一般社団法人 地域創造

平成22年度「ステージラボ・マスターコース」後期研修会 終了報告

 地域創造ではステージラボ修了者を対象に、より専門的・実践的な研修機会を提供する「ステージラボ・マスターコース」を実施しています。今年度は、富良野メセナ協会代表の篠田信子氏をアドバイザーに迎え、「地域文化コーディネーターについて」をテーマとして研修を行いました。全国から6名の公共ホール職員および文化振興担当職員が参加し、7月の前期研修会から約半年間のグループ研修を経て、2月21日、22日に研究成果を発表する後期研修会を開催しました。
  参加者は、11月の調査企画会議で、鳥取県鳥取市(旧鹿野町)にある「鳥の劇場」を視察。主宰の中島諒人氏や劇場スタッフ、また鹿野地区の住民ボランティアらから鳥の劇場の歩みやそれに伴う地域の変化などを聞くとともに、劇場がどのように地域に溶け込み、協力していくかなどについて議論を交わしました。それらの調査を基に、後期研修会では地域文化コーディネーターの必要性や求められる資質、期待される役割などにつき議論を深めたあと、研修成果の発表を行いました。
  発表では、「地域再生の必要性が高まるなか、地域を良くしたいという目的を達成するためにさまざまな活動を展開している人々を繋げ、まとめる地域文化コーディネーターが必要とされている。その結果、地域全体で効果的な循環が生まれる。ホール職員自身も、自らの役割のひとつとして地域文化コーディネーターであるという意識をもたなくては」と参加者全員でまとめた考えを報告。併せて各参加者の地域の課題に照らし合わせた個別発表も行われました。
  発表の内容は報告書として取りまとめる予定です。関心のある方は担当までお問い合わせください。

Photo03.jpgPhoto04.jpg
左:調査企画会議(鳥の劇場)
右:後期研修会(地域創造会議室)

●ステージラボ・マスターコースに関する問い合わせ
芸術環境部 角南
Tel. 03-5573-4183

カテゴリー

ホーム出版物・調査報告等地域創造レター地域創造レターバックナンバー2010年度地域創造レター4月号-No.192平成22年度「ステージラボ・マスターコース」後期研修会 終了報告