「公共ホール演劇ネットワーク事業」は、複数の公共ホールがネットワークを組み、上質な演劇作品の上演および地域交流プログラムとして公募型のワークショップを実施するものです。複数の公共ホールが連携することで、予算を抑えることができ、ホール単独では実施が難しい演劇公演を可能にします。また同時に制作ノウハウをホール間で共有することで、各ホール担当者のスキルアップを図ることができます。
今年度は、KAAT神奈川芸術劇場、水戸芸術館ACM劇場、世田谷シアタートラム、アルカスSASEBO、大野城まどかぴあ、穂の国とよはし芸術劇場PLAT、春日井市民会館、北九州芸術劇場の8つの公共ホールがネットワークを組み、7月から8月にかけて実施します。
上演作品である『暗いところからやってくる』は、子どもの心の内部を描いたもので、劇中には様々な仕掛けが施され、視覚や聴覚など、さまざまな感覚をフル回転させるような内容であり、大人と子どもが一緒に楽しむことができる作品です。作・前川知大と演出・小川絵梨子の二人が描き出す、不思議でちょっと懐かしい夏休み最後の3日間のお話です。
観劇前にはお芝居を体験してみたり、作品のヒントを紹介したりする、出演者による子ども向けのワークショップを実施し、また終演後には作品の感想を話し合うことで、公演をより深く楽しむ工夫がなされています。
平成26 年度公共ホール演劇ネットワーク事業
こどもとおとなのためのお芝居『暗いところからやってくる』
舞台写真（2012年初演） 撮影：田中亜紀
●平成26年度「公共ホール演劇ネットワーク事業こどもとおとなのためのお芝居『暗いところからやってくる』」
・7月18日～21日／KAAT神奈川芸術劇場
・7月26日、27日／水戸芸術館ACM劇場
・8月1日～3日／世田谷シアタートラム
・8月6日、7日／アルカスSASEBO
・8月9日、10日／大野城まどかぴあ
・8月16日、17日／穂の国とよはし芸術劇場PLAT
・8月22日、23日／春日井市民会館
・8月30日、31日／北九州芸術劇場
●公共ホール演劇ネットワーク事業に関する問い合わせ
芸術環境部 江口・大垣
Tel.03-5573-4076