●平成27年度「リージョナルシアター事業」実施団体募集のお知らせ
平成20年度より実施してきたリージョナルシアター事業は、より参加しやすいプログラムとして平成25年度にリニューアルしました。演劇の表現者(演出家、以下派遣アーティスト)を公共ホールに最大3回派遣し、演劇の手法を使ったワークショップを実施します。子どもたちに向けたアウトリーチやホールでの公募型ワークショップ、教員や行政職員を対象としたワークショップなど、公共ホールが地域のニーズに合わせたプログラムを自由に企画できる事業です。
すでに実施された25年度のモデル事業では、小学校や中学校へ出向いて授業時間を使ってのアウトリーチ、中学校の演劇部へ出向き演劇の基礎の指導、市内の高校演劇部員が合同で参加するワークショップや市役所職員の新人研修の一環として実施したワークショップなど、プログラムも多岐にわたりました。なかでも、地元で演劇活動をする表現者がワークショッププログラムをつくる過程をサポートするというプログラムは、地域の課題に向き合った内容となりました。
参加されたホール職員の方からは「派遣アーティストの学校アウトリーチを地元表現者が見学することで、今後のプログラムづくりの勉強になった」、劇場建設中のホール職員の方からは、「開館前のプレ事業として『参加・体験』事業のイメージが共有できた」という感想がありました。
この事業では、事業実施前に全参加団体と全派遣アーティストが一堂に会しての研修会も実施します。いろいろな地域の特性を共有することで、自分の地域が客観的に見え、これまで当たり前だと重視していなかった事柄にスポットが当たり、地元の文化をより深める機会にもなります。演劇の新しい取り組みへ挑戦したい、または派遣アーティストからの新しい視点を活用したいというホールの皆様のご応募をお待ちしております。
募集締切:4月18日(金)必着
●リージョナルシアター派遣アーティスト
内藤裕敬(南河内万歳一座座長、劇作家・演出家)、岩崎正裕(劇団太陽族主宰、劇作家・演出家)、多田淳之介(東京デスロック主宰、演出家・俳優)、田上豊(田上パル主宰、劇作家・演出家)
●リージョナルシアター事業に関する問い合わせ
芸術環境部 大垣・福岡・蔵満
Tel. 03-5573-4124
※参加申込書は、当財団のウェブサイト内の「様式箱」→「リージョナルシアター事業」→からダウンロードできます。
http://www.jafra.or.jp/form_box/form/detail/category_id/13/