭するには、またとない環境と言えるだろう。(抜粋)
イラストSCOPE
伝統的な地芝居を育て継承する試み生糸の町に息づく小鹿野歌舞伎
文:奈良部和美/イラスト:かとうくみこ
現代は民俗芸能を受け継ぐには多難な時代だ。若者が都会に流れ、後継者難に歯止めがかからない。少子化や娯楽の多様化、信仰心の希薄化が追い打ちをかける(抜粋)
海外STUDY
地方にルネッサンスを─英国の地方美術館・博物館
文:菅 伸子
ミレニアム・プロジェクトでロンドンの美術館や博物館がより高い基準を設置したため、地方の美術館・博物館を訪れる人々の目は肥え、高いレベルが要求されるようになった。(抜粋)
第12号 市民ミュージカル(2001年度3月発行)
出版物・報告書