一般社団法人 地域創造

特集 アートプロジェクト

夏フェス以降も全国各地で開催されている多彩なアートプロジェクトを紹介します。
※開催地の北から順に掲載。
[会]は会場、[問]は問い合わせ先です。
(finger.gifは地域創造助成事業)

青森県八戸市

10月4日、5日、11日、12日

横丁オンリーユーシアター2019

八戸の中心街に位置する8つの横丁を盛り上げる「八戸横丁月間 酔っ払いに愛を」のアートイベント。今年は2週連続開催。ダンスや演劇、コントなどのパフォーマンスが随所で繰り広げられ、お酒を片手に居合わせた人同士が鑑賞体験を共有し、古くから残る横丁が、アーティストと酔っ払いたちの愛にあふれた劇場となる。

[会]八戸市の中心街横丁、路面スペース
[問]酔っ払いに愛を実行委員会(事務局:八戸ポータルミュージアム はっち)
Tel. 0178-22-8228

仙台市

10月11日~14日

SENDAI OROSHIMACHI Art Marche 2019

せんだい演劇工房10-BOXの館内をはじめ、ウッドデッキや別館 能-BOXも使用して演劇・ダンスの上演のほか、飲食等のブース出展も行われるアートマルシェ。1公演で2作品が上演され、組み合わせの妙を楽しむこともできる「コンビネーションステージ」や、せんだい短編戯曲賞歴代大賞作家の作品9本を劇団短距離男道ミサイルが上演する特別企画など、多彩なアートを1日中楽しめるフェスティバル。

[会]せんだい演劇工房10-BOX
[問]せんだい卸町アートマルシェ実行委員会
Tel. 090-4130-1775(赤羽)

さいたま市

10月13日、14日

埼玉 WABI SABI 大祭典 2019

埼玉の“和”の文化の魅力を見て、感じて、楽しむ野外型フェスティバル。小鹿野歌舞伎などの伝統芸能の披露に加え、書道や盆栽のパフォーマンス、元ちとせや武田真治らを招いたコラボ企画など“和”の伝統と革新を体現するステージイベントにも注目。体験ワークショップも充実しており、埼玉の“和”をまるごと楽しめる。

[会]大宮公園ほか
[問]埼玉 WABI SABI 大祭典 運営事務局
Tel. 048-644-5313

東京都豊島区

9月28日

ボンクリ・フェス2019“Born Creative”Festival 2019

気鋭の作曲家・藤倉大をディレクターに迎え、さまざまな切り口で“新しい音”を集めた音楽祭。メインのスペシャル・コンサートを今回から昼公演とし、より幅広い世代に向けて開催。電子音楽や、この日しか聴けない曲目、アレンジなど、子どもの頃に“変な音”を面白がったようなクリエイティブな感覚を大人でも体感できるプログラムが揃う。

[会][問]東京芸術劇場

Tel. 0570-010-296

横浜市

10月12日、13日

横濱 JAZZ PROMENADE 2019

横浜市内約40カ所で、プロアマ合わせ約2,000名によるライブが行われ、街にジャズが溢れる2日間。今年の聴きどころは、みなとみらいホールでのビッグバンドの競演で、個性あふれる5つのバンドが集結する。ほかにも一流アーティストのライブが多数行われるほか、若手アーティストの発掘を目的とした「ちぐさ賞」受賞者によるステージも。

[会]横浜市内各所
[問]横濱 JAZZ PROMENADE 実行委員会
Tel. 045-211-1510

神奈川県逗子市

10月18日~27日

逗子アートフェスティバル2019

市民が中心となって企画・運営し、毎年開催しているアートフェスティバル。7回目の今回は、駅前の空き店舗を活用した会場にアーティストが市民とつくり上げる大型インスタレーションの展示や、10月26日、27日に開催される逗子に縁のあるさまざまなジャンルの音楽が集う「池子の森の音楽祭」のほか、市民がまちを彩る「シティ・キャンバスプロジェクト」などさまざまなプログラムが実施される。

[会]逗子市内各所
[問]逗子アートフェスティバル実行委員会
Tel. 046-873-1111(内線:278)

長野県千曲市

8月1日~10月31日

越ちひろ展 ミライノ色 ミライノ光─まちじゅうが美術館─

3年の構想期間を経て開催される千曲市出身のアーティスト・越ちひろの大規模個展。千曲市内の商店など32店舗に新作が設置されるほか、更埴文化会館での約1カ月間の公開制作、アートまちかどでのコラボ商業製品の原画展示など、色とりどりの作品を楽しめる。作家の絵画をモチーフにした記念品と交換できるスタンプラリーも実施。

[会]千曲市内各所
[問]アートまちかど(千曲市文化課)
Tel. 026-272-4152

岐阜県岐阜市

8月31日~12月8日

ぎふ演劇シーズン2019

観劇文化が成熟した欧米の演劇シーズンにあやかって、大小さまざまなホールやカフェなども会場にして、色々なジャンルの演劇公演を行う。地元産の良質な舞台を気軽に楽しんでもらうことを通して、岐阜市における豊かな芸術文化環境の創出を目指している。ハシゴ券でキャッシュバックもあり、お得に複数の公演を観劇できる。

[会]岐阜市文化センターほか
[問]岐阜市民芸術祭実行委員会
Tel. 058-268-1050

名古屋市

9月7日~11月10日

アッセンブリッジ・ナゴヤ2019

名古屋の港まちを舞台にした音楽と現代美術のフェスティバル。今回は、未経験者に向けプロが演奏指導を行う音楽プログラムや、まちの歴史を起点に市民と制作したアート作品などを展示するアートプログラムのほか、音楽とアートのクロスオーバー型プログラムにも取り組み、ジャンルや観客とアーティストの垣根を超えた交流を生む。

[会]名古屋港~築地口エリア一帯
[問]アッセンブリッジ・ナゴヤ実行委員会
Tel. 052-652-2511

愛知県豊田市

10月5日、6日、12日、13日

HYBRID BUNKASAI Ⅱ

市民主体のアートプロジェクト「とよた市民アートプロジェクト」の一環で、昨年度に続き2度目の開催。移転に伴い使用されなくなった高校を舞台に、公募により集まった参加者やゲストアーティスト40組が美術展示、音楽、演劇など多彩な作品の発表を行う。一度は役目を終えた高校が、新たな発信の場として再び開かれる。

[会]旧豊田東高等学校
[問]とよた市民アートプロジェクト推進協議会事務局(豊田市生涯活躍部文化振興課内)
Tel. 0565-34-6631

滋賀県高島市

9月21日~10月20日

滋賀近美アートスポットプロジェクトVol.2 Symbiosis

滋賀県立近代美術館がリニューアル整備に向けた長期休館期間を利用し、滋賀県ゆかりの若手作家の紹介および開催地域との交流・協働を目指す「滋賀近美アートスポットプロジェクト」の一環で行う事業。今回は、それぞれ現地リサーチや自然との関係性を出発点に、石黒健一、井上唯、藤永覚耶が制作した作品が泰山寺野周辺で展開される。

[会]田中邸長屋(高島市安曇川町田中4915)ほか
[問]滋賀県立近代美術館
Tel. 077-522-2111

京都市

10月5日~27日

KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭 2019

国内外の先鋭的な舞台芸術を紹介し、創造と交流の実験を試みる芸術祭。10回目の今回は「世界の響き─エコロジカルな時代へ」をテーマに、国外アーティストの招聘を欧米ではなく新しい地域に限定するなど、私たちが直面する環境に対し、二項対立的思考を離れ多角的な視点を提示する。また対話の場として、メイン会場にミーティングポイントを設置。

[会]ロームシアター京都、京都芸術センターほか
[問]KYOTO EXPERI MENT事務局
Tel. 075-213-5839

神戸市

10月12日~11月10日

下町芸術祭2019

神戸の下町風情残る長田区南部エリアを舞台に、2015年から2年に1度開催している芸術祭。3回目となる今年は、新長田のさまざまな場所を舞台に、現代美術展示やパフォーマンス、写真展示、ツアーなどが展開され、50組以上のアーティストによって町が彩られる。

[会]長田区南部エリア・地下鉄海岸線各駅
[問]下町芸術祭事務局(新長田アートコモンズ実行委員会)
Tel. 078-647-7430

兵庫県淡路市

9月28日~10月27日

Awaji Art Circus 2019

世界12か国・22名のアーティストが淡路島に集結、島内各所でサーカスやジャグリングなどさまざまなパフォーマンスが繰り広げられる。また、アーティストにも島の歴史や自然、文化を堪能してもらうことで、地域活性化を目指す。今年は初めて東北での出張パフォーマンスも行われ、島外にも地方創生の輪を広げる試みが展開されている。

[会]淡路島内各所
[問]Awaji Art Circus 実行委員会事務局
Tel. 050-3684-4245

奈良県宇陀市

10月18日~20日、25日~27日

奈良・町屋の芸術祭 はならぁと2019 こあ

地域の暮らしや文化が息づく建築物を中心としたアートプロジェクト。メインプログラム「こあ」を行う宇陀松山エリアでは、渡辺瑞帆がキュレーターとなり、2017年の同祭で復活を遂げた芝居小屋「喜楽座」を中心に、町全体を劇場ととらえた復活祭を開催。また、旧四郷屋では西山タカスケとヴァレンティーノ・モラディ・ガブリエッリの滞在制作も行われる。

[会]宇陀松山エリア
[問]奈良・町家の芸術祭 HANARART 実行委員会
Tel. 0745-80-2312

和歌山県九度山町

9月29日~10月14日

くどやまアートウィーク2019

歴史・文化の薫り漂うまちなかの空き家や空き店舗、さらには世界遺産に登録された聖地を舞台に、数々の現代アート作品が展示される。また、オープニングではライブペイントやチェロライブ、クロージングでは奉納ライブや灯ろうによるライトアップなど“芸術”にちなんだイベントが催され、現代アート作品の展示に華を添える。

[会]真田幸村ゆかりの地・九度山町の世界遺産、まちなか各所
[問]くどやま芸術祭実行委員会
Tel. 0736-54-2019

鳥取県岩美町

10月12日~22日

第12回岩美現代美術展

アーティストが現地で滞在制作を行うアーティスト・イン・レジデンス形式による展覧会。前衛書家の和田彩、韓国から現代美術作家のチョン・イルヨンを招き、鳥取県東部の伝統工芸品「因州和紙」を素材に作品を制作する。ほかにも、因州和紙を使ったW御朱印帳づくりワークショップや地域住民らによるランドアート制作などの関連イベントが開催される。

[会]岩美町中央公民館ほか
[問]岩美現代美術展実行委員会(岩美町役場商工観光課内)
Tel. 0857-73-1416

広島県福山市

10月10日~13日

ばらのまち福山国際音楽祭2019

世界で活躍する楽団や演奏家、市民音楽家たちが、ホールのみならず美術館や商業施設など市内各所でコンサートを行い、街中が音楽で溢れる4日間。2回目の今年は作曲家の池辺晋一郎が総合プロデューサーを務める。2019年チャイコフスキー国際コンクールで優勝したセルゲイ・ドガディンのヴァイオリン・リサイタルも開催される。

[会]神辺文化会館、リーデンローズほか
[問]ばらのまち福山国際音楽祭実行委員会
Tel. 084-928-1117

広島県廿日市市

10月13日

はつかいち音楽祭 はつかいち平和コンサート2019

多ジャンルの音楽公演を集めた秋恒例の音楽祭を、より地域に密着したプログラムにリニューアル。メインコンサートには31回目を迎える「はつかいち平和コンサート」を行い、同ホールを拠点に次年度発足するプロ室内合奏団の演奏披露のほか、公募による合唱団やプロアマ混成のオーケストラが“平和と共生”の思いを込め演奏する。

[会]はつかいち文化ホールウッドワンさくらぴあ 大ホール
[問]廿日市市芸術文化振興事業団
Tel. 0829-20-0111

山口県宇部市

9月29日~11月24日

UBEビエンナーレ

アートによるまちづくりの先駆けとして1961年に始まり、現在では彫刻家の登竜門として海外からの応募・参加もある国際コンクールに発展した歴史ある彫刻展。28回目となる今回は、公募により選考された15点を展示するほか、夜間ライトアップされた彫刻を巡るツアーや作家によるワークショップも開催。他のアートイベントとも連携し、多彩な催しが宇部市全体を盛り上げる。

[会]UBEビエンナーレ彫刻の丘(ときわ公園)
[問]UBEビエンナーレ事務局
Tel. 0836-51-7282

 

※お詫びと訂正 前号(9月号)の地域通信欄に以下の誤りがございました。お詫びして訂正させていただきます。
P6 静岡県藤枝市「藤枝市民会館開館50周年記念 東京混声合唱団藤枝特別公演」
 加藤まさ → 加藤まさを

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