平成29年度公共ホール現代ダンス活性化事業(ダン活)
登録アーティストのご紹介(50音順、ソロ・デュオの順)
●北尾亘(きたお・わたる)
幼少よりクラシックバレエからストリートダンスまで幅広く経験。桜美林大学にて木佐貫邦子に師事。2009年ダンスカンパニー「Baobab」を旗揚げ。土着的な圧倒的群舞とお芝居の要素を持ち味に注目を集める。10回の単独公演のほか、劇場から屋外まで多数フェスティバルに参加。近藤良平・杉原邦生・山本卓卓作品等に多数出演。近年では舞台・CM・映画での作品の振付、ワークショップやレッスン講師なども積極的に行う。トヨタコレオグラフィーアワード2012「オーディエンス賞」、第3回エルスール財団新人賞〈コンテンポラリー部門〉を受賞。急な坂スタジオサポートアーティスト、尚美学園大学非常勤講師。
●鈴木ユキオ(すずき・ゆきお)
世界40都市を超える地域で活動を展開し、しなやかで繊細に、且つ空間からはみだすような強靱な身体・ダンスは、多くの観客を魅了している。2008年に「トヨタ コレオグラフィーアワード」にて「次代を担う振付家賞(グランプリ)」を受賞。2012年フランス・パリ市立劇場「Danse Elargie」では10組のファイナリストに選ばれた。また、国内外の学校や養護施設でのワークショップや、障害のある人も含めたダンスカンパニーでの創作活動なども行い、丁寧に身体を意識し、自分のダンスを楽しむきっかけを提案している。
●田畑真希(たばた・まき)
タバマ企画主宰。3歳からクラシックバレエを始める。高校生の頃、トゥシューズを履いて踊ることに疑問を感じ、さらなる表現を追及するため桐朋学園短期大学演劇科に入学。演技・日舞・狂言・アクロバット等さまざまな表現を学ぶ。紆余曲折を経て再びダンスの世界へ。2007年より振付家としての活動を始める。滑稽なまでに紡ぐ作風には定評があり、国内外で精力的に活動中。横浜ダンスコレクションR2009にて「未来に羽ばたく横浜賞」「マスダンザ賞」をダブル受賞。
●田村一行(たむら・いっこう)
1998年大駱駝艦に入艦。舞踏家・俳優である麿赤兒に師事。2002年より自らの振付・演出作品の創作を開始。緻密な振付で構成する作品は、新たな舞踏の可能性を示し注目されている。2008年文化庁新進芸術家海外留学制度により、フランスへ留学。小野寺修二、宮本亜門、白井晃、渡辺えり、笠井叡、ジョセフ・ナジの舞台など客演も多数。舞踏の特性を活かしたワークショップやインリーチは、各分野のアーティストのみならず、子どもから高齢者まで幅広く好評を得ている。第34回舞踊批評家協会賞新人賞受賞。
●長井江里奈(ながい・えりな)
舞台芸術集団「山猫団」主宰・演出家。「伊藤キム+輝く未来」、「まことクラヴ」にてダンサーとして国内外のさまざまな劇場、ライブハウスや商店街、美術館などありとあらゆる場所でパフォーマンスを行う。2013年にダンサー、音楽家、絵描き、造形作家、デザイナーなどさまざまなジャンルから成る「山猫団」を設立。ステージ・客席を含めた空間美術から、イラスト・ダンス・音楽・芝居まですべて自家製で、「扉の向こう」に幻の時間と空間を作り出す。また日本各地でワークショップなどの普及活動も積極的に行う。普段は地味。
●中村蓉(なかむら・よう)
早稲田大学モダンダンスクラブにてコンテンポラリーダンスを始める。2009年より小野寺修二、近藤良平、室伏鴻の振付作品に出演、アシスタントを務める。2010年より自身の作品を創り始め、踊る身体を媒介に、音楽・言葉・物語・小道具を総動員してひとつの世界を創り上げる。ルーマニア・シビウ国際演劇祭、イギリス ナショナル・シアター・ウェールズでのレジデンスなど国内外で活動中。横浜ダンスコレクションEX2013「審査員賞」「シビウ国際演劇祭賞」、第5回エルスール財団新人賞〈コンテンポラリーダンス部門〉などを受賞。
●東野祥子(ひがしの・ようこ)
ANTIBODIES Collective振付家・ダンサー。10歳からダンスを始める。2000~14年「Dance Company BABY-Q」を主宰。国内外の劇場やフェスティバルにて舞台作品を数々発表。ミュージシャンと即興セッションを多方面で展開する。トヨタコレオグラフィーアワード、横浜ソロ×デュオ〈Competition〉+などで大賞を受賞。2015年、京都に活動拠点を移し、「ANTIBODIES Collective」を音楽家のカジワラトシオと結成。多ジャンルのアーティストと共に大掛かりな舞台作品制作やパフォーマンス、インスタレーションなど全国並びに海外にて他数実践している。またダンサー育成のワークショップや学校へのアウトリーチなども精力的に展開し、地域の活性化に根ざした活動を実践している。
●セレノグラフィカ
[隅地茉歩(すみじ・まほ)+阿比留修一(あびる・しゅういち)]
関西を拠点に国内外、屋内外を問わず幅広く活動を展開する男女2人組のダンスカンパニー。多様な解釈を誘発する不思議で愉快な作風と、緻密な身体操作から繰り出されるダンスで、多くの観客を魅了している。2005年に隅地がTOYOTA CHOREOGRAPHY AWARD「次代を担う振付家賞(グランプリ)」を受賞。公演・ワークショップ・セミナーなど、ダンスと旺盛に関わり、全国各地を駆け巡りながら「身体と心に届くダンス」を伝える日々を送る。350を超える教育機関へのアウトリーチも行い、あびちゃん・まほさんとして人気。
●事業実施要綱および事業申込書等は、当財団ウェブサイトに掲載しています。
https://www.jafra.or.jp/project/dance/01.html
●「公共ホール現代ダンス活性化事業(ダン活)」に関する問い合わせ
芸術環境部 栗林・鈴江
Tel. 03-5573-4055・4077
dankatsu*jafra.or.jp(*を@に変えてご利用ください)