福島県須賀川市
須賀川市民交流センター tette
〒962-0845 須賀川市中町4-1
Tel. 0248-73-4407
https://s-tette.jp
◎2019年1月11日オープン
東日本大震災で甚大な被害を受けた中心市街地の再生と活性化を目指し、被害により取り壊しになった総合福祉センターに代わる施設を建設するにあたって、老朽化していた図書館と公民館の機能を導入し、複合施設として整備した。
創造的な復興を目指すためには新しい発想が必要だと考え、若手建築家と大手設計事務所の協働によるプロポーザル方式を採用。35回にわたる市民ワークショップを経て設計が行われた。須賀川市出身の特撮の神様・円谷英二を顕彰した「円谷英二ミュージアム」をはじめ、図書館や子育て支援施設、コミュニティFM等の多くの機能による複合施設であるが、機能性も重視しながら図書館機能と公民館機能を融合し、施設利用の目的を超えて人々が交流する場を生み出している。また市民協働による施設運営を目指して「tetteパートナーズクラブ」を組織。現在76人が登録し、事業のパートナーとして活動中。
[施設概要]たいまつホール(約200人)、でんぜんホール(約50人)、図書館、こどもセンター、円谷英二ミュージアムほか
[設置・管理・運営者]須賀川市
[設計者]石本建築事務所+畝森泰行建築設計事務所
東京都渋谷区
LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
〒150-0042 渋谷区宇田川町1-1
Tel. 03-5457-3304
https://linecubeshibuya.com/
◎2019年10月13日オープン
老朽化のため2015年に閉館・解体された渋谷公会堂がリニューアルオープン。旧渋谷区役所庁舎もある敷地の一部に定期借地権を設定することで、区の建設費負担をゼロとする方式を採用して一帯を整備。新公会堂では、エントランス前にピロティをつくり、ホワイエを公園通り側に配置することで、混雑緩和など周辺に配慮しつつ、内外のにぎわいが一体に感じられるよう設計されたほか、災害時には帰宅困難者受入施設としての活用も見込まれる。
最先端の次世代型ホールとして、渋谷に根づく文化を継承しつつ、あらゆる世代に対して新しい文化の発信拠点となることを目指して指定管理者を選定。ネットによる情報発信やチケットの電子化、電子決済対応の自動販売機の設置など、利用しやすさにも配慮した運営を行う。
[オープニング事業]Perfume「Re frame 2019」
[施設概要]ホール(最大1,956席)、楽屋7、シャワー室2
[設置者]渋谷区
[管理・運営者]渋谷公会堂プロジェクトチーム((株)アミューズ(代表企業)、LINE(株)、(株)パシフィックアートセンター)
[設計・監理者](株)日本設計
[デザイン監修](株)ホシノアーキテクツ
東京都豊島区
池袋西口公園野外劇場
〒171-0021 豊島区西池袋1-8-26
Tel. 03-6912-5211(としま未来文化財団内)
https://iwgp-management.com/
◎2019年11月16日オープン
「まち全体が舞台の誰もが主役になれる劇場都市」を目指して策定された豊島区国際アート・カルチャー都市構想の実現戦略のひとつとして、池袋西口公園を野外劇場を備えた劇場型公園としてリニューアル。
野外劇場のシンボルは、かつて池袋にあった「丸池」をモチーフに中空部に設置された直径35mの巨大リング型モニュメント「GLOBAL RING」。LEDライトや臨場感あふれる8chサウンドシステムなどが搭載され、舞台上部には大型ビジョンも設置。可動式の客席は立ち見も含めると約1,500人が収容可能で、常設ステージと仮設ステージの組み合わせにより、広場としての日常利用からフルオーケストラによるイベントに対応するほか、災害時には防災拠点になるなど、さまざまな用途に対応可能な施設となっている。
[オープニング事業]SPAC『マハーバーラタ~ナラ王の冒険~』東アジア文化都市2019豊島バージョン
[施設概要]公園全体3,123m2、舞台約86m2、大型ビジョン(縦2,880mm×横10,800mm)ほか
[設置者]豊島区
[管理・運営者](公財)としま未来文化財団
[設計者](株)三菱地所設計/(株)ランドスケープ・プラス