宮城県利府町
利府町文化交流センター「リフノス」
〒981-0103 宮城郡利府町森郷字新椎の木前31-1
Tel. 022-353-6114
https://rifunosu.jp
◎2021年7月1日オープン
芸術・文化・生涯学習活動の拠点施設として開館した複合施設。施設名の「リフノス」は鳥の巣のように多くの人が集まり育つ場所にするとの願いが込められた。
コンサートや演劇、講演会など用途に合わせた利用が可能な移動観覧席431席の多目的ホールを有する文化会館と、蔵書数9万冊で、施設内に読み聞かせスペースを備える図書館、ドラムなどの楽器が常設されている防音のスタジオや研修室、クッキングスタジオなど計10室を備える公民館、カフェレストランで構成されている。
今後は文化芸術活動や生涯学習活動などを通じて、人との絆、地域との絆を強化するとともに、将来の環境変化に強い人材を育成し、豊かな町民の暮らしや町の活力を一層育んでいく。
[オープニング事業]開館式典&開館記念トークショー
[施設概要]文化会館(431席)、図書館、公民館(スタジオ、クッキングスタジオ、研修室ほか)
[設置者]利府町
[管理・運営者]利府みらいクリエイティブ
[設計者](株)佐藤総合計画東北オフィス
滋賀県大津市
滋賀県立美術館
〒520-2122 大津市瀬田南大萱町1740-1
Tel. 077-543-2111
https://www.shigamuseum.jp/
◎2021年6月27日リニューアルオープン
老朽化した美術館を改修し、館名から「近代」を外してオープン。「リビングルームのような美術館」を目指して、エントランスロビーおよびその周辺を美術館と来場者の出会いや交流の場となる「ウェルカムゾーン」と位置づけ、統一的なコンセプトでデザインされた空間として整備。キッズスペースや、ワークショップや打ち合わせなどに使用できるラボ、カフェスペースも新たに設けた。
リニューアルに際して、「創造(Creation)と問いかけ(Ask)」「地域(Local)と学び(Learning)」をミッションとして掲げた。2016年からアールブリュットを作品収集方針の柱に加え、障がいの有無やジェンダーを問わず創造の場を支えるとともに、滋賀県内の多様な魅力をリサーチして発信するなど、社会に開かれた柔軟な運営を展開する。
[オープニング事業]企画展「Soft Territory かかわりのあわい」ほか
[施設概要]展示室3室(合計1,765㎡)、ギャラリー(478㎡)、キッズスペース、ファミリールーム、ラボ、ショップ、カフェ
[設置者]滋賀県
[管理・運営者]滋賀県
[内装設計者]graf(ウェルカムゾーンのみ)
撮影:大竹央祐
大阪府箕面市
箕面市立文化芸能劇場
〒562-0035 箕面市船場東3-10-1
Tel. 072-726-3000
https://minoh-geino.jp/
◎2021年8月1日オープン
グリーンホール(市民会館)の老朽化により、北大阪急行線の延伸に伴い新設される箕面船場阪大前駅前に移転建て替えし、市の芸術文化活動を支える総合的な中核拠点施設として開館。施設の運営者をあらかじめ選定する、箕面市独自のPFI方式が採用された。
館内は、市民に芸術文化鑑賞の機会を提供する大ホールと、市民が生涯学習活動への参加の場として活用する小ホールで構成。外観および小ホール内の特徴的な網目のデザインは、箕面船場地域を象徴する「繊維」と、箕面の地名の由来である農具の「箕」をモチーフに、また大ホール内は箕面大滝をモチーフとしてデザインされている。
2023年度予定の箕面船場阪大前駅開業後は、「日本全国から人々が集う」劇場として地域交流の活性化に繋げていくことで、まちの賑わい創出を目指す。
[オープニング事業]オープニングイベントin文化芸能劇場
[施設概要]大ホール(1,401席)、小ホール(300席)、リハーサル室(218.08㎡)、楽屋・スタッフルーム(12室)
[設置者]箕面市
[管理・運営者]PFI箕面船場まちづくり株式会社
[設計者]大林組・久米設計