データの見方
ジャンル別に、開催地、日程、事業名、事業内容の順に掲載しています。[会]は会場、[問]は問い合わせ先です。(は地域創造助成事業)
音楽
札幌市 7月6日~8月2日
パシフィック・ミュージック・フェスティバル札幌
オーディションで選ばれた世界各国の若手音楽家(アカデミー生)が札幌に集まり、芸術監督のワレリー・ゲルギエフをはじめとするトップレベルの教授陣による指導を受ける国際教育音楽祭。期間中は札幌市内各地でアカデミー生や教授陣による演奏会が約40公演行われるほか、東京、川崎での演奏会も開催される。
[会]札幌コンサートホールKitara、札幌芸術の森ほか
[問]パシフィック・ミュージック・フェスティバル組織委員会
Tel. 011-242-2211
群馬県草津町 8月17日~31日
第40回草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル
国内外から演奏家を迎え、講習会と演奏会から成るクラシック音楽祭。今年は、「バッハからシューベルトへ」をテーマに多数のウィーンのトップ奏者が講師を務める。40周年記念コンサートでは、エルンスト・ヘフリガー生誕100年を記念した演奏や、ジャズピアニスト・秋吉敏子を迎えた特別公演が行われる。
[会]草津音楽の森国際コンサートホールほか
[問]草津夏期国際音楽アカデミー事務局
Tel. 03-5790-5561
川崎市 7月27日~8月12日
フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2019
東京交響楽団など11のプロオーケストラが一堂に会する毎年恒例の夏の音楽祭。今年は札幌のPMFオーケストラ、仙台フィルハーモニー管弦楽団も登場。子どもから大人、クラシック音楽入門者から愛好家まで、多くの人が来場しやすいようなバラエティ豊かな構成となっている。公開リハーサルやプレトーク、ロビーコンサートなどの関連イベントも充実。
[会]ミューザ川崎シンフォニーホールほか
[問]ミューザ川崎シンフォニーホール
Tel. 044-520-0100(代)
新潟県佐渡市 8月16日~18日
アース・セレブレーション2019
1988年より30年以上続く野外フェスティバル。国内外のアーティストが佐渡に集い、豊かな自然の中で開催される。コンサートやワークショップ、佐渡体験プログラム、マーケットなど、自然・歴史・芸能・食のすべてが一度に楽しめる。ハーバーマーケットでのメインイベント、太鼓芸能集団「鼓童」の3夜連続ライブは圧巻。
[会]佐渡市内各所
[問]アース・セレブレーション実行委員会
Tel. 0259-81-4100
山梨県富士河口湖町 8月10日~17日
富士山河口湖音楽祭2019
恒例のシエナ・ウインド・オーケストラスペシャル・コンサートや地元高校生とのコラボレーションを今年も開催。元ウィーンフィルハーモニー管弦楽団首席クラリネット奏者のペーター・シュミードルを招き、リサイタルとワークショップも開催する。TVアニメ『ピアノの森』をテーマにしたコンサートとクリニックも。
[会]河口湖ステラシアターほか
[問]富士山河口湖音楽祭実行委員会
Tel. 0555-72-5588
長野県木曽町 8月23日~25日
第45回木曽音楽祭
今年で45回目を迎える伝統の音楽祭。メインの「フェスティバル・コンサート」には、10年ぶりにメゾソプラノの白井光子が出演するほか、本音楽祭の特徴とも言える、管楽器と弦楽器の調和を楽しむことができる楽曲も多く演奏される。地元ボランティアが演奏家のために手づくりの食事を提供するなど、地域住民と共につくり上げている。
[会]木曽町中学校体育館、木曽文化公園文化ホール
[問]木曽音楽祭事務局
Tel. 0264-21-1222
長野県松本市 8月17日~9月7日
2019 セイジ・オザワ 松本フェスティバル
恩師・齋藤秀雄の名を冠して1992年に小澤征爾が創立した「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」が、2015年より現在の名称に。世界中の音楽家が結集し多彩な演目を披露する。今年は4年ぶりにサイトウ・キネン・オーケストラ演奏によるオペラ公演を上演。小中学生に生の音楽にふれてもらう教育プログラムにも力を入れている。
[会]キッセイ文化ホール、まつもと市民芸術館ほか
[問]セイジ・オザワ 松本フェスティバル実行委員会
Tel. 0263-39-0001
静岡市 8月4日
グランシップ音楽の広場2019
今年で12回目を迎える、音楽を奏でる人と聴く人が大空間で一体となり楽しむ特別なコンサート。プロ・アマの垣根を越え、この日のために集結した約600名のオーケストラ・合唱団が、クラシックからポップス、ロックまで、例年以上にバラエティに富んだ曲目を演奏する。
[会][問]静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ
Tel. 054-289-9000
鹿児島県霧島市ほか 7月18日~8月4日
第40回霧島国際音楽祭2019
世界各地で活躍する50名余りの演奏家が、受講生も交えて2週間にわたり演奏を繰り広げる伝統の音楽祭。今年は鹿児島県出身の世界的CGアーティスト・河口洋一郎が手掛けた映像と、音楽のコラボレーションが楽しめる豪華なアニバーサリー・ガラコンサートも行われる。
[会]みやまコンセールほか
[問]みやまコンセール
Tel. 0995-78-8000
演劇・ダンス
札幌市、函館市ほか 4月19日~7月14日
北海道舞踏フェスティバル
世界に拡がる“BUTOH”と、地域に根付く“舞踏”を検証し、新時代の舞踏を模索することをテーマに、札幌を中心に北海道内4都市で舞踏公演やワークショップ、舞踏展などを開催する。今年度は、台湾のダンスフェスティバルとのエクスチェンジプログラムを実施。台北の舞踏家HuChiaを招き、アジア圏との舞踏ネットワーク構築も図る。
[会]札幌市、函館市、美唄市、余市町の各会場
[問]北海道コンテンポラリーダンス普及委員会
Tel. 080-5591-0098
福島県喜多方市 8月1日~5日
2019喜多方発21世紀シアター
小学校高学年から幅広い世代のボランティアによって運営され、「0才の子どもが成人するまで続けたい」との思いで続けてきたフェスティバル。20回目を迎える今回は会期を4日間から5日間に増やし、演劇や音楽、大道芸など多彩な公演が市内各所で上演されるほか、次の20年を市民と共に考えるシンポジウムを開催。
[会]喜多方プラザ文化センターほか
[問]喜多方発21世紀シアター実行委員会
Tel. 0241-24-4611
長野県飯田市ほか 7月31日~8月5日
いいだ人形劇フェスタ2019
毎年8月に開催される市民と人形劇人が共につくる人形劇の祭典。国内外から約300劇団が参加し、市内外の約140会場で400ステージ以上の公演が行われるなど、国内最大規模を誇る。飯田下伊那の市民20人による作品『人魚姫』のほか、プロ劇団やアマチュア劇団、学生団体などが参加し、多彩なプログラムが繰り広げられる。
[会]飯田市および近隣町村の約140会場
[問]いいだ人形劇フェスタ実行委員会
Tel. 0265-23-3552
沖縄県那覇市ほか 7月21日~28日
りっかりっか*フェスタ(2019 国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ)
毎年夏に沖縄で開催されるファミリーのための国際舞台芸術フェスティバル。今年で開催16回目を迎え、0歳から大人まで楽しめる選りすぐりの作品が上演される。また、舞台公演だけでなくネットワーキングやシンポジウム、ワークショップ等も行う。日本と国交樹立100周年のポーランドを中心に世界各地の34作品、104公演を実施。
[会]那覇おもろまち周辺、宜野座村
[問]りっかりっか*フェスタ事務局
Tel. 098-943-1357
美術
北海道東川町 7月30日~8月28日
第35回東川町国際写真フェスティバル
写真文化による町づくりを展開する東川町で毎年夏に行われ、国内外から多くの人が訪れる。第35回写真の町東川賞授賞式や全国の高校生が集う「写真甲子園」に加え、屋外写真展が新たに企画され、町内の景色とともに東川賞歴代受賞作家による作品が楽しめる。写真を通した人々のつながりをもとに、「写真の町」ならではの展示も行われる。
[会]東川町内各所
[問]東川町写真の町実行委員会
Tel. 0166-82-2111
兵庫県朝来市 8月2日~4日
あさご芸術の森アートフェスティバル2019
アートをテーマにさまざまな体験にチャレンジできるフェスティバル。いろいろな材質の素材を組み合わせてプロの作家のアドバイスを受けながら自分がイメージしたアート作品をつくる「アートDE遊ぼう!」や、創作体験をしながら1泊2日をみんなで過ごす「夏のチャイルドアートキャンプ」など小学生向け体験事業のほか、織り体験教室なども実施する。
[会][問]あさご芸術の森美術館
Tel. 079-670-4111
総合
北海道白老町 9月7日~15日
飛生芸術祭2019「僕らは同じ夢をみる─」
木造の廃校舎や周囲の森を舞台に、アートや音楽など幅広い表現を通して、子どもから大人まで楽しめるおとぎ話のような世界観が特徴的な芸術祭。昨年は10周年として準備していたところ北海道胆振東部地震が発生。森の補修作業などを行いながら今年も開催に至った。昨年出演予定だったアーティストらもパフォーマンスや展示を行う。
[会]飛生アートコミュニティー(旧飛生小学校、周囲の森)
[問]飛生アートコミュニティー contact@tobiu.com
宮城県石巻市ほか 8月3日~9月29日
リボーンアート・フェスティバル2019
「アート」「音楽」「食」の総合芸術祭。今年は「いのちのてざわり」をテーマに、7組のキュレーター・40組以上の作家によるアート作品とオープニングライブやオペラなどの多彩な音楽、地元の食材を楽しむことができる。ガイドによる解説を聞きながら、会場となる牡鹿島、網地島をバスで巡るオフィシャルツアーも実施。
[会]牡鹿半島、網地島、石巻市街地、松島湾(石巻市、塩竈市、東松島市、松島町、女川町)
[問]Reborn-Art Festival 実行委員会 info@reborn-art-fes.jp
茨城県ひたちなか市 8月11日~31日
みなとメディアミュージアム 2019
ローカル鉄道沿線を舞台にしたアートプロジェクト。アートと地域との協働によるまちの活性化を目的として、「産+学+芸(アーティスト)」の三者から成る実行委員会により運営されている。11年目を迎えた今年のテーマは「つながる。もこもこつながる。」。公募アーティストの作品が駅や車輌、まちなかを中心に展示される。
[会]ひたちなか海浜鉄道湊線車両/駅構内、那珂湊地区商店街
[問]みなとメディアミュージアム事務局 info@minato-media-museum.com
群馬県中之条町 8月24日~9月23日
中之条ビエンナーレ2019
今年から、ビエンナーレだけでなく中之条町自体への観光案内を充実させるため、鑑賞パスポートとともに「なかのじょう周遊チケット」を配布。期間中は150組に及ぶアーティストの作品が展示されるほか、パフォーマンスやワークショップも開催。オープニングでは作家と地元の子どもたちが一緒にその場で作品をつくり上げるイベントも実施される。
[会]中之条町内各所
[問]中之条ビエンナーレ事務局
Tel. 0279-75-3320
東京都豊島区 7月20日~8月24日
としまアート夏まつり2019
豊島区内複数の会場で、あらゆる世代が気軽にアートとふれあえるプログラムが多数展開される。恒例の“子どもに見せたい舞台”シリーズは「東アジア文化都市2019豊島」の舞台芸術部門スペシャル事業として、韓国の人気短編小説を題材にした作品『春春~ボムボム~』(振付・構成・演出:スズキ拓朗)を公演。日韓のキャストが出演し、映像、ダンスや音楽と盛りだくさんの舞台となっている。
[会]あうるすぽっと ほか
[問]NPO法人アートネットワーク・ジャパン
Tel. 03-5961-5200
名古屋市、豊田市ほか 8月1日~10月14日
あいちトリエンナーレ2019
3年ごとに開催される国際芸術祭。現代美術展や映像プログラム、パフォーミングアーツのほか、サカナクションなどポップスを取り入れた音楽プログラムを実施。来場者が鑑賞する環境を整えるため、「対話型アート鑑賞」のエッセンスを組み込んだガイドボランティアのトレーニングを試みる。
[会]愛知芸術文化センターほか
[問]あいちトリエンナーレ実行委員会事務局 広報担当
Tel. 052-971-6182
愛知県豊田市 8月4日~18日
農村舞台アートプロジェクト2019「アートで蘇るとよたの農村舞台群」
地域の文化財である農村舞台を活かしたアートプロジェクト。10周年の今回は公募アーティストのほか、豊橋市出身のグラフィックデザイナー味岡伸太郎と、いけばな作家の伊藤庭花を招聘。ライブでは小田木人形座や歌舞伎、津軽三味線などを上演。農村舞台は山間部に位置するものが多いが、アクセスしやすい場所を会場にするなど工夫している。
[会]西中山町八柱神社、深見町磯崎神社、藤岡飯野町秋葉神社ほか
[問]豊田市文化振興財団
Tel. 0565-31-8804
兵庫県豊岡市 6月1日~9月30日
Toyooka Art Season 2019(春夏期)
演劇や音楽、美術、伝統芸能などさまざまなプログラムを開催するアートの祭典。春夏期では、プロの俳優と地元市民が共演する演劇プロジェクト「内藤裕敬と関西の俳優たち×市民演劇『満月』」や、近畿地方に現存する最古の芝居小屋、出石永楽館で実施する子ども歌舞伎ワークショップなど、市民と共につくる作品も多数実施する。
[会]豊岡市民会館、豊岡市民プラザ、城崎国際アートセンター、出石永楽館ほか
[問]Toyooka Art Season事務局
Tel. 0796-23-1160
香川県直島町ほか 7月19日~8月25日
瀬戸内国際芸術祭2019(あつまる夏)
瀬戸内海の12の島を舞台に春・夏・秋の会期で開催される現代アートの芸術祭。グローバル化や人口減少で美しい自然や固有の文化が失われつつある島々に活力を取り戻すことを目指す。今回のテーマは「海の復権」。より深く地域を掘り下げることを目的とし、瀬戸内の資源に焦点を当てたアーティストの新作やプロジェクトも行われる。
[会]瀬戸内海12の島、高松港・宇野港周辺
[問]瀬戸内国際芸術祭実行委員会
Tel. 087-813-2244
TOPICS
圧巻の和太鼓300人揃い打ち 第50回市民祭 岡谷太鼓まつり
長野県岡谷市夏の風物詩「岡谷太鼓まつり」は、地域活性化のために武田信玄にゆかりのある「御諏訪太鼓」の指導のもとに始まり、地元の郷土芸能として発展・定着。打ち手は幅広い年齢層で最近は女性の打ち手も増え、太鼓連は18チームを数えるようになり、祭り以外にも国内外での演奏活動が行われ、高い評価を得ています。そんな祭りが今年で50回目を迎えます。
祭りの最大の見所は「300人の揃い打ち」。間口60mの舞台いっぱいに打ち手300人と大小各種の和太鼓が並び、指揮者の指揮のもと、豪壮たる演奏が響き渡り、観客を圧倒します。ほかにも“みんなで楽しく、わっとやろうよ”という意味で名付けられた踊りパレード「MINAKOIわっさか」、参加者と観客とのふれあい(交流)の場となっている手づくりステージ「ふれあい広場」、街なかを練り歩く「子どもパレード・長持パレード・みこしパレード」、6月の世界和太鼓打ち比べコンテストの優勝者が特設ステージで披露するなど、盛りだくさんの内容となっています。
「岡谷太鼓保存会も来場者に素晴らしい舞台を見せようと例年以上の猛練習をしています。岡谷太鼓まつりの存続と発展を願い、組織一丸となって事業に取り組んでいます」と岡谷市商業観光課の平林さん。49年続いた伝統を守り、時代の流れに合わせて進化し、新たな時代へのスタートを切るため、これまでの歴史を振り返るとともに、これからの50年を見据え、後継者育成やまつりの知名度と魅力向上などに取り組んでいます。
長野県岡谷市 8月13日、14日
[会]イルフプラザ広場周辺
[問]岡谷太鼓まつり実行委員会事務局(岡谷市商業観光課内)
Tel. 0266-23-4811
http://okaya-taiko.jp/
利賀村を主会場に 第9回シアター・オリンピックス
世界で活躍する演劇人が国境を越えて連帯し、1993年にギリシアで立ち上げられたシアター・オリンピックス。これまで8カ国で開催され、第9回となる今年は日本とロシアでの共同開催。日本では、8月23日から1カ月にわたり南砺市利賀村を主会場に開催されます。
ご存じのとおり利賀村は、1976年に鈴木忠志率いるSCOT(旧・早稲田小劇場)が本拠地を移したのを契機に国際的な舞台芸術の拠点として再生した過疎村です。現在では、約500人の住民が暮らす山奥の豊かな自然の中に、4つの劇場、2つの野外劇場、訓練施設、スタジオ、計200人収容できる宿泊施設、キャンプ場が富山県・南砺市などによって整備され、“演劇の聖地”と呼ばれています。近年は、毎年夏に「SCOTサマー・シーズン」として鈴木演出による代表作・新作が上演され、2013年からは観劇料金を観客の自由に任せる「ご随意に」という仕組みにより、これまで演劇を観たことがなかった人々を惹きつけています。
今回はこの利賀村に黒部会場を加え、中国・ロシア・アメリカなど世界各国の優れた30作品が上演されます。プログラムには、シアター・オリンピックス国際委員の作品(鈴木演出『リア王』『サド侯爵夫人』『ディオニュソス』、ヴァレリー・フォーキン演出『2016年、今日』、テオドロス・テルゾプロス『トロイアの女』、ロバート・ウィルソン『“無”のレクチャー』)をはじめ、野外劇場で花火を使うSCOT人気演目『世界の果てからこんにちは』、平田オリザ演出『東京ノート・インターナショナルバージョン』、宮城聰演出の野外劇『天守物語』(前沢ガーデン)など。チケットは各公演2,000円と破格で、さまざまな視点から舞台芸術を考えるトークやシンポジウムなども行われ、豊かな自然の中で舞台芸術を通じて世界と向き合う貴重な機会となっています。
富山県南砺市、黒部市 8月23日~9月23日
[会]富山県利賀芸術公園、宇奈月国際会館「セレネ」、前沢ガーデン野外ステージ(YKK)
[問]舞台芸術財団演劇人会議利賀事務所
Tel. 0763-68-2356
https://www.theatre-oly.org/