データの見方
情報は地域ブロック別に、開催地の北から順に掲載してあります。
●開催地/
地域創造の助成事業
開催地の下は事業運営主体、住所、電話番号、担当者名の順に記載してあります。
太字部分が事業名で、以下、内容を紹介しています。
座・高円寺「劇場創造アカデミー」2012年度生募集
次世代の劇場人育成を目的とした2年制の教育プログラム。講師は芸術監督の佐藤信をはじめ、小野寺修二、木野花、宮沢章夫、山本東次郎など第一線の演劇人が務める。演技コース（俳優、ワークショップ・リーダー）、舞台演出コース（演出、美術・照明・音響プランナー）、劇場環境コース（制作、劇場運営、地域活動）計20人の受講生を試験で選抜。試験は座・高円寺（2月26日）と伊丹市のアイホール（3月4日）で実施される。講義だけを受講できる1年制のコースも有り。
［募集締め切り］2月13日必着
［問い合わせ］座・高円寺
Tel. 03-3223-7500（担当：酒井）
http://za-koenji.jp/
Topics 地域の音楽家を支援するプログラムがスタート下北文化会館「2011音楽力」
青森県むつ市の下北文化会館では平成21年度から年間をとおしてさまざまな音楽プログラムを実施する地域芸術文化支援事業「音楽力」をスタート。今年度からは地域の音楽家の活動を支援するコンサート＆アウトリーチをスタートさせました。
演奏家にとって大ホールでコンサートを開くことは負担が少なくありません。そこで、会館の大ホールを無料で提供し、広報・宣伝、チケット販売などコンサートの開催をサポートするプログラムを企画。また本物の音楽を地域に提供する、あるいは演奏家を広く知ってもらう機会になればと、各アーティストは大間町や東通村など下北地域の小中学校などに出向き「地域ふれあいコンサート」を実施します。
今回は公募による13組が参加。ふれあいコンサートでは演奏に加え、校歌をアレンジして聴衆にも演奏に加わってもらったり、楽器体験コーナーなどを設けたり、またホールコンサートではクラシック演奏会鑑賞のエチケットをレクチャーするなど、プログラムには演奏家の良さを引き出すための工夫を随所に凝らしています。
「受け入れ側の学校によっては、近隣住民や他校の生徒もプログラムに参加させているところもあります。これを機会に地域に音楽文化が広まる良いきっかけになってくれれば」と担当の長津亜紀江さん。ホールコンサートの動員など課題は多いものの、将来的にはむつ市にも市民オーケストラを設立できればと、夢は大きく広がっているようです。
●青森県むつ市
［日程］7月9日～2012年3月18日（全13公演）
［問い合わせ］下北文化会館
Tel. 0175-22-8411
http://shimobun.com/index.php?id=7
大学生が高校生をダンス指導 愛媛県松山市「Dance Collabo EHIME 2012」
松山市にキャンパスを置く愛媛大学と松山大学の学生が県内の高校生とダンスを通し、共同制作（コラボ）をしながら作品を創作、発表を行う「Dance Collabo EHIME」が今年も開催されます。
松山では愛媛大学教育学部でダンス教育を受けたOBが着実に地元に根付き、現在の松山でのダンス文化興隆の一翼を担っているほか、県内の高校はもとより中学校のダンス部や民間のダンススタジオでも目覚ましい活動が展開されています。そのような環境の中、県内の若手人材育成を目的に2007年にスタートしたのがDance Collabo EHIMEです。当初は県内の公共施設を借りて練習を行っていましたが、現在では高校の協力を得られるようになり、学生が直接出向いて指導を行うようになりました。
今年は県内の高校5校とダンススタジオで学ぶ高校生のチーム1団体が参加。17人の大学生がそれぞれチームを結成し、高校やスタジオへ出向き数回のワークショップを実施してオリジナル作品を創作、2月に発表公演を行います。高校生にとっては普段は踊ることのないような新鮮な振付を受ける貴重な機会となり、また指導を行う学生にとっては、ワークショップ報告書や本番に向けたプラン作成、プロの舞台スタッフとの連携を体験するなど、参加者全員がこのプログラムならではの経験を積むことができます。
このプログラムに参加して将来の道を見つけた高校生が、大学生になって指導する側になった事例も現れ始めました。着実に“ダンスの輪”が広がっている愛媛。担当の宮本昌義さんも「今後もこの事業を通して、愛媛の人と人が繋がっていってほしい」と願いを込めていました。
●愛媛県松山市
［日程］2月12日
［会場］愛媛県県民文化会館ひめぎんホール サブホール
［問い合わせ］愛媛県文化振興財団
Tel. 089-927-4777
http://www.ecf.or.jp/index.php