●北尾亘(きたお・わたる)
幼少より舞台芸術に携わり、クラシックバレエからストリートダンスまで多様なジャンルを経験。2009年ダンスカンパニー[Baobab]を旗揚げ、全作品の振付・構成・演出を担う。これまで11回の単独公演に加え若手ダンスフェスティバルを主催、国内外のフェスティバルに参加。個人として多数の演劇作品、TVCM・映画・ドラマに振付。ダンサー・俳優として近藤良平、中屋敷法仁、山本卓卓などの作品に出演、4カ国20都市以上で舞台に立つ。横浜ダンスコレクション2018 コンペティションⅠベストダンサー賞、ほか多数受賞。尚美学園大学、桜美林大学非常勤講師。
●白井剛(しらい・つよし)
1998年、カンパニー「study of live works発条ト(ばねと)」設立。2000年、振付家の国際的登竜門として知られるバニョレ国際振付賞を日本人最年少で受賞。以後国内外にて作品を製作・発表し、トヨタ コレオグラフィーアワードなど国内外の賞を受賞。2006年「AbsT」を設立。音楽家・美術家・メディアアーティストなど異分野とのコラボレーションも多数企画され、物・音・光など様々な対象と交感していく独自の視点から身体を自由に解きほどいていくワークショップも、経験問わず好評を博す。
●田村一行(たむら・いっこう)
1998年大駱駝艦入艦、麿赤兒に師事。以降、大駱駝艦全作品に出演。2002年、『雑踏のリベルタン』を発表。同作品により第34回舞踊批評家協会新人賞受賞。2008年、文化庁新進芸術家海外留学制度によりフランスへ留学。地域の文化や風土を題材とした作品の創作にも意欲的に挑み、独自の作品を発表し続けている。小野寺修二、宮本亜門、白井晃、渡辺えり、笠井叡、ジョセフ・ナジの舞台など客演も多数。また、子供から高齢者まで幅広い対象者への舞踏ワークショップ・インリーチを各地で展開し、好評を得ている。
●長井江里奈(ながい・えりな)
舞台芸術集団「山猫団」主宰・演出家。「伊藤キム+輝く未来」、「まことクラヴ」にてダンサーとして国内外の様々な劇場のみならず、ライブハウス、商店街、美術館、廃墟などありとあらゆる場所でパフォーマンスをしてきた経験を生かし、ソロアーティストとしても活動中。少女からアバズレまで、ライオンからロボットまで、ダンスから一人芝居まで、体を使ってできる事ならなんでも取り入れる。日本各地でワークショップなどの普及活動も積極的に行う。普段は地味。
●中村蓉(なかむら・よう)
早稲田大学在学時コンテンポラリーダンスを始める。ルーマニア・シビウ国際演劇祭、東アジア文化都市式典(韓国光州・横浜)など国内外で作品を上演。二期会オペラ『ジューリオ・チェーザレ』、ロックバンドsumika『MAGIC』などMVの振付も担当。郷ひろみ『笑顔にカンパイ!』、アブリル・ラヴィーン『Hello Kitty』MVにも出演。〈歌謡曲スイッチ〉と題し、八代亜紀『雨の慕情』など名曲の歌詞に登場する人物になり切って踊るダンスワークショップを各地で展開中。第1回セッションベスト賞(2012)、横浜ダンスコレクションEX審査員賞・シビウ国際演劇祭賞(2013)、第5回エルスール財団コンテンポラリーダンス部門新人賞(2016)など受賞。
●藤田善宏(ふじた・よしひろ)
パフォーマンスユニットCAT-A-TAC(キャットアタック)主宰。ダンスカンパニー・コンドルズメンバー。平成29年度文化庁芸術祭舞踊部門新人賞受賞。福井しあわせ元気国体開会式典演技振付総合監修。群馬大学非常勤講師。子供から大人まで幅広く楽しめるダンスや身体表現を駆使した無声劇(台詞のない物語)、柔軟な発想を生かした異ジャンルとのコラボが得意。小栗旬や加藤シゲアキ主演舞台への振付やステージング、NODA・MAPへの出演他、振付出演多数。「からだを使った遊び」を通して健全な心と身体を育む活動に取り組み、世代を超えたコミュニケーションツールとなり得ることを目指している。
●マニシア
長期に渡るNYでのダンス活動後、1990年に福岡にインターナショナルダンスネットワークを結成し、多国籍、多世代の参加者を募り、ストリートチルドレン救済チャリティー公演を13年間開催。2006年にワレワレワークスと改名し、障がいのある人々も含め子どもから高齢者まで多世代、親子、不登校生たち、パーキンソン病患者の作品などを発表し続け、インクルーシブな活動を展開させている。2014年イギリスで開催されたPEOPLE DANCINGに招聘を受けるなど、医療と福祉をテーマにヨーロッパ各地での活動も多数。
●康本雅子(やすもと・まさこ)
1974年東京都生まれ。これまでに自作品を国内外で発表するほか、演劇、ミュージックビデオやコンサート、企業広告への振付など多岐に渡るジャンルにおいて活動する。特に音楽家とのコラボレーションは多数。2004年にバニョレ国際振付賞にてナショナル協議員賞、2006年にトヨタ コレオグラフィーアワードにてオーディエンス賞受賞。近年は小学校でのワークショップや作品制作など多数行っており、新たな試みとして性教育のための身体ワークショップも企画している。2児の母親でもある。