平成25年度財団事業紹介
財団法人地域創造の平成25年度の事業計画が決定しました。今年度も文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくりを図るため、以下のような事業を実施してまいります。今後ともより一層のご支援・ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
●研修交流事業
昨年度は彩の国さいたま芸術劇場、兵庫県立芸術文化センターと、全国的に注目される施設を会場に実施した「ステージラボ」ですが、今年度も6月に静岡県コンベンションアーツセンター グランシップ、来年2月には長崎ブリックホールという、先進的な取り組みを行っている2つの施設を会場に実施予定です。公立美術館等の担当者を対象とした「アートミュージアムラボ」は、宮城県美術館において12月に実施する予定です。
また、市町村長および文化行政担当幹部職員等を対象とした「市町村長セミナー」（4月）、「文化政策幹部セミナー」（9月を予定）を実施し、地域における文化・芸術活動についての理解を深めていただきます。
平成20年度より実施してきたリージョナルシアター事業は、より参加しやすいプログラムとしてリニューアルし、今年度は「リージョナルシアターモデル事業」として新たにスタートします。演劇の表現者を公共ホールに派遣し、演劇の手法を使ったワークショップを実施するプログラムです。
●平成26年度リージョナルシアター事業実施団体募集のお知らせ
◎応募方法
事業の概要および実施要領につきましては、同封の募集チラシをご参照の上お申し込みください。
なお、参加申込書は当財団ウェブサイト内の「様式箱」→「リージョナルシアター事業」からダウンロードできます。
https://www.jafra.or.jp/project/theater/02.html#boshu
◎募集締め切り
6月25日（火）
◎問い合わせ
芸術環境部 福岡・藏滿・大垣
Tel. 03-5573-4076
●公共ホール等活性化支援事業
各ホールの皆様からご好評をいただいている公共ホール等活性化支援事業は、今年度もさらに充実したプログラムとなっています。
「公共ホール音楽活性化事業」（通称：おんかつ）は、今年度は18団体が参加。おんかつ経験館が自主的に取り組む企画を支援する「支援プログラム」には22団体が参加する予定です。
また、都道府県・政令市が県内の市町村と連携し、アウトリーチ事業を普及することを目的に開催している普及啓発プログラム「アウトリーチ・フォーラム」については、昨年の鹿児島県に続き、島根県での実施が決定。2カ年度事業の1年目はシンポジウムを開催する予定です。
「公共ホール現代ダンス活性化事業」（通称：ダン活）は、今年度は8団体で実施。ダン活経験館が自主的に継続して同様のプログラムに取り組む企画を支援する「支援プログラム」には7団体が参加します。また、今年度はダンスアウトリーチ研修会のモデル事業も実施する予定です。
演劇分野では、複数の地方公共団体等が協同・連携して実施する演劇作品の上演および演劇手法を活用した地域交流プログラムを支援する「公共ホール演劇ネットワーク事業」を7団体が実施します。
5年目を迎える「邦楽地域活性化事業」は徳島県で開催。県内3市町村で地域交流プログラムを展開します。
公立美術館活性化事業のうち、「市町村立美術館活性化事業」では、岐阜県美術館所蔵の佐藤慶次郎コレクションによる第14回共同巡回展が、7月から佐世保市、安城市、小金井市を巡回します。また、「公立美術館巡回展支援事業」では、「詩人と美術 瀧口修造のシュルレアリスム展」が、5月より全国4カ所を巡回します。
助成プログラムのうち、「地域の文化・芸術活動助成事業」では、創造、連携、研修など4つのプログラムで、計93事業、124団体に対し助成します。
また、「地域伝統芸能等保存事業」では、映像記録保存事業と地域伝統芸能継承者（青少年等）育成事業の2事業で、計10団体に対し助成します。
●調査研究事業
平成24年度にスタートした「災後における地域の公立文化施設の役割に関する調査研究」を今年度も継続して実施します。東日本大震災を契機に、災後における地域の公立文化施設の役割について再考を促すことを目的としています。今年度は有識者や専門家による調査研究委員会を開催するほか、被災地域も含めた現地調査を全国数カ所で実施する予定です。
また、平成19年度以降6年ぶりとなる「地域の公立文化施設実態調査」を実施します。全国の公立文化施設のハード、ソフト両面のデータを収集・分析し、地域における公立文化施設の実態を把握することで、文化政策の更なる充実に役立つことを目指します。
●地域創造フェスティバル／地域伝統芸能まつり
今年の「地域創造フェスティバル」は、3年ぶりに東京芸術劇場で開催します（7月）。おんかつ、ダン活の登録アーティストによるプレゼンテーションのほか、シンポジウムやセミナーを開催する予定です。
また、今年で14回目を迎える「地域伝統芸能まつり」は2月にNHKホールでの開催を予定しています。日本各地で脈々と受け継がれている地域伝統芸能と古典芸能を一堂に会して紹介する貴重な機会です。
研修交流事業および公共ホール等活性化事業につきましては、下記のスケジュールもご参照ください。また各事業の詳細は、適宜、本紙「財団からのお知らせ」および当財団ウェブサイトで告知しますので、そちらもご活用ください。
平成25年度 財団法人地域創造事業スケジュール
