平成28年度地域創造助成決定
一般財団法人地域創造の平成28年度の事業計画が決定しました。今年度も文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくりを図るため、以下のような事業を実施してまいります。今後ともより一層のご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
●研修交流事業
公立ホール・劇場の職員や自治体の文化担当職員の方々を対象とした研修事業「ステージラボ」を、今年度は7月に上田市交流文化芸術センター、来年2月に豊田市民文化会館という多彩な取り組みを行っている2つの施設を会場に実施します。
また、市町村長および文化行政担当幹部職員を対象とした「市町村長セミナー」（4月・千葉市、8月・大津市）、「文化政策幹部セミナー」（10月頃予定）を実施し、地域における文化・芸術活動についての理解を深めていただきます。
演劇の手法を使ったワークショップを行う「リージョナルシアター事業」は、6団体で実施し、それぞれの地域の課題に取り組みます。
●公共ホール等活性化支援事業
「公共ホール音楽活性化事業」（通称：おんかつ）は、今年度は17団体で実施します。おんかつ経験館が自主的に取り組む企画を支援する「おんかつ支援事業」には23団体、「文化庁連携事業」には8団体が参加する予定です。また、都道府県・政令市が県内の市町村と連携し、アウトリーチ事業を普及することを目的に開催している普及啓発プログラム「アウトリーチフォーラム」については、2カ年度事業の2年目を迎える広島県で市町村公演を、1年目の愛知県でシンポジウムを実施します。
「公共ホール現代ダンス活性化事業」（通称：ダン活）は、8団体で実施します。また、ダン活経験館が自主的に取り組む企画を支援する「ダン活支援事業」には3団体が参加します。
複数の公共ホールが共同・連携して演劇作品の上演を行う「公共ホール演劇ネットワーク事業」は、10月から3月にかけて5団体で実施します。
「邦楽地域活性化事業」は島根県で開催。県内3市で地域交流プログラムを展開します。
公立美術館活性化事業のうち、「市町村立美術館活性化事業」では、「ポール・デルヴォー版画展～幻想のヴィーナスたち～」が9月より大垣市、市川市、田原市を巡回します。「公立美術館共同巡回展開催助成事業」では、「ベルギー近代美術の精華展～アンソール、クノップフからデルヴォー、マグリットまで」が7月より姫路市、松江市、徳島市、「パリに生きる パリを描く－M氏秘蔵コレクションによる－」が9月より笠岡市、稲沢市、神戸市を巡回します。「公立美術館共同地域交流プログラム助成事業」では、たつの市、相生市での「忠臣蔵から村文書まで」展におけるシンポジウムやフィールドワーク等に助成します。
助成プログラムのうち、「地域の文化・芸術活動助成事業」では、創造、連携、研修など4つのプログラムで、計131事業、156団体に対し助成します。
また、「地域伝統芸能等保存事業」では、地方フェスティバル事業、映像記録保存事業、保存・継承支援事業の3事業で、計29団体に対し助成します。
●調査研究事業
平成28年度は、「高齢社会における公立文化施設の具体的な取組（仮）」を実施します。アンケート調査による事例収集、現地調査のほか、専門家からの意見聴取等を行い、その成果を取りまとめる予定です。
●地域創造フェスティバル／地域伝統芸能まつり
今年の「地域創造フェスティバル」は、東京芸術劇場で8月に開催します。おんかつ、ダン活の登録アーティストによるプレゼンテーションのほか、シンポジウムやセミナーを開催する予定です。
また、今年で17回目を迎える「地域伝統芸能まつり」は2月にNHKホールでの開催を予定しています。日本各地で脈々と受け継がれている地域伝統芸能と古典芸能を一堂に会して紹介する貴重な機会です。
研修交流事業および公共ホール等活性化支援事業につきましては、下記のスケジュールもご参照ください。また各事業の詳細は、適宜、地域創造レターの「財団のお知らせ」および当ウェブサイトで告知しますので、併せてご活用ください。
平成28年度 一般財団法人地域創造事業スケジュール
