地域創造では「実践的な公立美術館運営能力の向上」ならびに「公立美術館の相互交流」を図るための出前型の研修事業を行っています。
本研修事業を平成30・31年度に地域創造と一緒に行う公立美術館を募集します。
皆さまのご応募をお待ちしております。
◎研修事業の特徴
・地域のニーズに沿ったカリキュラム編成
・現地開催による研修参加者の負担軽減
・地元負担ゼロの講師の派遣
・ゼミ形式による参加者の相互交流の促進
募集締切:2018年1月31日(水)必着
札幌での開催例(平成29年度)
●美術館と観光がテーマ
・1限目:「公立美術館の行政における立ち位置」
石川善朗(地域創造 常務理事)
美術館とは何なのかを考える。
・2限目:「美術館と観光─ 美術館は誰のものか?」
山口裕美(アートプロデューサー)
『観光アート』(2010年、光文社)の著者である山口氏ご自身の体験などを踏まえた、外部からの目線による公立美術館への新しい提案。
・3限目:「美術館のおもてなしの事例」
高野英江(地域創造 美術館担当(前川崎市岡本太郎美術館職員))
公立美術館のナイトミュージアムや自主的イベントなどによるおもてなしの実践例を紹介。
・4限目:ディスカッション
これまでの講義を踏まえ、参加者全員でのディスカッションを行い、各美術館の置かれている状況や、それぞれの立場について意見交換。
●会場は北海道立近代美術館
●札幌市内の公立美術館等の学芸員、行政担当者が参加しての半日の研修
●今後、地域における課題に沿って、研修担当者と相談をしながら具体的な内容を決定。
●2年間にわたり複数回開催予定。
●対象となる公立美術館等 次の①の公立美術館が、②まとまって参加することを要件とします。
①地方公共団体が設置し、直営または指定管理者が管理運営する公立美術館(博物館を含む)が対象
②公立美術館がまとまって参加(次のいずれか)
・都道府県単位の公立美術館
・都道府県の中のまとまった地域の公立美術館
・都道府県を越えてまとまった地域の公立美術館
●対象となる職員
公立美術館の学芸員、一般事務職員、行政担当者等
●申請者
・都道府県単位の公立美術館の研修事業の場合は、当該都道府県立美術館
・都道府県内外のまとまった地域における研修事業の場合は、地域の中核的な公立美術館
●事業内容(原則)
[開催地]申請をする公立美術館(以下、「申請美術館」)
[参加者数]双方向型の研修を実施するため、20人以内
[開催回数・開催時間等]
・平成30年度、31年度の2年間について、内容の異なる半日の研修事業を、申請美術館の決定する日程において、複数回行います。
・半日の研修においては、50分単位3~4コマで行います。
(例) 1限:行政経験者によるゼミ
2限:学芸員等によるゼミ
3限:参加者全員による座談会
[カリキュラム]右欄の「研修項目」の中から、公立美術館の要望に沿って、申請美術館と地域創造が共同してオーダーメイド型で策定します。
●「美術館出前型(オーダーメイド型)ゼミ」 ◎研修項目案
・行政当局から見た公立美術館
・公立美術館から見た行政当局
・公立美術館の組織・人を動かすためには?
・公立美術館の評価の具体例
・公立美術館同士の連携例
・公立美術館と民間施設の連携例(共通入場パスポート)
・公立美術館のショップ・レストランの具体例
・観光と美術館
・マーケティング
・効果的なプロモーション(広報)
・文化政策のこれまでの流れと今後の方向・知っておきたい行政の知識(予算獲得の方法など)
・その他、申請美術館が必要とする、公立美術館運営能力の向上に資するもの
◎申請美術館としての業務
参加者への働きかけ、参加者名簿の作成、会場の設営、配布資料の印刷などの業務(なお、参加職員の旅費は派遣した公立美術館が負担)。
◎申請方法
当ホームページの「様式箱」→「ステージラボ・アートミュージアムラボ」→「美術館出前(オーダーメイド)型ゼミ」より、申請書をダウンロードし、必要事項を記入の上、お申し込みください。
https://www.jafra.or.jp/project/visual-art/05.html#boshu
◎問い合わせ
総務部 高野
Tel. 03-5573-4143