データの見方
情報は地域ブロック別に、開催地の北から順に掲載してあります。
開催地/地域創造の助成事業
開催地の下は事業運営主体、住所、電話番号、担当者名の順に記載してあります。
太字部分が事業名で、以下、内容を紹介しています。
被災下の生活に寄り沿った記録展
「記録と想起・イメージの家を歩く」
東日本大震災後、せんだいメディアテークは、この未曽有の出来事を映像等で記録し保存していく活動「3がつ11にちをわすれないためにセンター」(通称「わすれン!」http://recorder311.smt.jp/)を始めました。この「わすれン!」に蓄積されてきた、19名の作家の記録作品を紹介する展覧会が開催されます。 「わすれン!」は、写真や映像技術等の専門知識の有無に関わらず、地域の中で生活をしながら取材活動を行い、その成果を公開する意思をもった人が参加する、という仕組みで運営されてきました。T Vや新聞といったメディアでは扱われないような、被災下の日々の生活に丁寧に寄り沿った記録が多く集められており、そこには人々が災害と向き合う真摯で自然な姿が映し出されています。今回は、“台所”や“寝室”といった生活空間を会場内につくり出し、その中で日常生活と表現活動が不可分の関係にあることを意識しながら「わすれン!」の記録と対面するという、ユニークな会場構成を実現。これは、震災後のメディアテークの活動に参加した人々の拠点となるべく、「わすれン!」のスタッフの1人が自宅を共同生活場所とし、毎晩台所で記録や表現にまつわる議論が交わされていたことに由来しています。 会期中には、台所にまつわる詩を朗読鑑賞する「台所の声─よみかたり─」や、「震災とメディア技術」について対話を重ねる「てつがくカフェ」など、関連イベントも多数開催。震災を経た今こそ希求される、「メディア・リテラシー」の切実なあり方を問い直す展覧会となりそうです。
仙台市
[会期]11月15日~2015年1月12日
[会場・問い合わせ] せんだいメディアテーク Tel. 022-713-4483
http://www.smt.jp/