群馬県邑楽町
邑楽町中央公民館「邑の森ホール」
〒370-0603 邑楽郡邑楽町大字中野2569-1
Tel. 0267-88-1177
https://www.ora-ph.jp/
◎2018年9月1日オープン
老朽化していた邑楽町公民館を役場庁舎や図書館、保健センター等がある行政機能の集約区域に移転、また芸術文化を振興するためのホール機能を新たに加えて開館。
町民の投票によって名付けられた「邑の森ホール」は、フライタワーのないシューボックスタイプながら、客席上手側の壁が可動式で中庭との連続した利用が可能となるほか、最大720mm上下する迫りは客席やオケピットにも使用できるなど、多様な演目や使用形態に合わせることができる多目的ホール。また舞台、楽屋、客席が同じ高さに揃えてあるので車いすでも移動が可能なほか、難聴者支援システムを全座席に配置し、多様な利用者に配慮している。
これまでホールがなかった町に誕生した町民待望の施設として、文化を通じたまちづくりの拠点としての期待も高まっている。
[オープニング事業]オープニングイベント「おうら虹色カーニバル」、おうら寄席(立川談四楼)ほか
[施設概要]邑の森ホール(最大485席)、音楽室(26.1 m²)、スタジオ(10.3 m²)、創作テラス(101.6 m²)、多目的室ほか
[設置者]邑楽町
[管理・運営者]邑楽町
[設計者]株式会社日総建
兵庫県川西市
キセラ川西プラザ
〒666-0017 川西市火打1-12-16
Tel. 072-757-1920
http://kisela-kp.jp
◎2018年9月25日オープン
川西市が独自のPFI事業で整備を進める中心市街地の「キセラ川西」地区に、老朽化した公共施設の複合化に加え、文化施設と地域の福祉機能を集約した低炭素複合施設が誕生。世代を超えた人々が出会う場と位置付け、市民と行政が現状の課題を共有しながら、地域文化の創出に取り組む。
文化棟の「キセラホール」は、文化会館に代わる施設として、プロセニアム形式で造られた市内最大のホール。コンサートや演劇などの芸術文化公演、講演会、市民の発表会など多目的に対応。文化棟と福祉棟を繋ぐ2階のブリッジには、地上を行き交う人々の流れを確保するほか、自然の風や光を取り入れる狙いがある。
今後は1周年記念事業のほか、多様な自主公演や「キセラ川西」地区全体で連携した文化事業の継続的な実施を目指す。
[オープニング事業]佐渡裕指揮コンサート
[施設概要]キセラホール(1,000席)、大会議室、多目的スタジオA・B、川西公民館、こども・若者ステーションほか
[設置者]川西市
[管理・運営者]川西市低炭素型複合施設PFI株式会社
[設計者]株式会社大建設計
大分県竹田市
竹田市総合文化ホール グランツたけた
〒878-0024 竹田市大字玉来1-1
Tel. 0974-63-4837
http://www.taketa-city.com/glanz/
◎2018年10月7日オープン
平成24年の記録的豪雨の被害により使用不能となった竹田文化会館の後継施設として設置。設計にあたっては、市民フォーラムや検討部会などを数多く開催し、ホールの規模、使用用途等に市民の意見が反映され、開館後もボランティアで活動する「市民スタッフ」が、イベントの企画やフロント係など施設運営に携わっている。
竹田市ゆかりの作曲家・瀧廉太郎にちなみ命名された「廉太郎ホール」は、天井の高さや木材の使用により、音の響きにこだわったつくりとなっている。また、大分県産材がふんだんに使用された木のぬくもりを感じられるギャラリー空間などにより、憩いと交流の場として開かれた施設をイメージさせる。
自主事業として瀧廉太郎記念全日本高等学校声楽コンクールほか多くの事業を開催している。
[オープニング事業]〈竹田ルネサンス2018〉開館記念式典、開館記念コンサートほか
[施設概要]大ホール「廉太郎ホール」(713席)、小ホール「キナーレ」(最大275人)、楽屋、和室、練習室、調理室、創作広間
[設置・管理・運営者]竹田市
[設計者]有限会社香山壽夫建築研究所