本事業は地域創造が提示する公立美術館コレクションを活用した展覧会について、複数の市町村立美術館等が実行委員会を組織し共同巡回展を実施するもので、公立美術館のコレクション活用機会の拡大、市町村立美術館の連携促進や職員の企画力の向上を目的としています。
参加館には、地域創造の派遣するアドバイザーの助言の下、開催前年度から企画会議や調査研究など、巡回展の準備を進めていただきます。地域創造は実行委員会に対し、巡回展の実施に係る経費の一部について1,200万円を上限として助成します。
平成24年度市町村立美術館活性化事業・第13回共同巡回展は、「高知県立美術館所蔵作品による 石元泰博写真展(仮称)」を実施します。
石元泰博は1921年にサンフランシスコで生まれ、3歳から高校卒業まで高知で暮らしました。シカゴで学んだ後、写真家として活動を開始し、国際的に注目されていきます。桂離宮のシリーズで知られる一方、市民の姿や街の風景をモチーフにした作品群も近年再び注目されており、国内外で高い評価を受けています。
本巡回展では、高知県立美術館より貴重なオリジナルプリントや作家関連資料を借り受け、各参加館の特性を活かした展覧会を学芸担当者が企画していきます。
詳細は、財団ウェブサイトの募集要綱をご覧ください。全国の市町村立美術館からの積極的なご応募をお待ちしております(ご応募の際は、事前に担当までご連絡ください)。
[募集締切]平成22年10月15日(金)
●平成24年度市町村立美術館活性化事業・第13回共同巡回展
◎高知県立美術館 石元泰博コレクションについて
高知県立美術館は表現主義的作品のほか、高知県ゆかりの作家の作品を収集しています。石元泰博コレクションは、幼少期から高校まで高知で育った縁から、2004年、作家より全作品が高知県に寄贈されました。作品は順次寄贈され、現在約10,000点を数えます。
◎市町村立美術館活性化事業について
市区町村の設置する美術館より参加館(4館程度)を募集。参加館で実行委員会を構成し共同巡回展を実施します。開催前年度に、実行委員会の立ち上げや学芸担当者による企画会議を4回程度行います(開催前年度の会議参加等に係る経費は、各館でご準備ください)。
※平成24年度展への参加館の採択については、審査を経て今年度中に内諾をお出しする予定です。
[助成期間]平成24年度
[助成額]開催年度の経費から入場料等収入を控除した額の3分の2以内、1,200万円を上限として実行委員会に交付。
[申込方法]下記ウェブページより応募必要書類をダウンロードし、必要事項を記入の上、郵送にてお申し込みください。
応募必須書類ダウンロード
[問い合わせ]総務部 布施・村山
Tel. 03-5573-4143 Fax. 03-5573-4070