データの見方
情報は地域ブロック別に、開催地の北から順に掲載してあります。
開催地/地域創造の助成事業
開催地の下は事業運営主体、住所、電話番号、担当者名の順に記載してあります。
太字部分が事業名で、以下、内容を紹介しています。
群馬県高崎市
高崎芸術劇場
〒370-0841 高崎市栄町9-1
Tel. 027-321-7302 串田千明
http://takasaki-foundation.or.jp/theatre/
高崎芸術劇場 能舞台披露公演
2019年9月20日に開館した高崎芸術劇場の多目的な中劇場「スタジオシアター」に設置された専用の能舞台の完成を祝うこけら落とし公演。観世清和、野村萬斎らによる祝祭的な演目である『翁』のほか、高崎市出身の下平克宏らによる『石橋』などを上演し、能舞台を市民に披露する。
[日程]2月15日
[会場]高崎芸術劇場
さいたま市
さいたま市プラザノース
〒331-0812 さいたま市北区宮原町1-852-1
Tel. 048-669-0300 安藤肇
Domain of Art 24 梶浦聖子展「きのう おじいちゃんが 生まれたって」
精力的に表現活動を続ける現代美術家を紹介するシリーズ企画展。24回目となる今回は、鋳造作家・梶浦聖子を取り上げる。猫をモチーフにした鋳造作品を主人公に、布を用いた大型彫刻作品やドローイングなどが共演するインスタレーションを展示。猫の主人公が、時空を超えて見てきたもの、関わってきたものとは何だったのか、見る者の想像をかき立てる遊び心あふれる内容になっている。
[日程]2月22日~3月15日
[会場]さいたま市プラザノース
埼玉県東松山市
東松山文化まちづくり公社
〒355-0024 東松山市六軒町5-2
Tel. 0493-24-2011 鈴木和幸
~平成家族物語~舞台芸術によるまちづくりプロジェクト第2弾 『枇杷の家』演劇公演
平成を生きた大都市周辺の地域や家族をテーマに公募した戯曲を、朗読劇・演劇・音楽劇と形を変えて上演する3か年プロジェクト。全国公募43作品の中から、東松山を舞台に、シェアハウスで同居する50~60歳代の女性たちの「くっちゃべり芝居」が繰り広げられる緑川有の『枇杷の家』が「東松山戯曲賞」優秀作品に選出。昨年の朗読劇に続き、今年は戯曲の審査も務めた瀬戸山美咲の演出で演劇作品として上演される。キャストは一般公募で選ばれ、市民ボランティアスタッフも募集する。
[日程]3月7日、8日
[会場]東松山市民文化センター
埼玉県戸田市
戸田市文化会館
〒335-0022 戸田市上戸田4-8-1
Tel. 048-445-1311 村松美幸
http://www.todacity-culturehall.jp/
戸田市文化会館文化推進プロジェクト 市民ミュージカル『ザ・リバー ─二本の櫂─2020』
戸田市の新たな文化資源の発掘と創造を目指して2005年にスタートした市民ミュージカル事業。子どもから大人まで多くの市民が参加する作品を企画・制作し、今年で14回目の実施となる。今回は1964年の東京オリンピックでボート競技が行われた戸田ボートコースを舞台にした人気作(06 年初演)を、全編生演奏で再演。市民と舞台のプロが一丸となってつくり上げる本格的ミュージカルとなっている。
[日程]2月9日
[会場]戸田市文化会館
千葉県市川市
NPO法人いちかわ市民文化ネットワーク
〒272-0834 市川市国分7-12-5
Tel. 047-369-7522 吉澤良美
https://ichibun.net/challenged/
チャレンジド・ミュージカル第12回公演『七人の八百屋お七』
「障がいのある人もない人も一緒に楽しく挑戦しよう!」をテーマに始まった参加型ミュージカル。12回目となる今回は、歌舞伎へのチャレンジ第2弾として、「八百屋お七」のお話を扱う。出演者、舞台スタッフや稽古補助など、さまざまな形で参加できる。またたくさんの人が活躍できるよう、公演はダブルキャストでの実施。「自分にもできる!」と参加者が生き生きと楽しめる場として好評を得ている。
[日程・会場]2月1日、2日:市川市文化会館/29日:千葉県文化会館
千葉県浦安市
J:COM浦安音楽ホール
〒279-0012 浦安市入船1-6-1
Tel. 047-382-3035 中森徹
https://www.urayasu-concerthall.jp/
中村蓉×クァルテット・エクセルシオ J:COM浦安音楽ホールダンスワークショップ2019
今年で3回目となる、毎年好評の中村蓉によるダンスワークショップの成果発表公演。中村はルーマニア・シビウ国際演劇祭賞や、第5回エルスール財団新人賞等の受賞経験をもつコンテンポラリーダンサー。今年は当ホールレジデンシャルアーティストのクァルテット・エクセルシオとのコラボが実現。弦楽四重奏による全編生演奏とともに、中村と小中学生15人の市民ダンサーが踊る。
[日程]2月23日
[会場]J:COM浦安音楽ホール
東京都文京区
文京シビックホール
〒112-0003 文京区春日1-16-21 文京シビックセンター
Tel. 03-5803-1103 鈴木・中根
“ぶんきょう演戯塾”卒業公演『あの時、アクアリウムで』
文京シビックホール主催の演劇ワークショップ受講生の卒業公演。20~60歳代の17人が、俳優・演出家の金田誠一郎の指導の下、8カ月間の稽古を経て公演に臨む。さらに今回は舞台手話通訳者も公募。演出家と舞台手話通訳家からレクチャーを受けた通訳者も出演者として舞台に立ち、時には共に演じながら、台詞や情景を観客に伝える。
[日程]2月2日
[会場]文京シビックホール
東京都江東区
東京都現代美術館
〒135-0022 江東区三好4-1-1(木場公園内)
Tel. 03-5245-4111 森山朋絵
ダムタイプ アクション+リフレクション
国内外で多くの展覧会を企画する長谷川祐子のキュレーションによりフランスで開催されたダムタイプの展覧会を、新作やパフォーマンスのアーカイブを加えて再構成。ダムタイプは1984年に京都で結成されたメディアアーティストグループ。これまでの活動を総覧する内容になっているが、回顧展としてではなく、メンバーを入れ替えながらも活動を続けてきたダムタイプが現代にどのような意味をもつか問いかける展示となっている。
[日程]2019年11月16日~2月16日
[会場]東京都現代美術館
東京都府中市
府中市美術館
〒183-0001 府中市浅間町1-3
Tel. 042-336-3371 神山亮子
https://www.city.fuchu.tokyo.jp/art/
青木野枝 霧と鉄と山と
鉄を繋ぎ合わせた作品で知られる彫刻家・青木野枝の、関東では20年ぶりとなる大規模個展。作品のほぼすべてを展示場所に合わせて制作し、「つくる・置く・崩す」の営みのなかに自らの彫刻があると考え、実践してきた青木。本展では、府中市美術館の空間に合わせて構想した新作とともに、石膏を用いた「原形質」シリーズや最初期の丸鋼で造形した彫刻作品などが展示される。
[日程]2019年12月14日~3月1日
[会場]府中市美術館
横浜市
横浜市民ギャラリーあざみ野
〒225-0012 横浜市青葉区あざみ野南1-17-3 アートフォーラムあざみ野内
Tel. 045-910-5656 天野・佐藤・日比谷
あざみ野フォト・アニュアル「田附勝 KAKERA きこえてこなかった、私たちの声」展
日本における写真発祥の地のひとつとしてカメラ・写真のコレクションや企画展に力を入れている同施設で、現代の写真表現を紹介する展覧会シリーズの一環として開催される。写真家・田附勝は、「写真界の芥川賞」とも呼ばれる木村伊兵衛写真賞を受賞した注目作家。本展では博物館の収蔵庫や発掘現場で保管されている縄文土器のかけらを箱の中敷きや梱包材である新聞紙とともに撮影した「KAKERA」シリーズを展示する。
[日程]1月25日~2月23日
[会場]横浜市民ギャラリーあざみ野
神奈川県茅ヶ崎市
茅ヶ崎市文化・スポーツ振興財団
〒253-0053 茅ヶ崎市東海岸北1-4-45
Tel. 0467-88-1177 藤川悠
http://www.chigasaki-museum.jp/
城田圭介─写真はもとより PAINT, SEEING PHOTOS─
写真の延長線上に架空の風景を描き足す作品や、写真から人物だけを抜き出して描く絵画作品など写真と絵画を用いた独自な表現手法で知られ、国内外で注目されている茅ヶ崎市在住のアーティスト・城田圭介の国内美術館での初めての個展。城田の最新作および初公開作品を含む200点以上の作品が展示される
[日程]2019年12月14日~2月11日
[会場]茅ヶ崎市美術館
Topics ●小学校のプログラミング教育と音楽アウトリーチが合体
昨年12月22日、小学6年生がViscuit(ビジュアルプログラミング言語)を用いてつくった映像と、ピアノ演奏を融合させた面白いコンサートが、三鷹市芸術文化センターで行われました。これは同センターが、2005年から地域創造のおんかつをきっかけに実施してきた市内小学校訪問演奏事業に出演した演奏家を招いて開催する、ファミリーコンサート「小学生からのクラシック」として開催したもの。当日は、多くの家族連れが田村緑(ピアノ)、神谷未穂(ヴァイオリン)、鵜木絵里(ソプラノ)、風の五重奏団といった錚々たるメンバーによるトークを交えた演奏を満喫。中盤では、子どもたちが制作した映像がホール正面の壁全面にプロジェクターで映し出される中、ピアニストの中川賢一さんが3曲を披露し、音楽と映像が一体となった演出が行われました。
この映像は、中川さんが三鷹市立第一小学校を訪問し、6年生と共に制作。教室で中川さんが約1時間、繰り返し演奏するピアノの音色を聴きながら、子どもたちが音楽のイメージを動画作品にしたもので、楽曲は、ドビュッシー作曲『花火』など子どものイメージを刺激し、かつコンサートのプログラムとしても相応しい作品が選ばれました。
プロジェクトは、3年前、音楽のイメージを絵画にするという内容でスタートし、昨年度からはViscuitを用いた授業も開始。図工教諭の﨑村紅葉先生は、「間近で生の音楽演奏を全身で感じ表現することで、感性が揺さぶられたと思います」と話し、企画者でもある中川さんは、「5年生で、音楽を聴きながら直感的に絵を描くことを経験した子どもたちが、6年生になり、今度はプログラミングというやり直しができる手法で、よりよいものに仕上げていくプロセスの違いが印象的でした」と振り返っていました。小学校の新指導要領では2020年からのプログラミング教育の全面実施が掲げられており、こうした新たな試みの可能性を強く感じさせる取り組みでした。
●クリスマスファミリーコンサート2019 「小学生からのクラシック『動物の謝肉祭』」
[会期]2019年12月22日
[会場]三鷹市芸術文化センター 風のホール