平成27年度地域創造事業紹介
一般財団法人地域創造の平成27年度の事業計画が決定しました。今年度も文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくりを図るため、以下のような事業を実施してまいります。今後ともより一層のご支援・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
●研修交流事業
公立ホール・劇場の職員や自治体の文化担当職員の方々を対象とした研修事業「ステージラボ」を、今年度は7月に札幌市教育文化会館、来年2月に北九州芸術劇場という、多彩な取り組みで注目されている2つの施設を会場に実施します。
また、市町村長および文化行政担当幹部職員を対象とした「市町村長セミナー」(4月・千葉市、7月・大津市)、「文化政策幹部セミナー」(10月予定)を実施し、地域における文化・芸術活動についての理解を深めていただきます。
演劇の手法を使ったワークショッププログラムを行う「リージョナルシアター事業」は、5団体で実施し、それぞれの地域の課題に取り組みます。
●公共ホール等活性化支援事業
「公共ホール音楽活性化事業」(通称:おんかつ)は、今年度は14団体で実施します。おんかつ経験館が自主的に取り組む企画を支援する「支援プログラム」には21団体が参加する予定です。
また、都道府県・政令市が県内の市町村と連携し、アウトリーチ事業を普及することを目的に開催している普及啓発プログラム「アウトリーチ・フォーラム」については、2カ年度事業の2年目を迎える岐阜県で市町村公演を、1年目の広島県でシンポジウムを開催する予定です。
「公共ホール現代ダンス活性化事業」(通称:ダン活)は、9団体で実施します。また、ダン活経験館が自主的に取り組む企画を支援する「支援プログラム」には2団体が参加します。
複数の公共ホールが共同・連携して演劇作品の上演を行う「演劇ネットワーク事業」は、7月から8月にかけて10団体で実施します。
公立美術館活性化事業のうち、「市町村立美術館活性化事業」では、「エコール・ド・パリ─パリに咲いた異邦人の夢─」が8月より新見市、大分市、廿日市市、清須市を巡回します。また、「公立美術館巡回展支援事業」では、「〈時空を超えてつむぐ ─ 多和英子 vs 放菴・達吉・鉄五郎〉展」が7月より碧南市、花巻市、日光市を巡回します。
助成プログラムのうち、「地域の文化・芸術活動助成事業」では、創造、連携、研修など4つのプログラムで、計124事業、161団体に対し助成します。
また、「地域伝統芸能等保存事業」では、映像記録保存事業と地域伝統芸能継承者(青少年等)育成事業の2事業で、計18団体に対し助成します。
●調査研究事業
平成27年度は、「地域における文化・芸術活動を担う人材の育成等に関する調査研究」を26年度に続き実施します。今年度は現地インタビュー調査を行うほか、専門家による調査研究委員会を開催し、その成果を取りまとめる予定です。
また、平成26年度に実施した「地域の公立文化施設実態調査」の報告書を発行し、文化政策のさらなる充実に役立つことを目指します。
●地域創造フェスティバル/地域伝統芸能まつり
今年の「地域創造フェスティバル」は、東京芸術劇場で8月に開催します。おんかつ、ダン活の登録アーティストによるプレゼンテーションのほか、シンポジウムやセミナーを開催する予定です。
また、今年で16回目を迎える「地域伝統芸能まつり」は2月にNHKホールでの開催を予定しています。日本各地で脈々と受け継がれている地域伝統芸能と古典芸能を一堂に会して紹介する貴重な機会です。
研修交流事業および公共ホール等活性化支援事業につきましては、下記のスケジュールもご参照ください。また各事業の詳細は、適宜、地域創造レターの「財団のお知らせ」および当ウェブサイトで告知しますので、併せてご活用ください。
平成27年度 一般財団法人地域創造事業スケジュール