9月3日に岐阜県図書館で、平成26・27年度「アウトリーチフォーラム事業」の一環として、アウトリーチ活動の意義や可能性について学ぶシンポジウムを開催し、公立ホール職員、教職員や文化行政関係者等33人が参加しました。
初めに「文化会館とアウトリーチ」と題して、岐阜セッションのチーフコーディネーターである地域創造の児玉真プロデューサーから、ホールの役割が空間から機能へ変化していることやアウトリーチの歴史・手法・意義などにふれながら、アウトリーチが今後ますます文化会館や演奏家の活動において重要なツールとなるといった講話がありました。
次に、平成22・23年度の和歌山セッションを担当された和歌山県の田嶋安紀子さんに、市町村連携とその後の活動について、事業への参加の背景や自身の具体的な取り組みを交えてお話しいただきました。
その後、参加者にはサクソフォーン四重奏のQuatuor Bによる模擬アウトリーチと、Quatuor Bと児玉チーフコーディネーターによるアーティスト・トークセッションを通して、アーティストの理念やプログラムづくりの過程などを体感していただきました。
今後、派遣アーティストをオーディションで決定し、平成27年度に岐阜県内市町村でアウトリーチと公演を実施する予定です。
Quatuor B(クワチュール・ベー)の模擬アウトリーチ
●「公共ホール音楽活性化アウトリーチフォーラム事業」に関する問い合わせ
芸術環境部 宇野(希)・水上
Tel. 03-5573-4185