データの見方
情報は地域ブロック別に、開催地の北から順に掲載してあります。
●開催地/地域創造の助成事業
開催地の下は事業運営主体、住所、電話番号、担当者名の順に記載してあります。
太字部分が事業名で、以下、内容を紹介しています。
島根県松江市
松江・森の演劇祭実行委員会
〒690-2105 松江市八雲町平原481-1
Tel. 0852-54-2400 園山土筆
http://www.ashibue.jp/2017festival.html
松江・森の演劇祭2017
3年に一度行われる国際的な演劇祭。これまでの「八雲国際演劇祭」からタイトルを変え、世界5カ国の16集団が参加し、演劇やパフォーマンス、音楽、人形劇が上演される。「演劇はこころの食べもの」というコンセプトで、幅広い世代を対象に、言葉の壁を越えたアート体験を提供。オープニングでは、参加アーティストによる即興パフォーマンスやかくし芸が披露される。
[日程]11月2日~5日
[会場]森の劇場しいの実シアター、アルバホール、平原会館ほか
岡山市
岡山県天神山文化プラザ、岡山県ほか
〒700-0814 岡山市北区天神町8-54
Tel. 086-226-5005 福田淳子
天神山文化プラザ特別企画展 天神山迷図
天神山文化プラザ(前県総合文化センター)は、前川國男が場所の魅力を活かし、岡山の人々に使い続けられる建築を目指して設計し、1962年に開館。世代やジャンルを超えた学びと創造の現場として、今も岡山の文化を発信し続ける。本展では展示室やホール内の催しだけでなく、建築や中庭も含めた天神山文化プラザという“場”が丸ごと会場となり、さまざまな企画展やパフォーミングアーツ、ナイトミュージアムなどが展開される。
[日程]10月28日~11月19日
[会場]岡山県天神山文化プラザ
徳島県徳島市
徳島県とくしま文化振興課
〒770-8570 徳島市万代町1-1
Tel. 088-621-2249 大崎理英
http://tokushima-kenbunsai.jp/
ほう楽★ガールズconcert
徳島県の邦楽の裾野拡大のため、県内の若手邦楽演奏者9人によるアイドルグループ「ほう楽★ガールズ徳島」を結成。メンバーは県邦楽協会や大学邦楽部からの推薦などで選ばれた、大学生と会社員ら18~25歳の女性で構成(箏7人、三味線と笛各1人)。若い世代に邦楽への興味をもってもらうことが最大の目的で、メンバーはカラフルな着物や派手な髪型でアピールする。初舞台となる今回は、オリジナル曲や県公式マスコット「すだちくん」のテーマソングを邦楽バージョンなどで演奏する予定。
[日程]11月20日
[会場]あわぎんホール
香川県高松市
高松市美術館
〒760-0027 高松市紺屋町10-4
Tel. 087-823-1711 牧野・橘
https://www.city.takamatsu.kagawa.jp/museum/takamatsu/
高松コンテンポラリーアート・アニュアルvol.06/物語る物質
2009年(vol.00)から始まった独創性、将来性のある作家を紹介する現代美術のグループ展。7回目の今回は「物語る物質」をテーマに、物質を新しい視点のもとで使用する6名の作家たちによる絵画や彫刻、インスタレーションなどを紹介。動物の骨や角、磁器や土、洗濯バサミなどの素材が、作家たちのアプローチによって大きく姿を変える。会期中には出品作家によるワークショップなども開催される。
[日程]10月22日~11月26日
[会場]高松市美術館
香川県高松市
香川県立ミュージアム、香川県埋蔵文化財センター
〒760-0030 高松市玉藻町5-5
Tel. 087-822-0247 渋谷・鹿間・長井
http://www.pref.kagawa.jp/kmuseum/
讃岐びと、時代を動かす ─地方豪族が見た古代世界─
讃岐国府跡をはじめとした古代遺跡の発掘調査、文献資料の再検討により、今まで中央から語られてきた古代史を讃岐目線で読み解く展覧会。7世紀から11世紀の地方豪族・讃岐びとに焦点を当て、国宝7点、国指定重要文化財13点などの展示を通して、彼らが中央政府や宗教界で大きな役割を演じ、地域支配のあり方を変えていった歴史を紹介する。
[日程]10月7日~11月26日
[会場]香川県立ミュージアム
[TOPICS] ●大正時代の文化人の精神を基に創作 久万美術館「シュらん2017」
伊丹万作(映画監督)、中村草田男(俳人)、重松鶴之助(画家)ら松山出身者が大正期に手書きで制作し、絵や詩歌、小説などを発表した同人誌『朱欒(しゅらん)』。同誌を所蔵する町立久万美術館で、世界に1冊ずつしかない全9巻を基にした文化プロジェクト「座朱欒」が行われています。
第1部では、クラウドファンディングを通して、書き下ろしの翻刻版を製作しました。「クラウドファンディングは初めての試みで度胸が必要だったが、さまざまな方々の協力の下、多くの人に興味をもってもらえた」と担当学芸員の中島小巻さん。
その第2部として開催している展覧会「シュらん2017」では、愛媛にゆかりのある3名の若手作家、八木良太、西武アキラ、海野貴彦が現代版の「朱欒」を再現しています。
例えば、八木と西武はお互いの作品のコラボレーションを試み、また海野は設計図のない家を地元の棟梁と一緒につくり上げました。そこには関わる者同士の信頼関係があり、仲間同士で制作し、芸術へ青春を傾けた『朱欒』のあり方に繋がっています。「自主企画として地域の作家を取り上げることを大事にしている。第3部ではネット上の同人誌としてウェブサイトを開設する予定。メディアの発達によって連絡手段や人の集まり方が大きく変化し、会わなくても同人誌がつくれる現代と、伊丹らが活動した大正時代の、それぞれの時代性を感じていただけたら」(中島さん)
地域に残った文化の足跡を基に、現代の発達したメディアをうまく使い、企画を広げ、深めていくこのプロジェクトの今後にも注目です。
●愛媛県久万高原町
9月9日~11月23日
[会場・問い合わせ]
町立久万美術館
Tel. 0892-21-2881
http://www.kumakogen.jp/culture/muse/