一般社団法人 地域創造

令和4年度「公共ホール現代ダンス活性化事業(ダン活)」がスタート

 地域交流プログラム(アウトリーチ、公募ワークショップ)を実施するAプログラム、市民参加作品を創作し上演するBプログラム、アーティストのレパートリー作品を上演するCプログラムを、年度ごとに選択して継続的に事業を実施する「ダン活」。今年度は11団体が参加し、4月から順次、各地で事業がスタートしています。

 宮古市(宮古市民文化会館)は、令和2年度から延期となったBプログラムを実施しました。次世代を担う層の新しいコミュニティの形成と会館が創作活動の中心の場所になることを目指し、宮古市と隣町の山田町で活動するダンスクラブと共に市民参加作品の創作に取り組みました。集まった小・中学生は初めてコンテンポラリーダンスにふれ、戸惑いも見られましたが、日常生活の何気ない動作がダンスへと変化していく「日常ダンス」などのワークを身体で体験し、自分なりに解釈している様子でした。また、アーティストが地域を訪れるなかで感じた未来への希望や願いを込めて『まほう』と題した作品を創作。市民が作曲したラストナンバーでは袖幕やスクリーンをすべて上げ、徐々に剝き出しになっていく機材や舞台によって現実味を帯びていくという大胆な舞台演出で、“まほう”にかけられているような感覚になりました。場所や市民の記憶が散りばめられ、会館とそこに集う市民の繋がりを感じられる作品となりました。
 同じくBプログラムの泉大津市(あすとホール)は、地域の歴史的背景を通してまちに愛着を感じてほしいという思いで、「泉大津の時の流れ」をテーマに和泉国の二ノ宮である泉穴師神社の成り立ちや歴史を宮司さんから聞いたり、「織物の街」を象徴する織物工場を見学するなど、アーティストの創作イメージを膨らませました。1回目のクリエーションでは、昨年のワークショップ(Aプログラム)に参加された方、舞踏に興味のある大学教授や役者、地元のダンス教室に通う大学生など8人が舞踏の基本的な動きを体験したほか、アーティストが熱い思いを語る一幕もあり、参加者は舞踏の世界に身を寄せ、10月の本番へ期待を高めていました。

p5.jpg
公演『まほう』の様子 Photo:井田裕基
(Bプログラム 宮古市民文化会館 アーティスト:北尾亘)

 

●令和4年度「公共ホール現代ダンス活性化事業」実施団体(アーティスト/日程)

 

◎Aプログラム
•鹿児島県与論町(長井江里奈/11月7日~10日)
•北海道大空町(中村蓉/12月14日~17日)
•愛知県西尾市(中村蓉/2023年1月18日~21日)
•広島県東広島市(マニシア/2023年1月25日~28日)


◎Bプログラム
•岩手県宮古市(北尾亘/4月22日~24日、5月31日~ 6月5日)
•沖縄県浦添市(マニシア/7月20日~24日、28日~31日) ※中止
•大阪府泉大津市(田村一行/7月28日~30日、9月27日~10月2日)
•愛知県小牧市(康本雅子/10月6日~ 9日、11月2日~ 6日)
•熊本県天草市(藤田善宏/11月18日~20日、2023年1月4日~ 9日)
•神奈川県茅ヶ崎市(北尾亘/2023年1月19日~22日、2月15日~19日)


◎Cプログラム
•堺市(康本雅子/2023年2月9日~12日)

 

公共ホール現代ダンス活性化事業に関する問い合わせ

芸術環境部 児島・石本
Tel. 03-5573-4077・4079

カテゴリー

ホーム出版物・調査報告書地域創造レター地域創造レターバックナンバー2022年度地域創造レター9月号-No.328令和4年度「公共ホール現代ダンス活性化事業(ダン活)」がスタート