公立文化施設等の職員を対象にした芸術環境づくりのための雑誌「地域創造」32号を10月25日に発行します。今号では、1990年代に建てられ、貸館中心だった運営から脱皮した第一世代のホールを特集します。自主事業に力を入れ、まちづくりに役立つ運営を目指した地域ホールが各地に次々と誕生し、約20年が経過しました。こうしたホールが何を積み重ね地域に何をもたらしたか、その成果を検証し、第一世代の“今”を見つめます。
また「座談会」では、平成15年9月に指定管理者制度が導入されて9年が経過した現在の公立ホールの新たな動きを紹介します。
◎特集「ホール事業20年の展望」
・福野文化創造センター「ヘリオス」（富山県南砺市）
・札幌芸術の森（北海道札幌市）
・淨るりシアター（大阪府能勢町）
・北島町立図書館・創世ホール（徳島県北島町）
◎空間のエスプリ─国際的事例のビジュアルレポート─
ウーファースタジオ（ドイツ・ベルリン）
◎体験レッスン─公立文化施設職員・文化政策担当者へのノウハウ伝授─
世田谷美術館にボランティアと共につくる美術館像を学ぶ
◎座談会
公立ホールのあるべき運営とは？
◎イラストSCOPE─ 伝統芸能・古典芸能・祭りなど伝承の取り組みのイラストレポート─
鬼剣舞（岩手県北上市）
◎SCOPE─地域の注目事業レポート
・文化創造アトリエ「アミーゴ」（埼玉県入間市）
・一般社団法人ISHINOMAKI 2.0（宮城県石巻市）
◎海外STUDY
ソウル文化財団（韓国）
●雑誌「地域創造」に関する問い合わせ
芸術環境部 津田・小林
Tel. 03-5573-4093