「公共ホール演劇ネットワーク事業」は、複数の公共ホールが共同して演劇作品の上演とワークショップなど地域交流プログラムを実施するものです。この事業に参加する公共ホールは実行委員会等を組織し、制作会議などを重ねながら、運営、広報、宣伝等の業務について協力しあいます。ホールごとの独自の試みや集客方法、制作ノウハウをお互いに共有するという過程を通して、各ホール担当者の企画・制作能力の向上を図ることができます。また、複数の公共ホールが連携することで予算を抑えることができ、ホール単独では実施が難しい演劇公演を可能にします。
今年度は、即興劇の名作として上演を重ねてきた『青木さん家の奥さん』を、作・演出の内藤裕敬(南河内万歳一座)、岩崎正裕(劇団太陽族)、多田淳之介(東京デスロック)、田上豊(田上パル)の演出家4人と、南河内万歳一座の俳優でもあり演出家でもある鈴村貴彦、荒谷清水に加え、公演地ごとのゲスト出演者により『演出家だらけの青木さん家の奥さん』として上演します。
併せて、内藤、岩崎、多田、田上の4氏が各公演地の学校でのアウトリーチや地域の表現者を対象にしたワークショップを実施します。
●平成28年度公共ホール演劇ネットワーク事業「演出家だらけの青木さん家の奥さん」
2016年10月22日、23日/高知市文化プラザかるぽーと
10月26日/豊中市ローズ文化ホール
10月29日、30日/北九州芸術劇場
2017年3月4日、5日/上田市交流文化芸術センター
3月11日/魚沼市小出郷文化会館
◎問い合わせ芸術環境部 小林・工藤
Tel. 03-5573-4124・4076