新型コロナウイルス感染症の影響により、各地で広がるオンラインを活用した取り組みをご紹介します。
※実施施設の北から順に掲載。
新型コロナウイルス感染症の影響により、イベントが中止となる場合や、開催内容・日程等が一部変更となる場合がございます。最新の情報は主催者の発表情報をご確認ください。
札幌市
Kitaraあ・ら・かると アダムさんのオルガンコンサート
ゴールデンウィークの音楽祭である「Kitaraあ・ら・かると」の一環として開催される予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から内容を変更し、アダム・タバイディ(Kitara専属オルガニスト)による無観客コンサートをインターネット上で配信する。オルガンや作品についてのお話付きで、日本の歌に基づく即興演奏等、子どもから楽しめる作品を演奏する。
[公開期間]5月5日~
[URL]https://www.kitara-sapporo.or.jp/news/whatsnew.php?num=417
[問い合わせ]札幌コンサートホール Kitara Tel. 011-520-2000
東京都目黒区
「日本初期写真史 関東編」
「写真とファッション」
東京都写真美術館は3月3日に開始予定だった2つの展覧会の展示風景動画をホームページで配信中。幕末明治期の関東地方における写真文化を紐解く「日本初期写真史 関東編」では、学芸員による展示解説動画を7本公開。1990年代以降の写真とファッションの関係性を探る「写真とファッション」では、展示風景を紹介している。
[公開期間]3月11日~
[URL]https://topmuseum.jp/
[問い合わせ]東京都写真美術館 Tel. 03-3280-0099
横浜市
オンラインで楽しむ横浜美術館
臨時休館中でもオンラインでアートにふれることができるさまざまなコンテンツをウェブサイトで公開中。企画展「澄川喜一 そりとむくり」、New Artist Picks「柵瀨茉莉子展|いのちを縫う」、横浜美術館コレクション展やコレクション作品、過去の展覧会などに関するアーティストへのインタビューや展示風景など、写真やテキスト、動画や音声などで楽しむことができる。
[URL]https://yokohama.art.museum/news/news/data-20200331-1095.html
[問い合わせ]横浜美術館 Tel. 045-221-0300
川崎市
観客のいない音楽会「東京交響楽団 Live from Muza!」
ミューザ川崎シンフォニーホールでは中止となった主催公演の無観客コンサートを、(株)ドワンゴの協力を得てニコニコ生放送で無料生配信を実施(3月8日、14日)。通常の鑑賞に近い観客席の固定アングルによる映像も用意されたほか、同館の公式ブログでは聴きどころを細かく紹介した曲目解説を公開した。長期化も予想される状況に鑑み、今後もこうした取り組みによる鑑賞機会の提供を検討している。
[URL]https://www.kawasaki-symhall.jp/blog/
[問い合わせ]ミューザ川崎シンフォニーホール Tel. 044-520-0100
新潟市
2019年5月開催「5台ピアノの世界」動画配信
2019年5月12日に開催されたりゅーとぴあ室内楽シリーズNo.34「5台ピアノの世界」から、シャブリエ作曲、狂詩曲『スペイン』の映像をYouTubeにて公開。満席の聴衆の熱気の中で演奏された、白石光隆、田村緑、中川賢一、デュエットゥ かなえ&ゆかりの5名10手による、圧倒的で濃密な世界を楽しむことができる。
[公開期間]3月11日~
[URL]https://www.ryutopia.or.jp/information/news/15457/
[問い合わせ]りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 Tel. 025-224-7000
長野県茅野市
茅野市民館「よりあい劇場」
2020→2021 アイデア発表
建設当初から市民参画によりつくられた茅野市民館では、毎年事業提案の公募を行ってきた。「よりあい劇場」は、公募により集まったアイデアや表現活動を発表・共有する場として実施され、5回目の今回は33の個人・団体から64件の提案が寄せられた。今回は直接集まる形での発表は取りやめ、インターネット上で寄せられた内容を公開・共有する発表に切り替えて行う。
[URL]http://www.chinoshiminkan.jp/info/ 2021yoriai.html
[問い合わせ]茅野市民館 Tel. 0266-82-8222
岐阜県岐阜市
森下真樹+岐阜県美術館「ベートーヴェン 交響曲第5番『運命』を贈る」
5回目の「アートまるケット」では、岐阜県内で行われているアーティスト・イン・レジデンスに焦点を当てたレビュー展を開催。関連企画として予定していた森下真樹の舞台作品の上演中止を受け、岐阜での滞在制作により映像作品として再制作したものを配信する。可児市文化創造センターで市民ダンサーと共に制作した『運命』が、ソロダンス作品となって凱旋し、同館のあらゆる場所で繰り広げられる。
[公開期間]3月20日~6月14日
[URL]https://kenbi.pref.gifu.lg.jp/events/maruke_re_unmei/
[問い合わせ]岐阜県美術館 Tel. 058-271-1313
静岡市
くものうえ⇅せかい演劇祭2020
開催中止となった「ふじのくに⇄せかい演劇祭2020」に代わり実施される企画。公式プログラム「くものうえでも出会っちゃえ」では、作品を上演予定だった演出家と宮城聰(SPAC芸術総監督)がオンライン上で語り合う。さらにSPAC俳優が自ら考案・製作したプログラムも多数展開される。
[公開期間]4月3日~
[URL]https://spac.or.jp/festival_on_the_cloud2020
[問い合わせ]SPAC-静岡県舞台芸術センター Tel. 054-202-3399
京都市
おうちでアート
主に子どもたちに向けて、京都芸術センターと京都市が、関係アーティストと協働で実施。アーティスト本人が自身の仕事等について動画で解説する「アーティストに聞いてみたムービー」や、芸術に関するTwitter上の「よろず相談室」などがある。当初は春休み中の実施を予定していたが、今後も当面継続する。
[公開期間]3月7日~
[URL]https://www.kac.or.jp/28151/
[問い合わせ]京都芸術センター Tel. 075-213-1000
広島市
エア美術館
広島県立美術館では臨時休館期間中、公式Facebook、Twitterにて所蔵作品や開幕予定だった特別展の作品などを公開。ほとんど毎日更新され、1ツイートにつき1作品を、キャプションや学芸員の解説と共に鑑賞することができる。また、準備前の展示室の様子や庭園の風景なども時折上げられ、館自体の魅力も伝わる内容となっている。
[公開期間]3月12日~
[URL]https://twitter.com/H_pref
[問い合わせ]広島県立美術館 Tel. 082-221-6246