一般社団法人 地域創造

平成30年度「地域創造大賞(総務大臣賞)」表彰式

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左:石田真敏総務大臣による受賞施設への表彰状と記念楯の授与/右:石田真敏総務大臣と受賞した6施設の関係者との記念撮影

 平成30年度「地域創造大賞(総務大臣賞)」の表彰式が1月18日、東京・グランドアーク半蔵門で行われました。この賞は、地域創造設立10周年を記念して、地域における文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくりに特に功績のあった公立文化施設を顕彰する総務大臣賞として創設されたものです。これまでに110施設が表彰され、その活動は広く全国に紹介されています。15回目となる今年度は全国から6施設の受賞が決定し、石田真敏総務大臣ご臨席の下、表彰式が行われました。
 主催者である一般財団法人地域創造の板倉敏和理事長の挨拶に続き、受賞施設の多彩な取り組みが映像で紹介されました。石田総務大臣から表彰状・楯の授与に続き、「(受賞施設が行う)地域住民と連携した文化・芸術活動の取り組みは、地域力の強化に繋がるものであり、人々が地域で支え合う持続的な社会の構築に大きく貢献していただいていると考えています。…今後とも、全国の公立文化施設のモデルとして、地域の暮らしをより心豊かなものにする文化・芸術の振興にご尽力賜りますようお願い申し上げます」とのエールが送られました。
 受賞施設を代表し、中心市街地の元デパートをコンバージョンした「アーツ前橋」で受賞した前橋市の山本龍市長より、「アーツ前橋は、昨年10月に開館5周年を迎えたばかりの新しい施設です。『創造的であること』、『みんなで共有すること』、『対話的であること』をコンセプトに地元のアーティストや中心商店街など、多くの市民と関わりながら、展覧会やイベントなどの活動に取り組んでいます。…このように公立の芸術文化施設が意欲的にまちと繋がり、アートをキーワードとして人と人を繋げ、創造力を育んでいくことは、『新しい価値の創造都市・前橋』の実現に大きな役割を果たすものと信じています。私たち受賞施設一同はこの栄誉を誇りとして、今後とも文化・芸術による地域振興やまちづくりをさらに推進してまいります」という決意を込めた謝辞をいたただきました。
 今回の賞は、受賞された施設のみならず、それらの施設を支え、文化・芸術による地域づくりに参加していただいている地域の皆様のご協力に対する感謝を込めて贈られるものです。心よりお祝い申し上げますとともに、今後のさらなるご活躍を期待しています。

 

●平成30年度地域創造大賞(総務大臣賞)受賞施設
・アーツ前橋[群馬県前橋市]
・長岡リリックホール[新潟県長岡市]
・茅野市民館[長野県茅野市]
・穂の国とよはし芸術劇場(PLAT)[愛知県豊橋市]
・徳島県立阿波十郎兵衛屋敷[徳島県]
・高松市美術館[香川県高松市]

 

●地域創造大賞審査委員会
・委員長
田村孝子(文化ジャーナリスト、公益社団法人全国公立文化施設協会 副会長)
・委員長代理
吉本光宏(株式会社ニッセイ基礎研究所 研究理事(社会研究部 芸術文化プロジェクト室長兼務))
・委員
板倉敏和(一般財団法人地域創造 理事長)
熊倉純子(東京芸術大学大学院国際芸術創造研究科長 教授)
小林真理(東京大学大学院人文社会系研究科 教授)
坪池栄子(株式会社文化科学研究所 編集プロデューサー)
仲道郁代(ピアニスト)
柳沢秀行(公益財団法人大原美術館 学芸課長)
*五十音順

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