データの見方
情報は所在地の北から順に掲載しています。●で表示してあるのはアーツセンターの所在地です。以下名称、住所、電話番号、公式サイトURLを記載しています。また、基礎データとして、設置者、運営者、ホール席数など施設概要を紹介しています。
●岩手県盛岡市
もりおか町家物語館
〒020-0827 盛岡市鉈屋町10-8
Tel. 019-654-2911
http://machiya.iwate-arts.jp/
◎2014年7月28日オープン
江戸時代後期に造られた盛岡市指定の保存建造物「浜藤の酒蔵」などを改修して整備された複合施設。盛岡町家の歴史的な景観との調和を図るため、酒蔵をそのままの形で活用している。舞台機能をもつ「浜藤ホール」をはじめ、ギャラリーや親子のための読書コーナーといった市民のコミュニティーの場として活用できる空間を設置。地域の年中行事や地域の散策情報を提供する案内所(母屋)は、中庭へと続く通り土間や座敷への入り口、2階への階段箪笥など、盛岡町家の特徴的な造りが残る施設となっている。「交流する」「見る」「体験する」「食べる」「買う」という5つの機能を生かし、地域住民との協働により、大慈寺地区の中核施設として地域の情報を収集・発信し、懐かしさと新鮮さを融合した新しい盛岡の魅力の創造を担っていく。
[オープニング事業]浜藤ホールこけら落とし公演「高橋克彦・内館牧子トークショー」ほか
[施設概要]母屋(案内所)・文庫蔵棟499.26㎡、大正蔵・浜藤蔵棟996.66㎡
[設置者]盛岡市
[管理・運営者]NPO法人いわてアートサポートセンター
[設計者](株)三衡設計舎
●長野県上田市
サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館)
〒386-0025 上田市天神3-15-15
Tel. 0268-27-2000
http://www.city.ueda.nagano.jp/hp/santomyuze/
◎2014年10月2日オープン
上田市民会館の閉館に伴い、3つのホールをもつ交流文化芸術センターと、市立美術館との複合文化施設が千曲川のほとりにオープン。施設の中心には無料スペースの交流芝生広場が設けられ、その周囲は交流プロムナードと呼ばれる回廊に囲まれている。ガラスを多用し芝生広場を見渡せるこの回廊から、交流文化芸術センターや市立美術館、子どもアトリエなどへアクセスできるようになっている。センターの自主事業では特に人材育成に力を入れ、今年度は開館前から市内全小学校25校でのクラシック音楽を主としたアウトリーチや公民館でのコンサートを実施するなど、館外での活動も展開している。美術館では山本鼎など地元作家の顕彰活動のほか、幼児教育を中心としたワークショップなども開催予定。本物のアートにふれながら、市民が主役となるような文化拠点を目指す。
[オープニング事業]「山本鼎のすべて」展、NHK交響楽団上田公演、新国立劇場バレエ ほか
[施設概要]交流文化芸術センター:大ホール(1,530席)、小ホール(320席)、大中小スタジオ、多目的ルーム、会議室、交流芝生広場など/市立美術館:常設展示室(272㎡)、企画展示室(424㎡)、子どもアトリエ、市民アトリエ・ギャラリーほか
[設置者]上田市
[管理・運営者]上田市
[設計者]柳澤孝彦+TAK(タック)建築研究所・梓設計共同企業体
●熊本県嘉島町
嘉島町民会館
〒861-3106 上益城郡嘉島町上島545
Tel. 096-237-0058
http://www.town.kashima.kumamoto.jp/intro/pub/Detail.aspx?c_id=68&type=top&id=31
◎2014年3月18日オープン
熊本平野に属する嘉島町に、初めての文化施設がオープン。円形の建築デザインが特徴の同町役場庁舎の隣に、同じく円形で水平性を意識した建物として建てられ、緑豊かな周囲の風景と庁舎とに溶け込むようデザインされている。固定席500席を有するホールは、多様な規模の舞台公演の開催が可能。図書室や会議室なども備え、多機能な文化施設として役割を果たしていく。落成式典では、スタインウェイピアノのお披露目演奏や嘉島中学校吹奏楽部の演奏、嘉島幼稚園児による太鼓演奏などを開催。今後はこのピアノを活用した事業や、教育普及事業にも積極的に取り組んでいく。
[施設概要]ホール(500席)、楽屋、リハーサル室、会議室5室、図書室ほか
[設置者]嘉島町
[管理・運営者]嘉島町教育委員会
[設計者]山下設計九州支社