この事業は、都道府県等を中心に、県および市町村等の公共ホールが共同・連携して、クラシック音楽、現代ダンスまたは演劇の複数ジャンルのアーティストを市町村に派遣して複数ジャンルを取り入れた地域交流プログラムと作品を制作して公演を実施するものです。
令和5・6年度の実施団体となる和歌山県では、かつらぎ町、上富田町、串本町の3町が参加し事業を実施しています。アーティストは、ヴァイオリニストの北島佳奈さん（公共ホール音楽活性化支援事業登録アーティスト）、セレノグラフィカ（公共ホール現代ダンス活性化支援事業登録アーティスト）の隅地茉歩さんと阿比留修一さんで昨年度は参加3町の小学校で新プログラムでのアウトリーチを行いました。今年度は、10月から実施する各ホールでの公演に向け、4月からこれまで3回（計9日間）和歌山県民文化会館に集まって公演作品を制作しており、異なるジャンルの芸術が融合することで生まれる新しい発見を届けるため、参加町の担当者も一緒に話し合いながら作品をつくり上げています。
8月の作品制作では、本事業の広報を兼ねて、和歌山県民文化会館の小ホールにて和歌山アーティストバンク登録アーティストや文化団体、各市町村ホール関係者等に向けて、制作中の作品の一部を公開し、参加者は、音楽とダンスがコラボする様子を見て、公演への期待を膨らませました。
続いて行われたアーティスト、コーディネーター、担当者によるトークイベントでは、本事業へ向き合う気持ちなどを話してもらいました。
上富田町教育委員会の那須文彦さんからは、「以前、和歌山県で地域創造の他事業を実施した時に、参加団体間での関係性を構築することができたので、本事業をきっかけに、新たな関係がさらに構築できればと思っている」と本事業への抱負を語りました。
10月に最後の作品制作を行い、公演がスタートします。公演の様子は、改めてレター等でお知らせする予定です。
6月のクリエイションの様子
制作中作品の一部公開の様子（いずれも和歌山県民文化会館）
●令和5・6年度創造ネットワークモデル事業
◎実施団体
和歌山県
◎参加自治体
かつらぎ町、上富田町、串本町
◎アーティスト
•北島佳奈（ヴァイオリン）
•上野絵理子（ピアノ）
•セレノグラフィカ（振付家・ダンサー：隅地茉歩／ダンサー：阿比留修一）
◎コーディネーター
•岩崎正裕（劇作家・演出家・劇団太陽族代表）
•岩村原太（舞台照明家・美術家）
◎開催地（公演日／会場）
•10月13日／和歌山県民文化会館
•10月20日／串本町文化センター
•10月27日／かつらぎ総合文化会館
•11月10日／上富田文化会館
問い合わせ
芸術環境部 栗林・柴田
Tel. 03-5573-4055・4064