令和7年度からスタートした障がい者関連事業。この事業は、これまでにおんかつ、ダン活、邦楽事業を実施してきた団体が、蓄積したノウハウを活かし、特別支援学校や障害者施設等を対象にアウトリーチを実施するものです。2年目となる今年度は、5団体の事業担当者、アーティスト、コーディネーターが集まり、4月13日(月)、14日(火)の2日間にわたって全体研修会を開催しました。
初日は、「障がいのある人と“一緒に作る”について考える」をテーマに、コーディネーターの佐藤拓道さん(たんぽぽの家アートセンターHANA副施設長)によるレクチャーが行われ、HANAでの演劇プログラムをご紹介いただきました。メンバーの経験談を基にした作品創作などユニークな取り組みが共有され、困難に直面した際のアプローチや、現場で継続的にフィードバックを行うことの重要性についてお話しいただきました。
続いて、セレノグラフィカの隅地茉歩さんによるダンス・ワークショップを体験しました。リズムに合わせて歩いたり、肘や頭など身体の一部で壁を触ってみたり。参加者は思い思いに身体を動かし、表現することの楽しさを味わいました。最後は、車椅子ユーザーの方も一緒に楽しめるよう、座ったままできる隅地さんのワークを堪能しました。
ワークショップ後には、コーディネーターやアーティスト、実施団体によるディスカッションが行われました。この事業を通じて各地域で目指したいビジョンや昨年度の事例を共有しながら、今年度の事業に向けた課題について全体で話し合いました。一過性にとどまらない取り組みの重要性や、当事者との向き合い方についても議論が深められ、今後の事業の方向性を模索する時間となりました。
初日の後半からは、各地域の状況や課題を元に意見交換を行い、事業実施に向けた具体的な検討が進められました。2日目の最後には各グループが経過を発表し、参加者同士の情報共有と相互理解が深まり、今後の事業に向けた方向性の確認と土台づくりが進められました。
今後、各地域でどのような取り組みが展開され、担当者がどのようにその舵取りをしていくのか、その動向にぜひご注目ください。


上:佐藤拓道さんのレクチャー
下:隅地茉歩さんのワークショップ
