複数の公共ホールが共同して演劇作品の上演とワークショップなど地域交流プログラムを行う「公共ホール演劇ネットワーク事業」。今年度は9つの公共ホールで『めにみえない みみにしたい』が上演されます。
この作品は、次代の演劇界を担う人材として注目を集める演劇作家・藤田貴大さんが作・演出を手掛け、子どもから大人まで一緒に楽しめる作品となっています。演劇ならではの見立て、しりとりやじゃんけんといったゲーム要素、しゃぼん玉などを使った視覚効果など、多様な手法で子どもたちの観劇の敷居を下げる一方、少女の成長や自立、戦争というモチーフにも挑み、子どもはもちろん大人の鑑賞にも堪える作品として2018年の初演では高い評価を得ました。
地域交流プログラムは、「今朝、最初に話した人は?」「会場までの道のりは?」など藤田さんが参加者に向けてインタビューをしながら、全員でそれぞれの風景を再現していきます。最後には、再現されたシーンを藤田さんが構成し、みんなで小さな演劇作品を発表します。
令和元(2019)年度「公共ホール演劇ネットワーク事業」『めにみえない みみにしたい』(作・演出:藤田貴大)
会場・日程(各会場とも初日に地域交流プログラムを実施)
- 彩の国さいたま芸術劇場:7月7日、13日~15日
- 富良野演劇工場:8月2日、3日
- あさひサンライズホール:8月4日、5日
- だて歴史の杜カルチャーセンター:8月7日、8日
- 札幌文化芸術劇場:8月9日~11日
- 久留米シティプラザ:8月14日、15日
- 福岡市民会館:8月16日~18日
- 熊本県立劇場:8月19日~21日
- 東松山市民文化センター:8月23日、24日
問い合わせ
芸術環境部 山本
Tel. 03-5573-4079