宮城県石巻市
マルホンまきあーとテラス（石巻市複合文化施設）
〒986-0032 石巻市開成1-8
Tel. 0225-98-5630
https://makiart.jp/
◎2021年4月1日オープン
東日本大震災で被害を受けた市民会館および文化センターに代わり、文化ホール機能を有する芸術文化センター、博物館機能を有する石巻市博物館から成る複合文化施設として開館。
形の異なるでこぼこの屋根が連続する特徴的な5つの三角屋根は、旧北上川に沿って建物が立ち並んだ昭和初期の市内の風景をイメージしたもの。
芸術文化センターはコンサートや演劇などの舞台芸術に加え、講演会や式典などにも対応する多機能型の大ホールと平土間式の小ホールのほか、各種研修室や市民ギャラリーなどを完備。郷土の歴史を紹介する博物館は、常設・企画展示室に加え、設定湿度別に3つの収蔵庫、学芸室で構成される。
震災から10年が経ち、文化・芸術の拠点施設としてさまざまな年代の交流を育み、「心の復興」を推進していく。
［オープニング事業］宮川彬良×ぱんだウインドオーケストラ
［施設概要］芸術文化センター：大ホール（1,254席）、小ホール（300席）、研修室、活動室ほか／博物館：常設展示室（832㎡）、企画展示室（377㎡）ほか
［設置・管理者］石巻市
［運営者］公益財団法人石巻市芸術文化振興財団
［設計者］藤本壮介建築設計事務所
秋田県秋田市
秋田市文化創造館
〒010-0875 秋田市千秋明徳町3-16
Tel. 018-893-5656
https://akitacc.jp/
◎2021年3月21日オープン
旧秋田県立美術館の建物を改修し、新たな文化施設としてオープン。多目的に使用できるコミュニティスペースや、展覧会やイベント、創造活動に利用できるスタジオなどを備える。
文化・芸術によるまちおこしを目的とした秋田市の「文化創造活動」の拠点として、「すべての人に開かれた環境をつくる」「創造力を養う出会いの機会をつくる」「創造力を秋田のまちにひろげる」などのコンセプトを掲げており、館を拠点に市内でユニークな活動を行う団体をサポートする「秋田市文化創造館パートナー事業」、館の内外をフィールドにクリエイターと共に実験的な活動をする「SPACE LABO」、館内で思いついたアイデアを語る「カルチャカイ」など、多彩なプログラムを展開する。
［オープニング事業］「秋田市文化創造館のはじまる日。」
［施設概要］コミュニティスペース（貸出面積約228㎡）、デッキ（全面約251㎡）、スタジオ4室（計約1,177㎡）、屋外広場（全面約1,335㎡）
［設置者］秋田市
［管理・運営者］NPO法人アーツセンターあきた
［改修設計者］（株）コスモス設計
福岡県柳川市
柳川市民文化会館（水都やながわ）
〒832-0058 柳川市上宮永町43-1
https://suito-yanagawa.jp/
◎2020年12月20日オープン
県内有数の観光地であり、国名勝「水郷柳河」に指定された掘割に面する水辺空間沿いの施設であることから、愛称として「水都やながわ」が選ばれた。「つくる：あらたな柳川の地域文化を創造し発信する」「そだてる：時代の文化を担う人材・団体をそだてる」「ふれる：文化芸術にふれ、豊かな創造性を育む」という3つの基本理念を掲げている。
ガラスが多用された開放的な建物は、掘割から遊歩道や広場、ロビー、ホールと連続して繋がる親水性の高い空間となっている。柳川出身の詩人・北原白秋の名を冠した大ホールは優れた音響効果を有し、本格的なコンサートの開催が可能。ほかにも多目的なイベントホールやギャラリー、レッスンルーム、スタジオなどを備える。
掘割に面する水辺空間沿いの施設という全国的に珍しい立地条件をフル活用し、水と文化芸術が融合した柳川市ならではの事業を発信することで、多様な交流や新たな賑わいを生む交流拠点を目指す。
［施設概要］白秋ホール（803席）、イベントホール（32.4㎡）、ギャラリー（60㎡）、研修室・会議室（6室）、レッスンルーム2室、スタジオほか
［設置・管理・運営者］柳川市
［設計者］（株）日本設計
