文化芸術を通じた地域づくりの事例を紹介する雑誌『地 域 創 造』第49号を発行しました。特集の1つ目は、部活動の地域移行など文化芸術を取り巻く環境が変わりつつある中、学校や家庭以外の場所で文化芸術を用いて教育活動を行う施設や取り組みを紹介します。特集の2つ目は、シアターデビューと題し、子どもたちが自分の目で見て体験することを通し て、劇場や舞台公演をより身近に、より日常に感じられる取り組みを紹介します。また、障がい者をめぐる文化芸術活動についての法や環境の整備が進み、公立ホールでインクルーシブシアターの取り組みを模索する動きが活発となる中で、早くからこうした取り組みを進めてきた国際障害者交流センターでの活動について現地で学ぶ体験レッスンも行いました。
◎特集1「アート×社会教育」
•神奈川県立青少年センター(神奈川県)
•サーラ音楽ホール/ NPO法人浜松生涯学習音楽協議会(浜松市)
•那覇市若狭公民館(沖縄県那覇市)
◎特集2「シアターデビュー」
•愛知県芸術劇場「ファミリー・プログラム」(愛知県)
•「キッズ・サーキット in 佐久2023」(長野県佐久市)
•新開地アートひろば(神戸市)
◎空間のエスプリ―国際的事例のビジュアルレポート
•アタカラリ・センター・フォー・ムーヴメント・アーツ (インド)
◎体験レッスン―公立文化施設職員・文化政策担当者へのノウハウ伝授
•ビッグ・アイにインクルーシブシアターの取り組みを学ぶ(大阪府堺市)
◎SCOPE―地域の注目事例レポート
•徳島県立近代美術館 ユニバーサルミュージアム事業(徳島県徳島市)
•堀川団地再生まちづくり(京都府)
•出雲芸術アカデミー/出雲フィルハーモニー交響楽団(島根県出雲市)
◎イラストSCOPE―伝統芸能・古典芸能・祭りなど伝承の取り組みのイラストレポート
•美濃歌舞伎博物館相生座(岐阜県瑞浪市)
◎座談会
•地域に根ざした邦楽事業を考える
◎海外STUDY
•コミュニティとともにあるアクセシビリティ―ニューヨークを中心としたアメリカのアクセシビリティの現場から―
◎BOOK
早稲田大学演劇博物館報告集「ポストコロナ時代の劇場─未来の劇場のために」「演劇と映像配信の未来を考える─英国ナショナル・シアターと松竹の事例から」
地域創造発行物のご案内
文化・芸術を通じた地域づくりの事例を紹介する雑誌『地域創造』のバックナンバーや、地域創造レターで長年にわたって連載してきた制作基礎知識シリーズを中心にまとめたハンドブック『公立ホール・劇場職員のための制作基礎知識 増補版 2021年』などは、地域創造のホームページから入手が可能です。
*入手方法はこちらからご確認ください。 https://www.jafra.or.jp/library/nyushu/application/