一般社団法人 地域創造

特集 アートプロジェクト

前号に続き、全国各地で開催されている多彩なアートプロジェクトを紹介します。
※開催地の北から順に掲載。
[会]は会場、[問]は問い合わせ先です。
(finger.gifは地域創造助成事業)

青森県八戸市

7月25日、8月17日、18日、11月14日、12月12日、2019年1月9日

八戸工場大学2018

住んでいる者にとってはごく当たり前の日常の風景かもしれない「工場」。そんな工場を、景観やまちづくり、観光、文化、産業などの視点から多角的にとらえ、また新たな視点と気付きをもたらしてくれるアートを組み合わせることで、工場の魅力や価値を再発見し、発信していくプロジェクト。2013年に始まり、今回で6回目。

[会]八戸ポータルミュージアムはっちほか
[問]八戸市まちづくり文化推進室
Tel. 0178-43-9156

青森県八戸市

10月5日、6日

酔っ払いに愛を2018 ~横丁オンリーユーシアター~

市街地に古くからある横丁のあちこちで繰り広げられるダンス、芝居などのパフォーマンスをハシゴして楽しむイベント。2008年に始まり、今年で10回目を迎える。今回は、八戸を拠点に活動するダンスグループDANCE WAGなど9組のパフォーマーたちが登場。お酒片手に、ここでしか見られないパフォーマンスを楽しめる。

[会]八戸市中心街の横丁の空き店舗や路上
[問]酔っ払いに愛を実行委員会、八戸市(八戸ポータルミュージアム はっち)
Tel. 0178-22-8228

岩手県花巻市

10月7日、8日

土澤アートクラフトフェア 2018 秋

2008年に開始され、11年以降は春秋の年2回開催で今回16回目を迎える。街かど美術館事業の関連行事として画家・萬鉄五郎の生地・花巻市東和町を会場に、アートをより身近に感じ生活の中に取り入れることを目的とした、気軽にアート作品を購入できる機会を提供する。県内外のアーティスト320組による美術品や工芸品、手づくり品が揃うアート市。

[会]萬鉄五郎記念美術館前庭と土澤商店街
[問]土澤アートクラフトフェア 実行委員会(キクヤ内)
Tel. 0198-42-2632

仙台市

9月28日~30日

仙台クラシックフェスティバル2018

「楽都仙台」のクラシック音楽の祭典として親しまれている「せんくら」。13回目の今年は、4施設10会場で多彩なアーティストによる87公演をハシゴできる。仙台国際音楽コンクールの歴代入賞者も集結、来年のコンクール開催に向けたプレ・イヤーとして華を添える。キャッチコピーは「せんくら、いろいろ、ド・レ・ミ・し・よ・う・かな。」。

[会]日立システムズホール仙台(青年文化センター)、仙台銀行ホール イズミティ21、エル・パーク仙台、太白区文化センターほか
[問]せんくら事務局(仙台市市民文化事業団内)
Tel. 022-727-1872

仙台市

10月11日~14日

せんだい卸町アートマルシェ2018

「仙台市卸町を、全国からアートの集う芸術のまちに」をコンセプトに昨年から始まったアートフェスティバル。演劇やダンスなど多彩な20以上の芸術作品が全国から集まるほか、会場内には地元で人気の酒屋やパン屋、写真館などのブースを設置し、一日中楽しめるプログラムを展開する。

[会]せんだい演劇工房10-BOX・能-BOX
[問]せんだい卸町アートマルシェ実行委員会
Tel. 090-4130-1775

秋田県秋田市ほかfinger.gif

9月8日~11月11日

石井漠・土方巽記念 国際ダンスフェスティバル2018『踊る。秋田』vol.4

石井漠、土方巽など日本を代表する舞踊家・舞踏家を輩出した秋田を、「舞踊・舞踏の聖地」として国内外に広く発信し、地域活性化を目指すダンスフェスティバル。特別野外公演「大駱駝艦の金粉ショー」に始まり、第一回土方巽記念賞受賞者の三東瑠璃や石井漠記念賞受賞者の勅使川原三郎・佐東利穂子の公演を実施。ほかにも三種町で地元の子どもたちが参加するアウトリーチ公演も開催される。

[会]秋田市文化会館、秋田市にぎわい交流館AU、三種町山本ふるさと文化館ほか
[問]石井漠・土方巽記念 国際ダンスフェスティバル実行委員会
Tel. 018-874-9037

福島県会津若松市

10月6日~11月4日

あいづまちなかアートプロジェクト2018

会津の文化資源である漆をテーマとした「会津・漆の芸術祭」と、会津が誇るアーティストの優れた芸術作品などを展示する「まちなかピナコテカ」を二本柱としたまちなかのアートイベント。展示会場としてまちなかの歴史ある蔵や店舗などを活用し、古くから地域にある建物がもつ空間的魅力と芸術作品のコラボレーションにより、まちなかをアートで彩る。

[会]七日町通り、野口英世青春通り、大町通りほか
[問]あいづまちなかアートプロジェクト実行委員会
Tel. 0242-39-1305

茨城県常陸太田市

9月30日~11月25日

鯨ヶ丘の小さな声

2016年の県北芸術祭で展示された《Signs of Memory 2016:鯨ヶ丘のピンクの窓》の作者・原高史を再び招聘し、古い街並みの残る鯨ヶ丘地域を飾る標識・看板を新たに制作。16年は地域の人々の思い出や歴史をインタビューした言葉から抜粋し展示したが、それらをベースに、今年開催された街歩きのワークショップを通して採集した、高校生など外部の人の目線による鯨ヶ丘への言葉も展示する。

[会]鯨ヶ丘地域各所
[問]常陸太田市企画課
Tel. 0294-72-3111(内線311、312)

群馬県前橋市

10月12日~11月4日(※金土日のみ開催)

アーツ前橋開館5周年記念 つまずく石の縁─地域に生まれるアートの現場─

アーツ前橋の5周年をきっかけに商店街と協働して開催されるまちなか展覧会。出品作家は、これまでアーツ前橋のアーティスト・イン・レジデンスに参加した国内外10組のアーティスト。前橋が舞台となる作品や、滞在したことで生まれた作品を中心に紹介し、レジデンスの成果展も兼ねている。商店街を舞台に、回遊型の展覧会を行うことで、まちの活性化を図る。

[会]前橋中心市街地周辺
[問]アートによる文化交流推進実行委員会事務局(アーツ前橋内)
Tel. 027-230-1144

新潟県佐渡市

前期:8月10日~26日/後期:9月28日~10月14日

さどの島銀河芸術祭2018

佐渡島の自然や歴史、民話、伝承を掘りおこし、作品展示、アートイベント、食や市民連携のプロジェクトを通してこの土地の魅力を再発見していく芸術祭。観光地として知られた場所とは異なる寺社や漁港、廃校、舟小屋、棚田などが会場となる。今回は漫画家・楳図かずおの『わたしは真悟』をテーマとした特別展示も見どころ。

[会]佐渡島内複数箇所
[問]「響く島。SADO」プロジェクト総合案内窓口
Tel. 050-5305-5135

名古屋市

10月27日~11月18日

やっとかめ文化祭

今年で6回目の開催となる名古屋の伝統文化をまちなかで体感するイベント。狂言や歌舞伎などを街角で上演する「芸どころまちなか披露」、まちの歴史や文化を学ぶ「まちなか寺子屋」、40コースの「まち歩きなごや」など。老舗料亭でお座敷芸や狂言を食事しながら楽しむ「お座敷ライブ」も開催。期間中は100を超えるプログラムを毎日開催する。

[会]名古屋城ほか市内各所
[問]やっとかめ文化祭実行委員会
Tel. 052-262-2580

愛知県長久手市

9月29日~10月21日

ながくてアートフェスティバル2018

まちをアートで盛り上げ、アートをきっかけに人と人とを繋ぐイベント。市内各所でアート作品の展示や、ワークショップ、農業とアートのコラボレーション「NAFファーム」などさまざまな企画が行われる。また、多くの作家が集まり、2メートル四方の小さなアトリエが50店以上出店する人気企画「NAFアトリエマーケット」も開催。

[会]長久手市文化の家ほか市内各所
[問]ながくてアートフェスティバル実行委員会
Tel. 0561-61-3411

滋賀県長浜市

10月6日、7日

ART IN NAGAHAMA 2018

1987年に「秀吉公が長浜城下に設けた楽市楽座を、芸術の視点で再興する」ことをテーマとして、さまざまな職業の市民が議論を重ねてスタート。毎年、長浜の中心市街地に全国から約200組のアーティストが集結し、作品の展示・販売を行っている。今年はロバート・プラットによる絵画展や早川鉄平による巨大切絵展示、ライブペインティングなどさまざまな催しが行われる。

[会]長浜市中心市街地
[問]芸術版楽市楽座 アートインナガハマ事務局
Tel. 0749-65-0393

鹿児島県西之表市・中種子町・南種子町

10月20日~11月25日

種子島宇宙芸術祭

宇宙に一番近い島・種子島を舞台に、宇宙をテーマにした果てしない時間と人間の根源を奥深く解釈した作品を島全域で展示するほか、ワークショップや巨大な洞窟でのプラネタリウムイベントなどを開催。今年も、昨年に引き続きクラウドファウンディングによって実施プロジェクトが決まる「宇宙のタネ」など、新しい芸術祭のカタチに挑戦する。

[会]種子島全域
[問]種子島宇宙芸術祭実行委員会
Tel. 0997-22-9119

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