データの見方
情報は所在地の北から順に掲載しています。●で表示してあるのはアーツセンターの所在地です。以下名称、住所、電話番号、公式サイトURLを記載しています。また、基礎データとして、設置者、運営者、ホール席数など施設概要を紹介しています。
●情報協力のお願い
地域創造では、地域の芸術環境づくりを積極的に推進するアーツセンター（ホール、美術館などの施設のほか、ソフトの運営主体も含みます）の情報を収集しています。特に、新規の計画やオープンなどのトピックスについては、この情報欄で掲載していく予定です。このページに掲載を希望する情報がございましたら、情報担当までご連絡ください。
●情報提供先
情報担当 宇野・小川
Fax. 03-5573-4060
Tel. 03-5573-4066
letter*jafra.or.jp（*を@に変えてご利用下さい）
●富山県小矢部市
アートハウスおやべ
〒932-0821 小矢部市鷲島10
Tel. 0766-53-5344
http://www.city.oyabe.toyama.jp/arthouse/
◎2015年9月18日オープン
複合文化施設「クロスランドおやべ」の敷地内に新たに整備された多目的アート施設。
建物は白を基調としたシンプルな四角い外観が特徴で、展示室は移動壁により最大3分割しての利用が可能。ガラス張りの明るく開放的なオープンギャラリーからは、野外に広がる広大な緑の芝生広場と高さ118mのクロスランドタワーを望むことができ、また建物周辺3カ所のアートガーデンのスペースでは野外の作品展示も可能となっている。
「現代のアート」「地域のアート」「こどものアート」を運営の3本柱として、北陸地域で活動する現代作家を紹介する企画展など多彩な展覧会により、現代の新しい美の表現を発信していく方針。また市民の美術活動の拠点として、アトリエでのワークショップや低料金での展示室貸し出しを実施し、気軽に個展やグループ展などにチャレンジできる発表の場として活用していく。
［オープニング事業］開館記念展空間造形「新たな美との出会い」
［施設概要］展示室（306㎡）、オープンギャラリー（132㎡）、図書・情報コーナー（23㎡）ほか
［設置者］小矢部市
［管理・運営者］（公財）クロスランドおやべ
［設計者］（株）中川建築設計事務所
●名古屋市
名古屋市瑞穂文化小劇場
〒467-0012 名古屋市瑞穂区豊岡通3-29
Tel. 052-852-7001
http://www.mizuho-playhouse.jp/
◎2015年7月10日オープン
名古屋市瑞穂図書館の新築移転に伴い、併設して開館した瑞穂区内初の小劇場。名古屋市では1991年に「市民の身近な文化活動の場を提供することにより、市民文化の振興に寄与する」ことを目的として条例が設置され、同館を含めて現在市内に14カ所の文化小劇場が置かれている。
コンサート、コーラス、舞踊、演劇などの発表会・練習などに利用できるホールと練習室を備え、近隣には瑞穂公園・瑞穂運動場もあり文化・スポーツが集中する市民の憩いのエリアとなっている。市内文化小劇場では最大規模の舞台となり、反響板設営時にはオーケストラの公演も可能。総ガラス張りの円形ロビーから見渡せる山崎川の流れや桜景色を楽しめる。
今後は市民の文化活動の中核機能を担うべくさまざまな自主事業を展開していく。
［オープニング事業］「歌ってみよう！踊ってみよう！演じてみよう！」ほか
［施設概要］ホール（349席＋車椅子席2席）、練習室（各34㎡）
［設置者］名古屋市
［管理・運営者］愛知県舞台運営事業協同組合
［設計者］（株）内藤建築事務所中部支社名古屋事務所
●京都市
ロームシアター京都
〒606-8342 京都市左京区岡崎最勝寺町13
Tel. 075-771-6051
http://rohmtheatrekyoto.jp/
◎2016年1月10日リニューアルオープン
全国に先駆けた多目的な公立文化ホールとして、1960年4月に誕生した京都会館（設計：前川國男）が、地元電子部品メーカーのローム株式会社と再整備後50年間にわたるネーミングライツ契約を交わしてリニューアルオープン。
リニューアルにあたっては、現在の岡崎地域の風致・景観の向上に寄与するとともに、京都会館の建築物としての価値を検証し基本設計に反映するため、建物価値継承に係る検討委員会を設置。オープニング事業検討委員会委員長には小澤征爾氏を迎え、計29本の事業を制作。多彩な文化活動が繰り広げられてきた京都の“文化の殿堂”としての伝統を継承しつつ、劇場文化をつくる4つの要素（創造、育成、交流、生活）をキーワードとして、オペラや伝統芸能などを中心に多くの自主事業を展開していく。
［オープニング事業］小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトXIVJ.シュトラウスII世：喜歌劇「こうもり」全3幕 ほか
［施設概要］メインホール（2,005席）、サウスホール（716席）、ノースホール（仮設客席約200席）ほか
［設置者］京都市
［管理・運営者］（公財）京都市音楽芸術文化振興財団
［再整備基本設計者］香山壽夫
撮影：小川重雄