ジャンル別に、開催地、日程、事業名、事業内容の順に掲載しています。[会]は会場、[問]は問い合わせ先です。(は地域創造助成事業)
音楽・演劇・ダンス
宮城県名取市 7月30日
Art for Kids @なとり わくわく楽しい音楽会─旅する作曲家のドキドキ旅行記─
音楽教育プログラム「Art for Kids @なとり」として毎年名取市内の全小学校の4年生を対象にアウトリーチを実施し、その一環で夏休みに開催しているファミリーコンサート。今年度から仙台フィルハーモニー管弦楽団と音楽事業提携協定を締結し、6月の全校アウトリーチは同フィルコンサートマスターの二人のヴァイオリニスト・神谷未穂と西本幸弘が“対話型鑑賞”の手法により取り組んできた。コンサートには二人を中心とした仙台フィルメンバーが出演する。
[会][問]名取市文化会館 Tel. 022-384-8900
茨城県日立市 7月18日
子どもオペラ学校ワークショップ成果発表会「“魔笛”に出会った子どもたち」
2006年から実施しているオペラ体験プログラム。8回目の今回は「考える」「理解する」「伝える」をテーマに、3月から小学3年生~中学2年生の28人が『魔笛』の曲を歌う音楽ワークショップ、お面づくりから作品を理解する美術ワークショップ、踊りや演技で身体表現をする表現ワークショップで『魔笛』を体感する。子どもたちが自分たちなりに解釈した『魔笛』を成果発表会で表現する。
[会][問]日立シビックセンター Tel. 0294-24-7711
埼玉県富士見市 7月25日~31日
キラリふじみ・ワークショップ 夏休みこども劇場「えんげきをつくろう」
小学3~6年生を対象とした夏休み恒例の演劇ワークショップ。講師は俳優・NPO法人演劇百貨店メンバーで劇場や学校、美術館などで演劇ワークショップのファシリテイターとして活躍している南波圭。仲間たちと1週間楽しく演劇づくりを学びながら、自分が感じたこと、伝えたいことを形にし、最終日のミニ発表会で成果を披露する。
[会][問]富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ Tel. 049-268-7788
東京都台東区 8月7日
夏休み子供音楽会2016
毎年恒例の親子向け夏休みコンサート。演奏は東京都交響楽団、指揮・お話は大井剛史。当日は国立西洋美術館や上野の森美術館、東京国立博物館、上野動物園など、上野公園の9つの文化施設と近隣エリアを「上野1dayパス」を使って1日中楽しめる。当日は0才から参加できる「ミュージック・ワークショップ」(→P16参照)やバックステージツアーも開催。
[会][問]東京文化会館Tel. 03-3828-2111
東京都国立市 7月29日
くにたち芸小こども寄席その6
小学生を対象とした夏休み恒例の落語入門企画。落語への関心喚起とお客さんの前で発表する挑戦心を応援する。落語家が作成したオリジナルテキストを事前に配布し、その中から選んだ噺に落語家が直接稽古をつける。講師は「くにたちすたじお寄席」にもレギュラー出演中の立川らく次と立川志獅丸。
[会][問]くにたち市民芸術小ホール Tel. 042-574-1515
横浜市 8月10日~13日
三ツ橋敬子の「新☆夏休みオーケストラ!」みんなでワクワク!編
家族いっしょにオーケストラの魅力を楽しめる夏休み恒例の企画。今年からヨーロッパを拠点に活躍している指揮者・三ツ橋敬子を迎え、神奈川フィルハーモニー管弦楽団のコンサートを中心に、バックステージ・ツアーや音楽づくりワークショップ、公開リハーサル、指揮者との交流、ホールスタッフ・広報活動体験などバラエティに富んだプログラムで、オーケストラやホールにより親しみを感じてもらう。
[会][問]神奈川県立音楽堂 Tel. 045-263-2567
長野県松本市 7月31日
THE鍵盤フェスタ!~あなたはどのケンバンがお好き?~
ホールが所有する3種類の鍵盤楽器(パイプオルガン、チェンバロ、ピアノ)の魅力をわかりやすく紹介する夏休み恒例の企画。コンサートでは各楽器の仕組みや音色の違いをプロの演奏者がトークと名曲の演奏で紹介。同じ曲の弾き比べやめったに見られない3種類のアンサンブルも披露される。体験コーナーでは3つの楽器をすべて弾くことができるほか、パイプオルガン内部見学やチェンバロのペーパークラフトづくりなども実施。
[会][問]松本市音楽文化ホール (ザ・ハーモニーホール) Tel. 0263-47-2004
岐阜県多治見市 7月23日
100人のプレミアムなセカイvol.38
「kajiiとあそぼう おもしろ楽器コンサート&楽器作りワークショップ」
「息遣いのわかる距離で来場者とアーティストが結ばれる」をコンセプトに開催しているコンサートシリーズ。今回は茶碗など日用品を使ってクラシックなどを奏でるユニークな演奏活動で話題を集める名古屋のユニット「kajii(カジー)」が登場。ワークショップで缶を使ったオリジナル楽器をつくり、コンサートでkajiiと共演する。
[会][問]多治見市笠原中央公民館アザレアホール Tel. 0572-43-5155
静岡市 8月4日~6日
グランシップ世界のこども劇場2016
子どもたちに上質な舞台芸術を届け、世界各国の文化や人々にふれる機会をつくる舞台芸術プログラムとして2010年よりスタート。今年はベルギーやセルビアなど海外4団体が参加するほか、初めて日本の伝統芸能を取り上げ、和泉流狂言方による公演とワークショップも行われる。7月31日には「子供のためのシェイクスピア『オセロー』」も開催。
[会][問]静岡県コンベンションアーツセンター「グランシップ」 Tel. 054-289-9000
愛知県豊田市 7月30日
豊田市ジュニアオーケストラ結成20周年記念公演
「第28回定期演奏会 サマー・コンサート」
結成20周年を迎えた豊田市ジュニアオーケストラの夏期恒例の定期演奏会。今回は、三浦文彰(ヴァイオリン)をゲストに迎え澤和樹の指揮の下、モーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』序曲などを演奏する。小学4年生から大学生までの66人で構成される同オーケストラは、音楽学校に通うプロの卵も多く所属している。翌31日には20周年を記念して東京公演(紀尾井ホール)も行われる。
[会][問]豊田市コンサートホール・能楽堂 Tel. 0565-35-8200
愛知県長久手市 6月11日~8月7日
おんぱく2016~この夏、長久手に音楽の王国が現れる!
長久手市の夏の風物詩として定着しているクラシック音楽イベント。6月~8月にかけて、地元で活躍する音楽家たちが児童館やモリコロパーク、リニモ(愛知高速交通)車内など市内約20カ所でパフォーマンスを繰り広げる。最終日は文化の家が“丸ごと一日音楽テーマパーク”に。この日のために各地から集まったプロフェッショナル集団・おんぱくスペシャルオーケストラによるコンサートやワークショップなど、さまざまなプログラムが行われる。
[会]長久手市文化の家ほか市内各所
[問]長久手市文化の家 Tel. 0561-61-3411
愛知県内各所 6月22日~10月2日
2016ジョイントフェスティバル愛知
~子どもの笑顔は大人の笑顔 輝く子どもが未来をひらく~
愛知県内の広域的な協働によって地域文化の再生と活性化、コミュニティの再構築、そして子どもたちにさまざまなジャンルの舞台芸術を届けることを目的に2013年にスタートしたフェスティバル。複数の自治体が企画立案から協働することで、単独では開催が困難な文化事業を展開している。今年度はスウェーデンより「シアター・ペロ」と「シアター・トレ」の2劇団を招聘するほか、国内団体による音楽・演劇・ダンス・人形劇など幅広いプログラムを開催する。
[会]愛知芸術文化センター、うりんこ劇場、おおぶ文化交流の杜アローブ、幸田町民会館、豊川市音羽文化ホール、豊川市御津文化会館、長久手市文化の家、名古屋文理大学文化フォーラム、西尾市文化会館、碧南市芸術文化ホール、みよし市文化センター サンアート ほか
[問]2016ジョイントフェスティバル愛知協議会 http://www.j-fes.net/
京都市 7月23日~8月7日
夏休み芸術体験教室
夏休み期間中、小中学生や高校生に、伝統音楽や伝統芸能などに実際にふれ、楽しみながら学んでもらう。邦楽(箏・尺八)、日本舞踊、能楽(仕舞、笛・小鼓・大鼓・太鼓)を4~5日間じっくりと稽古を重ね、各教室ごとに成果を発表する。能楽は大江能楽堂の本舞台で公演を行う。
[会]京都芸術センター、大江能楽堂
[問]京都市芸術文化協会 Tel. 075-213-1003
兵庫県伊丹市 7月22日~24日(ダンス)、29日~31日(演劇)
こどものための夏休みワークショップ
小学3~6年生に表現する楽しさを体感してもらう夏期恒例のワークショップ。講師は各地でさまざまなワークショップを手がける砂連尾理(ダンサー・振付家)と林慎一郎(劇作家・演出家/極東退屈道場)。ダンスでは、“伊丹の歌”をつくってそれに合わせて踊り、映像作家が撮影してプロモーションビデオに。演劇では、さまざまな表現を体験しながら“めっちゃもりあがる遊び”を開発する。
[会][問]アイホール(伊丹市立演劇ホール) Tel. 072-782-2000
兵庫県川西市 7月2日~8月18日
ダンス・ワークショップ「みんなで踊ってみよう!」2016夏
身体を動かすこと、表現することの楽しさ、ステージに立つことの高揚感を味わうことをコンセプトに開催している夏休み恒例のダンスワークショップ。講師はみつなかオペラなどの振付も手がける生駒里奈。小学生クラス(4~6年生)、一般(中学生~)、シニアクラスの3コースを設け、最後の3日間は全クラス合同で練習し、最終日にホールで成果を披露する。
[会]川西市みつなかホール ほか
[問]川西市みつなかホール Tel. 072-740-1117
福岡県大野城市 7月21日
お芝居×ナゾ解き×バックステージツアー
「大野ジョー☆一座 危機一髪!?~ハッピーエンドをとりもどせ~」
大野城まどかぴあ開館20周年記念事業「まどかぴあ誕生祭」のプログラム。この日のためにつくられたお芝居(作は福岡の劇団、非・売れ線系ビーナス)のストーリーに沿って、館内に散らばる“ナゾ”を解いたり、大ホールの裏側を探検するなど、演劇の面白さとホールの秘密を同時に体験できるイベント。見事謎解きをクリアすれば“まどかぴあマスター”認定証が授与される。
[会][問]大野城まどかぴあ Tel. 092-586-4000
福岡県宗像市 7月24日
宗像ミアーレ音楽祭2016プレイベント
「ジャジャジャジャーンで始まる!わくわく・ドキドキ~オーケストラ体験!!」
10月に開催される「宗像ミアーレ音楽祭」のプレイベントとして開催する体験型コンサート。子どもたちが九州交響楽団の弦楽器奏者と合奏にチャレンジしたり、ベートーヴェン『運命』の秘密に迫る音楽ワークショップなどが行われる。当日は観客の案内やプログラムの配布、開演前のアナウンスなどをする「キッズスタッフ」を募集。
[会][問]宗像ユリックス Tel. 0940-37-1311
長崎県佐世保市 7月24日
子どものためのピアノのひみつ基地
ピアニスト・中川賢一によるレクチャーコンサート。『月の光』や『展覧会の絵』などお馴染みの名曲の演奏を交えながら、ハンマーの動きなどがよくわかるアクションモデルによって音の出る仕組みを解説したり、舞台に上がってピアノに触れたり下に潜ったりしてどれほど振動しているか体感するなど、ピアノの秘密をわかりやすく解説。コンサートに合わせて、中学生対象の「ホールスタッフ・ワークショップ」も実施。実際に受け付けやもぎりなどフロントから音響や照明などテクニカルまでホールの仕事を体験する。
[会][問]アルカスSASEBO Tel. 0956-42-1111
美術
横浜市 7月29日~8月7日
あざみ野こどもぎゃらりぃ2016
子どもたちがアーティストや表現と出合うことを目的に毎夏開催している展覧会。11回目となる今回は、川村亘平斎の影絵のインスタレーション作品と後藤楯比古の日用品を動物に見立てた造形作品を展示。身近なものをユニークな視点で見るふたりの美術家の作品を紹介する。アーティストによるワークショップのほか、最終日には川村亘平斎と田中肇による影絵の公演も行われる。ほかに、近隣小学校へのアウトリーチや、事前ワークショップで子どもたちが撮影・プリントした写真が成果発表として展示される。
[会][問]横浜市民ギャラリーあざみ野 Tel. 045-910-5656
滋賀県大津市 6月28日~8月28日
夏休み子ども美術館「ヒトツがならんでイッパイふえて」
夏休みを含む期間、テーマを設定して、現代美術から小倉遊亀コレクションまでの所蔵品の魅力を子どもや初心者にわかりやすく伝える展覧会。今年は美術の基本要素である「数」や「順列」「反復」をテーマに現代美術から日本画まで約60点を展示。一つひとつに趣向を凝らしたクイズが設けられ、知的好奇心を刺激されながらさまざまな方向から作品を鑑賞することで、知らず知らずのうちに作品を観る目が育ってゆく。
[会][問]滋賀県立近代美術館 Tel. 077-543-2111
和歌山県和歌山市 7月2日~9月19日
なつやすみの美術館6「きろく と きおく」
夏休みを利用して子どもたちが美術にふれるきっかけをつくり、作品の見方を学ぶ展覧会。教職員を目指す和歌山大学の学生などと連携したワークシートの作成や鑑賞ツアー、ワークショップ、手を動かして作品を見る大人も参加可能な「こどもギャラリートーク」などを実施。今回は記録と記憶をテーマに作品を展示。
[会][問]和歌山県立近代美術館 Tel. 073-436-8690
広島市 7月16日~9月11日
夏のワークショップ・プロジェクト2016「あちらの世界? こちらの世界??」
夏休みに、観るだけでなく、現代美術の面白さや創造することの楽しさを体感してもらう長期ワークショップ型展覧会。今年は身近なものでつくられた日常とは異なる世界をテーマに、新聞紙とガムテープで大きなものから繊細な細工までさまざまな造形物を作る関口光太郎、布やプラスチックで小さな生き物をつくるスサイタカコを迎え、いろいろな方法で参加・体験できる作品・インスタレーションを展示。アーティストによるワークショップなども行われる。
[会][問]広島市現代美術館 Tel. 082-264-1121
山口県山口市 6月18日~9月4日
コロガルガーデン
子どもが自発的に“遊び”を発想し、創造力を育む環境として2012年に開発され、以降も札幌や東京など各地で開催されてきた「コロガル公園シリーズ」の最新版。大小異なるサイズのブロック群、ホワイエに設置された緩やかな流線形を描く巨大な滑り台、性格の異なる2つの空間は、未就学児から大人まで、幅広い年齢層が楽しむことのできるようデザインされている。シリーズを通して実施している「子どもあそびばミーティング」で、子どもたちを中心にYCAMスタッフと共にガーデンに追加したい機能を議論。採用されたアイデアは、後日新しい機能として会場に追加される。
[会][問]山口情報芸術センター[YCAM] Tel. 083-901-2222
総合
東京都豊島区 7月2日~8月28日
としまアート夏まつり2016
子どもも大人も一緒にアートを楽しめる恒例の夏休み企画。毎年2,000人近い動員を誇る「子どもに見せたい舞台」シリーズは、吉田小夏(劇団「青☆組」)の脚本・演出によりエンデの『モモ』を舞台化(8月13日~21日)。劇的な演出をほどこした「おばけ教室」、短編アニメーションを壁面に映す「夜空の校庭上映会」など、廃校を活用したにしすがも創造舎ならではのプログラムは、閉館に伴い同館では今年が最後の開催。ほかにも区内各所でのリーディング公演、ダンスやお芝居づくりワークショップなどさまざまなプログラムが行われる。
[会]にしすがも創造舎、あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)ほか
[問]としま文化創造プロジェクト実行委員会(にしすがも創造舎内)Tel. 03-5961-5200
神奈川県横須賀市 8月13日
2016オープンデー
会館のことをよく知ってもらおうと2012年から夏休みに開催しているホール開放イベント。映画上映や読み聞かせ、各種ワークショップなど、主に子どもを対象としたバラエティに富んだプログラムが館内各所で行われる。
[会][問]横須賀市はまゆう会館 Tel. 046-852-1166
TOPICS
10回目の開催を迎える伝統の国際フェスティバル
「とやま世界こども舞台芸術祭2016」
1983年に始まった「富山国際アマチュア演劇祭」はモナコ、ドイツと並んで世界三大アマチュア演劇祭として国際認知度が高まり、2008年からは「とやま世界こども舞台芸術祭」と名称を変更し4年ごとに開催してきました。
今回で記念すべき10回目となる同フェスティバルでは、海外五大陸より23カ国・地域から26団体が出演します。バレエや演劇、人形劇など多彩なジャンルの舞台芸術を通して、友情の輪を広げます。香港やスリランカ、ベトナムからの参加は今回が初。県外からは北海道や東京、福岡などの16団体が出演します。
運営には県内中高生から成るジュニアボランティア国際交流員も研修を踏まえて参加し、英語と日本語での“影アナ”や舞台の司会進行、各国の展示ブースでスタッフを務める国際交流体験ができます。
「30数年継続して世界の舞台芸術と交流をもち続けてきたことにより、富山の認知度が海外でも広がったこと、また本芸術祭で関わった県民の子どもたちが成長して宝塚歌劇団や東京のプロの演劇人になったことや、チェコのボヘミアバレエ団に日本人初として活躍する実績も生まれ、国内と世界に富山の舞台芸術が確かな広がりを形成できていることを嬉しく思います」と事務局長の市井和彦さん。芸術祭によって育まれる国際交流と舞台芸術の可能性に今後も期待が寄せられます。
富山県富山市、高岡市 7月30日~8月4日
[会]富山県民ホール、富山県高岡文化ホール、富山県教員文化会館、富山芸術文化ホール ほか
[問]とやま世界こども舞台芸術祭実行委員会 Tel. 076-441-8635(内線123)
http://www.tiatf.or.jp/