データの見方
●で表示してあるのはアーツセンターの所在地です。以下名称、住所、電話番号、公式サイトURLを記載しています。また、基礎データとして、設置者、運営者、ホール席数など施設概要を紹介しています。
●山形県山形市
山形まなび館・MONO SCHOOL
〒990-0043 山形市本町1-5-19
Tel. 023-623-2285
http://www.y-manabikan.com/
◎2010年4月28日オープン
山形市中心市街地の賑わい創出、「ものづくり支援」を主軸にした地域住民の交流・活動拠点として、国の登録文化財に指定された旧山形市立第一小学校を保存活用。天童木工の家具をリペアして使用するなどして改修された施設は、創作活動などに利用できる9つの交流ルームをはじめ、地元農家の余った野菜を使った料理を提供する「穀雨カフェ」、歴史資料や第一小学校の教育資料などから郷土を学ぶ展示室などを備える。運営は東北芸術工科大学グラフィックデザイン科OBで立ち上げた株式会社コロンが指定管理者として担い、伝統工芸や産業、農業、デザインなど物産の紹介や各種体験教室のほか、地元の学生たちやまちなかを巻き込んだ企画を随時実施していく。
[オープニング事業]デザインリサイクル展
[施設概要]多目的ルーム、交流ルーム1~9、イベントスペース1・2、教育資料展示室ほか
[設置者]山形市
[指定管理者](株)コロン
[設計者]秦・伊藤建築設計事務所
●静岡市
静岡市美術館
〒420-0852 静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー3F
Tel. 054-273-1515
http://www.shizubi.jp
◎2010年5月1日オープン
JR静岡駅北口に新築された葵タワーの3階に静岡市の新たな美術文化の拠点として開館。常設展は行わず、年間を通じて多様なジャンルの企画展を開催する予定で、展示室は国宝や重要文化財も展示できるように整備。ほかにも交流ゾーンとして講演会やワークショップなどが可能な多目的室やワークショップ室を備える。なお、企画展等は作品保護のため、室内の空気環境を整えた10月から実施する予定。
[オープニング事業]「ポーラ美術館コレクション展─印象派とエコール・ド・パリ─」
[施設概要]展示室3(1,100㎡)、多目的室、ワークショップ室ほか
[設置者]静岡市
[指定管理者]静岡市文化振興財団
[設計者](株)丹青研究所
●岐阜県下呂市
下呂交流会館アクティブ
〒509-2202 下呂市森2270-3
Tel. 0576-25-5000
http://www.gero-k.jp/
◎2010年4月1日オープン
下呂市初めての本格的な文化ホールとアリーナを備えた複合施設。シューボックス型に近い形状の多目的ホールはコンサート等に対応し、最大2,900人を収容可能なアリーナはスポーツ大会だけでなくコンサートや各種コンベンションも開催可能。吹き抜けの空間「棚田テラス」には、“まめ”な活動の場として「まめPod」と呼ばれるマルチスタジオ、工作室など大小7つの部屋が配置されている。今後は市民サポーター「たくみ隊・もてなし隊・ささえ隊」とともに、市民のもつ情報や技術・ノウハウを最大限に生かした事業を展開していく。
[オープニング事業]東京フィルハーモニー交響楽団こけら落とし公演
[施設概要]泉ホール(805席)、温アリーナ(1,824㎡)、マルチスタジオ、工作室ほか
[設置者]下呂市
[管理・運営者]管理:下呂市/事業運営:下呂ふるさと文化財団
[設計者]日本設計
●校舎跡を活用した練習場施設
~東京舞台芸術活動支援センター(水天宮ピット)
東京都は、舞台芸術活動に取り組むアーティストが安定した作品づくりに取り組める、低廉で長期利用が可能な遊休施設を活用した創造活動拠点の整備を進め、移転した都立日本橋高校の旧校舎に東京舞台芸術活動支援センター(水天宮ピット)を今年7月にオープンした。都内の平均的な中規模劇場を想定した大スタジオ(302㎡)をはじめとする5つのスタジオには、それぞれ制作業務などに対応した制作室が付属。また、個別取材時に無料で使用できるアーティスト・スペース、制作作業を支援するプリンティング・スペース、利用者同士が気軽に交流できるサロンなど、利用者を支援するさまざまな工夫が凝らされている。運営は東京都歴史財団が行い、今後は貸し出し業務だけでなく、一般も参加できる各種ワークショップが開催される。
◎2010年7月26日オープン
〒103-0015 東京都中央区日本橋箱崎町18-14
Tel. 03-5391-2111
http://www.geigeki.jp/suitengu/
[管理・運営]東京都歴史文化財団