文化・芸術を通じた地域づくりの事例を紹介する雑誌『地域創造』第47号を2021年12月17日に発行しました。今回の特集は、新型コロナウイルス感染症により公立文化施設などで移動型・集客型の事業が大きな影響を受けるなか、今後を見据え、集客型とは異なる取り組みとしてアーティストと地域をつなぐレジデンスを再考します。また、老若男女、障がいの有無を問わず参画できる文化・芸術の取り組みを例に、地域の人が“よりよく生きる”ためのさまざまな可能性を探ります。座談会では、地域のアーティストとのつながりを育み、地産地消による取り組みにつながるアーティストバンクや、改めて注目される美術館のコレクションについて取り上げるなど、多彩な事例をご紹介します。
◎特集1「コロナの視座① レジデンス再考」
•透明体育館きらきら/国際こども・せいねん劇場みやざき(宮崎県宮崎市)
•NAGANO ORGANIC AIR(長野県)
①新野だら実行委員会(阿南町)
②犀の角/のきした(上田市)
③木曽ペインティングス(木祖村)
◎特集2「コロナの視座② well-being(よりよく生きる)」
•島根県民会館「インクルーシブシアター・プロジェクト」(島根県松江市)
•須賀川市民交流センターtette(福島県須賀川市)
•NPO法人スウィング(京都市)
◎空間のエスプリ―国際的事例のビジュアルレポート
•最新デジタル技術で文化財の可能性を広げる「東京藝術大学スーパークローン文化財」
◎体験レッスン―公立文化施設職員・文化政策担当者へのノウハウ伝授
•新しい映画体験“爆音上映”を学ぶ(札幌市)
◎SCOPE―地域の注目事例レポート
•Reborn-Art Festival 2021-22(宮城県石巻市ほか)
•みまた演劇フェスティバル「まちドラ!」(宮崎県三股町)
◎座談会
•コロナの視座③ 地元の実演家とつながる
•コロナの視座④ 美術館のコレクションから考える
◎イラストSCOPE―伝統芸能・古典芸能・祭りなど伝承の取り組みのイラストレポート
•八戸三社大祭(青森県八戸市)
◎海外STUDY
•アーティスト・コレクティヴが育つ文化と地域性―インドネシアの事例
◎BOOK
『飛び出す! 公務員─時代を切り拓く98人の実践』
雑誌『地域創造』に関する問い合わせ
芸術環境部 梅村
Tel. 03-5573-4066