アートミュージアムラボは公立美術等職員を対象とした研修です。少人数のゼミ形式による双方向のコミュニケーションを重視した研修で、美術を通した地域における創造的な芸術活動の環境づくりに取り組む人材の育成と、相互交流の促進を目指して実施します。
これまでステージラボの1コースとして美術系プログラムを実施してきましたが、今年度より、全国の先進的な取り組みで注目される公立美術館を会場に、より美術に特化した研修プログラムとしてリニューアルします。
ステージラボが特長とする少人数ゼミ形式での密度の濃い研修はそのままに、新しい試みとして「事業体験プログラム」を取り入れます。このプログラムは、開催館が行っている先進的事業を体験することを通して、美術館を拠点とした地域交流型事業の新しい手法を学びます。
今年度は、平成23年3月9日から11日の3日間、高知県立美術館で開催します。コーディネーター、募集対象者、定員、内容は以下の通りです。詳細は募集要領をご参照ください。資料は地域創造のホームページからダウンロードできます。皆様の積極的なご参加をお待ちしております。
申込締切:12月24日(金)
ダウンロード
[コーディネーター]藤田直義(高知県立美術館館長)
[対象者]公立美術館等において、主に学芸業務を担当する職員の方
[定員]15~20人
[内容]「美術館が外に出る」をキーワードに、自治体・学校・NPO等の地域社会との関係や、美術を超えて「美術館の扱う芸術の領域を広げる」取り組みについて皆さんで考え、美術館の持つポテンシャルの高さを再発見する機会にします。
◎高知県立美術館について
1993年に開館。美術館学芸部門のほかに、399席の本格的ホールを運営する舞台制作部門を有し、先進的な舞台作品の上演でも知られている。主な収蔵作品は1,200点以上に及ぶシャガールの世界的なコレクション。地域交流型の事業としては、年間160回に及ぶギャラリートーク、移動美術館、出前講座など“外に出る”事業に積極的に取り組み、4年前より「休・廃校活性化プロジェクト」を実施。遠隔地における美術館の活動拠点の形成と、それを通じた地域連携に取り組んでいる。
●アートミュージアムラボに関する問い合わせ
総務部 村山・布施
Tel.03-5573-4056