●平成25年度公共ホール演劇ネットワーク事業 「柿喰う客 こどもと観る演劇プロジェクト2013『ながぐつをはいたねこ』」がスタートします
公共ホール演劇ネットワーク事業は、複数の公共ホールがネットワークを組み、上質な演劇作品の上演と、演劇の手法を用いた地域交流プログラム(公募によるワークショップと学校でのアウトリーチ)を実施するものです。ホール単独では実施が難しい演劇公演を、複数の公共ホールが連携し、予算を抑えることで可能にします。同時に、制作ノウハウをホール間で共有することにより、各ホール担当者のスキルアップを図ることができます。
今年度は、劇団柿喰う客が9月から11月にかけて、全国7カ所(ひたちなか、妙高、金沢、大垣、津、長久手、佐世保)を回ります。
上演作品はヨーロッパの民話「長靴をはいた猫」がモチーフ。時代や国によってさまざまに形を変え、語り継がれているこの物語に、演出家・中屋敷法仁が新たな解釈を加え上演します。また、本作は「こどもとおとなが一緒に観る」がテーマの作品です。かしこい猫の活躍や、猫にだまされる人間の愚かさなど、さまざまなとらえ方ができる内容となっているので、家族で観劇後に異なる視点で感想を語り合うなど世代を超えてお楽しみいただけます。
また、中屋敷が講師を務めるアウトリーチでは、しりとりや鬼ごっこなど誰もが知っている遊びに、さまざまなルールが加えられていく簡単なゲームから、新たなルールを加えることにより、子どもたちは他者の声を聞き、自分の声を他者へ届けるための工夫を凝らしながら、自らその大切さに気付いていくというプログラムを各地の小学校で実施します。
●平成25年度公共ホール演劇ネットワーク事業「柿喰う客 こどもと観る演劇プロジェクト2013『ながぐつをはいたねこ』」
・9月24日~29日/ひたちなか市文化会館
・10月1日~6日/妙高市文化ホール
・10月8日~13日/金沢市民芸術村
・10月22日~26日/大垣市スイトピアセンター
・10月27日~11月3日/三重県総合文化センター三重県文化会館
・11月5日~10日/長久手市文化の家
・11月19日~23日/アルカスSASEBO
◎問い合わせ
芸術環境部 蔵満・福岡・大垣
Tel. 03-5573-4073