一般社団法人 地域創造

平成23年度「地域創造大賞(総務大臣賞)」表彰式

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左:岡本保総務事務次官から表彰を受ける清原慶子三鷹市長
右:出席者記念撮影

 平成23年度「地域創造大賞(総務大臣賞、旧JAFRAアワード)」の表彰式が、1月16日、東京・グランドアーク半蔵門において行われました。この賞は、地域創造設立10周年を記念して、地域における文化・芸術の振興による創造性豊かな地域づくりに特に功績のあった公立文化施設を顕彰する総務大臣賞として創設されたものです。これまでに58館が表彰され、その活動は広く全国に紹介されています。今年度は、レター1月号で発表したとおり全国から7施設の受賞が決定し、岡本保総務事務次官ご臨席の下、表彰式が行われました。

 主催者である財団法人地域創造林省吾理事長の挨拶に続いて、多彩な取り組みが行われている受賞施設の活動について映像による紹介が行われました。表彰状・盾の授与に併せて、岡本総務事務次官から川端達夫総務大臣のお祝いの言葉とともに、「文化・芸術活動は、地域のことは地域が責任を持って決め、自立的に活動していく『地域主権』という大きな課題の基盤となるものであります。住民の方々にいろいろな豊かさを実感していただくためにも、皆様のさらなる活動を期待しています」とのエールが送られました。

 また、受賞施設を代表して、三鷹市芸術文化センターにより芸術振興と普及を両立させた事業を展開している三鷹市の清原慶子市長から「昨年は震災をはじめ大きな災害がありました。命が失われ、悲しみの中にある人々を奮い立たせ、復興再生に向けて息吹を吹き込み、人々が未来を切り開き、人の力を信じ、表していく上で、芸術文化活動の活性化が重要であると信じており、受賞を励みに取り組みを進めてまいります」との決意を込めた謝辞をいただきました。

 最後に、扇田昭彦審査委員長から、「全国40の応募施設の中から少ない予算で頑張っている市町村の小規模施設について注視しつつ選考しました。昨年は震災、原発事故があり公立文化施設も大きな影響を受けました。その中で地場産業である漆を核に地域再生に取り組んでいる福島県立博物館の取り組みに大きく共感しました」という選考過程の紹介と受賞館についての講評が行われました。

 今回の賞は、受賞された施設のみならず、それらの施設を支え、文化・芸術による地域づくりに参加していただきました地域の皆様のご協力に対する感謝を込めて贈られるものです。心よりお祝い申し上げますとともに、今後のさらなるご活躍を期待しております。

 

●平成23(2011)年度地域創造大賞(総務大臣賞)受賞施設
◎福島県立博物館(福島県)
◎三鷹市芸術文化センター(東京都三鷹市)
◎北方町生涯学習センター きらり(岐阜県北方町)
◎春日井市民会館/春日井市文芸館(愛知県春日井市)
◎滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール(滋賀県)
◎豊岡市民プラザ(兵庫県豊岡市)
◎浜田市立石正美術館(島根県浜田市)

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