一般社団法人 地域創造

平成30年度「公共ホール演劇ネットワーク事業」報告

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上:落語ワークショップ参加者のリレー落語披露(2018年10月21日/高知市文化プラザかるぽーと)
下:富田林公演の一場面(2018年9月22日/すばるホール)

 複数の公共ホールが共同して演劇作品の上演とワークショップなど地域交流プログラムを行う公共ホール演劇ネットワーク事業が終了しました。

 平成30年度は9月のすばるホール(富田林市)を皮切りに、全国7つの公共ホールで『桂九雀で田中啓文、こともあろうに内藤裕敬。笑酔亭梅寿謎解噺~立ち切れ線香の章』を上演しました。この作品は、小説家・田中啓文の古典落語をキーワードに繰り広げられる人気ミステリー小説を基に、南河内万歳一座座長の内藤裕敬さんが脚本・演出を手がけ、上方落語家・桂九雀さんが演じる演劇と落語を融合させた珍しい舞台で、演劇ファン、落語ファン双方が楽しめる公演となりました。

 地域交流プログラムは、それぞれの地域の特色に合わせて、内藤さんの演劇ワークショップ、九雀さんの落語ワークショップの2種類のプログラムを行いました。一部会場では落語ワークショップ参加者に公演本番で落語を披露するという体験もしていただきました。

 参加したホールの担当者は「公演制作に関する見識を深めるとともに、地域の人たちとのネットワーク、地域文化の発信拠点としての役割など、改めて公共ホールが果たす役割の大切さを実感できました」と事業を振り返っていました。

 平成31年度は、藤田貴大作・演出『めにみえない みみにしたい』の公演と地域交流プログラムをさいたま市、富良野市、士別市、伊達市、札幌市、久留米市、福岡市、熊本市、東松山市で実施する予定です。

 

●平成30年度公共ホール演劇ネットワーク事業『桂九雀で田中啓文、こともあろうに内藤裕敬。笑酔亭梅寿謎解噺~立ち切れ線香の章』

 

◎公演会期・会場
2018年9月22日:すばるホール(大阪府富田林市)/9月30日:能代市文化会館(秋田県能代市)/10月13日:サントミューゼ上田市交流文化芸術センター(長野県上田市)/10月21日:高知市文化プラザかるぽーと(高知県高知市)/2019年2月10日:豊岡市民プラザ(兵庫県豊岡市)/2月16日:茅ヶ崎市民文化会館(神奈川県茅ヶ崎市)/2月24日:淨るりシアター(大阪府能勢町)

 

◎地域交流プログラム実施日・会場(内容)
2018年8月9日:能代市文化会館(演劇ワークショップ)/9月6日、10月12日:犀の角・サントミューゼ上田市交流文化芸術センター(落語ワークショップ)/9月15日:すばるホール(演劇WS)/10月20日:高知市文化プラザかるぽーと(落語WS)/2019年2月4日:能勢小学校(落語WS〈小学校アウトリーチ〉)/2月9日:豊岡市民プラザ(落語WS)/2月15日:茅ヶ崎市民文化会館(演劇WS)

 

◎問い合わせ
芸術環境部 演劇担当
Tel. 03-5573-4076

 

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