一般社団法人 地域創造

第14号 アウトリーチ(2002年度3月発行)

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特集 アウトリーチ

空間のエスプリ

体験レッスン

座談会

SCOPE

イラストSCOPE

海外STUDY

資料編/BOOK

特 集

長崎県長崎市/ながさきアウトリーチフェスティバル

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撮影:杉全泰

 商店街の一角、空き店舗を利用したフリースペース「かっちぇる城栄」で、ある演奏会が開かれた。
 小さなスペースの奥にグランドピアノが運び込まれ、急ごしらえの客席を、買い物途中の親子連れ、赤ちゃんを連れたお母さん、近所の商店主などが続々と埋めていく。(抜粋)

兵庫県和田山町・生野町/TAJIMAクラシックパーク

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撮影:大河内禎

 手を伸ばせば触れられる距離に本物の演奏家がいる。しかも1曲ごとに解説も加えてくれる。演奏家も自分も普段着。場所も慣れ親しんだ近所の家。コンサートホールでの演奏会とは全く違ったリラックスした雰囲気の中で、子どもたちは身じろぎもせず、その耳は音を追い、目は鍵盤上の手の動きを見つめている。(抜粋)

大分県湯布院町/ゆふいんアート委員会

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写真提供・ゆふいんアート委員会

 高い入場料を取る美術館がいくらあっても町民は観に行かない。ならば町民がアートにふれあうワークショップを開こう。その成果を商店街や街中の旅館等で展示していこう。(抜粋)

北海道音更町/音更Ca-CCo

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撮影:大河内禎

 町民創作劇公演とアウトリーチを柱とした「演劇によるコミュニティーづくり」が見せる次の100年。(抜粋)

市民・地域との新たな回路づくりから 芸術派中核とした社会サービスへ

 アウトリーチ活動の位置づけ、具体的な事業の内容や類型、そして、アウトリーチ活動の効果や意義などについて、考えてみたい。(抜粋)

空間のエスプリ

現代芸術によるゲーツヘッドの勇気ある復興計画

文:菅伸子

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撮影:菅伸子

 5年前まで知られていなかった英国北東部の町、ゲーツヘッド。町を一躍有名にしたのは、アンソニー・ゴームリーの彫刻「エンジェル・オブ・ザ・ノース」である。町による復興計画への決意と勇気が成功を導いた例を紹介。

体験レッスン

長浜のまちづくりに学ぶ

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撮影:大河内禎

 空洞化が進んでいた中心市街地が、今では年間200万人もの人が訪れる観光スポットになっています。その15年の取り組みを振り返りながら、「町衆」と行政の協働によるタウンマネジメントについて学び、ホール運営の参考になるヒントを探ります。(抜粋)

座談会

芸術文化によるまちの賑わいづくりを考える

 空き店舗をイベントスペースとして再利用したり、広場で大道芸を行うなど、芸術文化活動をまちの賑わいや潤いづくりに役立てる試みが行われています。仙台市、金沢市、東京都の取り組みについて紹介するとともに、考え方や課題などを話し合っていただきました。(抜粋)

SCOPE

大阪市 新世界アーツパーク事業

  新世界アーツパーク事業は、そのテナントスペースの家賃と光熱費を市が負担し、NPOが固有のスペースを独立採算で整備・運営することで、新しい感性に溢れた芸術作品を制作し、発信していこうというプロジェクトである。(抜粋)

宮城県七ヶ浜町 七ヶ浜国際村10周年記念事業

  ゴールデンウィークに2万人近くを集客するインターナショナル・ウィークやパーカッショニストの越智義朗を指導者に招いた子どもパーカッション・アンサンブルの育成など、センスのいい運営で知られている。   国際村10年の歩みと付属ミュージカル劇団の新たなチャレンジを取材した。(抜粋)

茨城県美野里町 「四季文化館(みの~れ)」開館事業

 「美野里はハードとソフトの双子を一度に産んだんです。そのことで初めて見えてきたものがあると思います」(抜粋)

大阪市 大阪市立高津小学校 学習発表会 文楽公演

 子どもたちが遣う人形は、頭と手と足がチグハグ。三味線は、途中からどんどんリズムがずれていく。物語をリードする大夫も自信なさげで、後半に入ると声が小さくなっていく。大丈夫かな。(抜粋)

イラストSCOPE

72年周期の祭り「金砂磯出大祭礼大田楽」

文:奈良部和美/イラスト:かとうくみこ

 金砂郷町にある西金砂神社と水府村にある東金砂神社から神がアワビの舟に乗って現れたという日立市の水木浜まで、それぞれのご神体を神輿に載せて数百人の大行列が練り歩く。(抜粋)

海外STUDY

Museum Loan Networkのシステム

文:塩谷陽子

 「借りたい」という需要と、収蔵品の情報とを互いに流通させることによって、資源を最大限に活用にしよう、それによって全米各地の展覧会の質を向上させ、コミュニティーにおける美術館・博物館の存在意義を拡充しよう。それが、「ミュージアム・ローン・ネットワーク(MLN)」の使命である。(抜粋)

第14号 アウトリーチ(2002年度3月発行)