平成23・24年度「公共ホール現代ダンス活性化事業(ダン活)」
登録アーティストのご紹介(50音順、ソロ・デュオの順)
●新井英夫(あらい・ひでお)
力を抜くからだ・野口体操を学ぶ。投げ銭方式の野外劇など劇団活動主宰を経て、1997年から国内外で踊り始める。音楽家や映像作家、“まちや自然の風景”との共作共演も多数。障碍のある方や乳幼児から年輩まで幅広い層を対象に「からだからダンスを発見する」ワークショップを精力的に展開中。山形大学非常勤講師。
●岩淵多喜子(いわぶち・たきこ)
ロンドンラバンセンターでコンテンポラリーダンスを学ぶ。ヨーロッパでダンサーとして活動後、1999年、Dance Theatre LUDENSを設立。以後、「人の関係性」をテーマに話題作を次々に発表、国内外で高い評価を得ている。また「からだ」と「あそび」を軸に各地でワークショップを行い、コンテンポラリーダンスの魅力と可能性を伝えている。日本女子体育大学舞踊専攻科非常勤講師。
●遠田誠(えんだ・まこと)
2001年、さまざまな状況の“ハザマ”に立ち、表現行為の越境を試みる部活「まことクラヴ」を結成。劇場はもとより美術館や商店街などに飛び出し、サイトスペシフィックな活動を展開。東京コンペ#2 ダンスバザール大賞、トヨタコレオグラフィーアワード「オーディエンス賞」、第1回日本ダンスフォーラム賞を受賞。東京造形大学非常勤講師。
●鈴木ユキオ(すずき・ゆきお)
アスベスト館にて舞踏を始め、2000年「金魚」を設立。躍動感溢れる切実な身体を並べた、ドキュメンタリー的演出が注目を集める。近年はバレエダンサーへの振付や海外フェスティバルへの参加、モデル出演など幅広く展開。また、身体を丁寧に意識し、自分だけのダンスを楽しむワークショップを各地で開催している。
●田村一行(たむら・いっこう)
1998年大駱駝艦に入艦。舞踏家・俳優である麿赤兒に師事。緻密な振付で構成する作品には、新たな舞踏の可能性が注目されている。2008年、文化庁新進芸術家海外留学制度により、フランスのジョセフ・ナジの元へ留学。舞踏の特性を活かしたワークショップは幅広く好評を博している。第34回舞踊批評家協会賞新人賞受賞。
●山田せつ子(やまだ・せつこ)
枇杷系主宰。明治大学演劇科在学中に天使館にて笠井叡に師事。求心的で繊細なフォルムとピュアな作品づくりで、日本のコンテンポラリーダンスの先駆けとなる。主な作品に『FATHER』『速度ノ花』『夢見る土地』『Songs』『ふたりいて』。新作ソロ『薔薇色の服で』を2010年秋に発表予定。京都造形芸術大学舞台芸術学科客員教授。
●坂本公成(さかもと・こうせい)+森裕子(もり・ゆうこ)
[Monochrome Circus]
京都を拠点に活動を続けるMonochrome Circusを率いる二人。「身体をめぐる/との対話」をテーマに国内外で活動を続ける。「掌編ダンス集」と銘打つ大小の作品群をはじめ、多くのレパートリー作品を維持する。今年は瀬戸内国際芸術祭2010にて直島でサイトスペシフィックな作品を発表予定。
●ほうほう堂
[新鋪美佳(あらしき・みか)+福留麻里(ふくとめ・まり)]
身長155cmダンスデュオ。日々出合う衝動や微細な感覚に焦点を当てた2人の間から作品が生まれている。これまでに、国内外20都市での作品上演やワークショップに加え、最近では劇場を飛び出し、屋上や階段、カフェなど日常的な空間でもダンスを展開し、新しい空間や人、気分に出会うことを楽しんでいる。