一般社団法人 地域創造

夏休み子ども企画カレンダー

ジャンル別に、開催地、日程、事業名、事業内容の順に掲載しています。[出]は出演者(講師等)、[会]は会場、[問]は問い合わせ先です。*finger.gifは地域創造助成事業

音楽・演劇・ダンス

北海道天売島(羽幌町) 6月30日、7月1日/新冠町 7月3日、4日

アート体感教室2009

国内外で活躍するアーティストを道内各地域の文化施設、学校等に派遣し、子どもたちとワークショップや共同創作などで身近に交流するプログラム。写真家・冒険家の石川直樹は天売島の小中学生全18人と写真を通じた旅・冒険を体感するワークショップを、コンドルズの近藤良平は新冠に赴き、子どもたちとのワークショップを経てダンス作品を創作・発表する。

[会]天売小中学校、新冠レ・コード館

[問]北海道文化財団 Tel. 011-272-0501

埼玉県富士見市 7月28日~8月2日

子ども演劇ワークショップ2009「キラリ☆えんげきっず、大集合!」

小学生を対象とした演劇創作ワークショップ。キラリ☆ふじみ芸術監督・生田萬とホールを拠点に活動する3劇団(東京デスロック、田上パル、モモンガ・コンプレックス)のメンバーを講師に、5日間のワークショップを通して演劇を創作。最終日にマルチホールで発表公演を行う。

[会][問]富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ Tel. 049-268-7788

東京都中央区 8月11日~13日

丸の内キッズフェスタ2009~東京国際フォーラムで夏休み~

東京国際フォーラム10周年記念事業としてスタートした子どものための参加・体験型イベントで、今年で3回目。団体・企業の社会貢献活動や文化活動を、子ども向けのカリキュラムとして構成するセミナーやワークショップ、遊びコーナーや仕事体験、ものづくり体験など、子どもたちの世界を広げる多彩なプログラムを館内各ブースで展開する。

[会]東京国際フォーラム
[問]丸の内キッズフェスタ事務局 Tel. 03-5221-9630

東京都台東区 8月22日

夏休み子ども音楽会2009「上野の森文化探検」

今年で5年目を迎える人気企画。大ホールで行われるオーケストラコンサートだけでなく、動物園や博物館、美術館など周辺9施設で利用できる特典パスポートが付いているので、演奏会当日、上野の森の文化探検が可能。

[会][問]東京文化会館 Tel. 03-3828-2111

東京都渋谷区 8月9日~12日/調布市 8月20日~23日

第17回キンダー・フィルム・フェスティバル

世界の心温まる映画やアニメを家族で楽しむ映画祭。今年の目玉はアカデミー賞受賞作品『ペーターとおおかみ』『つみきのいえ』のダブル上映。戸田恵子、ルー大柴、山口もえなど、多彩なゲストによる吹替えライブ上映会や絵本の読み聞かせ会、声優体験・アニメ制作体験ワークショップなども開催する。

[会]青山円形劇場・こどもの城、調布市文化会館たづくりほか 
[問]社団法人キンダー・フィルム Tel. 03-3424-7474

東京都渋谷区 7月18日~8月9日

第37回夏休み児童・青少年演劇フェスティバル

毎年日本を代表する子ども向け劇団が一堂に会する恒例のフェスティバル。ミュージカルから人形劇まで連日さまざまな公演が行われるほか、人形づくりや和太鼓などのワークショップも実施される。

[会]東京都児童会館
[問]日本児童・青少年演劇劇団協同組合 Tel. 03-5909-3064

東京都渋谷区 7月24日~26日

新国立劇場こどものためのオペラ劇場『ジークフリートの冒険~指環をとりもどせ!』

ワーグナー『ニーベルングの指環』4部作から成る台本を翻案し、1幕(約1時間)にまとめた子どものためのオリジナル作品。2年前にウィーン国立歌劇場など本場ヨーロッパに逆輸入され、大好評を博す。昨年に引き続き、オーケストラ演奏などでヴァージョンアップしたその「ウィーン版」を上演する。

[会][問]新国立劇場 中劇場 Tel. 03-5352-9999

東京都小平市 8月30日

2009ルネこだいら「芸術家と子どもたちとの出会い」フェスティバル

市民団体やこども劇場などの共同企画により、子どもがアートに身近にふれる機会を提供する。さまざまなアーティストが集結し、乳幼児歓迎のクラシックコンサート、ボサノバライブや狂言公演のほか、楽器づくり、ダンス、狂言をはじめとする各種ワークショップなどが全館で行われる。

[会]ルネこだいら
[問]2009ルネこだいら「芸術家と子どもたちとの出会いフェスティバル」実行委員会 Tel. 042-345-5111

横浜市 8月6日~8日

夏休みオルガンわくわく大作戦2009

打楽器奏者の山口ともによるガラクタ楽器とパイプオルガンの聴き比べ、実際に演奏を体験できるワークショップなどで、パイプオルガンの魅力にふれてもらう。ホールの裏側や仕事を紹介するバックステージツアーも行われる。

[会][問]横浜みなとみらいホール Tel. 045-682-2000

横浜市 8月5日~7日

こども狂言ワークショップ~入門編~

人間国宝4人ら現代の能楽界の最高峰が出演する「夏休み夢舞台」(8月3日)を鑑賞後、山本則俊の指導により、足の運びや扇の使い方など狂言の基礎から小舞『盃』までを稽古した後、『柿山伏』の一部を演じる。修了者の中から希望者は来春の「卒業編」の受講を経て、「横浜こども狂言会」に出演できる。

[会][問]横浜能楽堂 Tel. 045-263-3055

神奈川県逗子市 8月6日~10日

夏休みこどもフェスティバル

市民が参加した実行委員会の企画・運営により、コンサートや演劇公演、各種ワークショップなど、さまざまなプログラムを施設全体で展開。最終日には言葉遊びの格闘技「D1だじゃれグランプリ」の神奈川大会も開催される。

[会]逗子文化プラザ 
[問]逗子市芸術文化事業協会 Tel. 046-870-6622

神奈川県相模原市 8月6日~9日

劇場であそぼうvol.3「ことばとあそぼう」

劇場に来たことのない子どもたちに気軽に参加してほしいと始まった企画。3回目の今年は劇団ハイバイ主宰の岩井秀人を講師に迎え、小学校高学年を対象に言葉を使って相手の気持ちを探るなどの演劇ワークショップを行う。

[会]桜美林大学プルヌスホール
[問]桜美林大学パフォーミングアーツ・インスティテュート Tel. 042-704-7133

新潟県長岡市 8月30日

第8回リリックあそびの国2009

市民による実行委員会が主体となり、1年がかりで企画・制作を実施。前半は全館を開放して童歌やパネルシアター、楽器触り体験などのイベントが行われ、後半に行われるイッツフォーリーズのミュージカルでは、カーテンコールに地域の子どもたちが登場する。

[会]長岡リリックホール 
[問]長岡市芸術文化振興財団 Tel. 0258-29-7715

静岡市 7月18日~8月16日

シアタースクール2009夏─SPAC親と子の演劇教室『青い鳥』

小学6年生から高校2年生までの参加者を募集。SPACの俳優による指導で、発声や舞台鑑賞、前SPAC芸術総監督・鈴木忠志が考案した俳優訓練法、スズキ・メソッドなどを通して本格的に演劇を学び、静岡芸術劇場での成果発表公演に挑む。

[会][問]静岡県舞台芸術センター(SPAC) Tel. 054-203-5730

静岡市 7月5日~8月8日

夏の子どもシリーズ~アートの宝箱

茂山狂言会による親子狂言鑑賞会(7月5日)、ブラック・ボトム・ブラス・バンドのコンサート(7月19日)、演劇企画JOKOの河田園子の指導により大道具・小道具・衣装つくりから演技まで演劇のすべてを体験するワークショップ「えんげき宝島」(8月5日~8日)など、子どもがアートに親しめるさまざまなプログラムを展開する。

[会]静岡市民文化会館、静岡市清水文化センターほか
[問]静岡市文化振興財団 Tel. 054-354-1311

愛知県知立市 7月24日

パティオ DE 夏休み「パペットフェスティバル in パティオ」

名古屋の老舗人形劇団むすび座、ヘッドホンを着けて箱を覗きながら鑑賞する珍しいスタイルのP. ことり座など、多数のプロ・アマ劇団が出演し、ホールやロビーなど館内の至る所で人形劇が繰り広げられる。むすび座メンバーによる人形工作教室も開催。

[会]パティオ池鯉鮒(知立市文化会館)
[問]ちりゅう芸術創造協会 Tel. 0566-83-8100

滋賀県大津市 8月6日

子どものための管弦楽教室~オペラのことをもっと知りたい!~

子どものための夏休みクラシック体験コンサート。3回目の今年はオペラに焦点に当て、歌劇『カルメン』などの馴染みのある名曲により、子どもたちが本格的なオペラを体験する。お芝居仕立てのバックステージツアー「わくわく☆ドキドキ★劇場探検ツアー」も開催(8月22日、23日)。

[会]飯守泰次郎(指揮)、関西フィルハーモニー管弦楽団ほか
[問]びわ湖ホール Tel. 077-523-7150

大阪市 7月28日、30日、8月1日

小さな観客のための演劇フェスティバルfinger.gif

児童・青少年向け演劇で世界的に高い評価を得ているカンパニーを招聘。バラッカ(イタリア)、シアター・リフレクション(デンマーク)、シアター・マラシーナ(クロアチア)の3劇団が、独自の世界観でつくり上げた作品を披露する。ともに座・高円寺(東京)の「あしたの劇場~海外編『世界を見よう!』(7月18日~26日)、沖縄市の「キジムナーフェスタ」(→P5)にも出演する。

[会][問]大阪市立芸術創造館 Tel. 06-6955-1066

大阪府富田林市 8月23日

すばるキッズミュージカル『Wish~天使が舞い降りた夏~』finger.gif

ホール全館でパフォーマンスやワークショップなど、子どものためのイベント一色に染まる「すばるキッズパレードフェスティバル」のメインプログラムとして、富田林ゆかりのアーティストが結集してつくり上げたオリジナルミュージカル。オーディションで選ばれた小学4年生~高校生が出演。5月から稽古を積み、本番に挑む。

[会]すばるホール
[問](財)富田林市文化振興事業団 Tel. 0721-25-0222

大阪府岸和田市 8月5日~9日

2009子ども演劇祭 in 岸和田

国内外からプロ・アマ併せて24団体が集結する子ども演劇の祭典。マドカホールの育成団体であるマドカドラマスクールの公演やワークショップなど関連企画のほか、児童劇団が盛んなデンマークから講師を招いて出演団体や鑑賞者が語り合う批評対話「劇を観て語る会」が行われる。

[会]岸和田市立浪切ホール
[問]2009子ども演劇祭 in 岸和田実行委員会 Tel. 072-439-4173

大阪府箕面市 8月29日、30日

みのおキッズシアター with 末成由美第4弾『きたかぜの神話』~「なつやすみは永遠に」編

一般公募の子どもたちが吉本新喜劇でおなじみの女優・末成由美と共演する箕面発のオリジナル舞台公演『きたかぜの神話』の第4弾。脚本は子どもたちがありのまま演じられるよう関西弁で書かれ、プロの役者と3カ月間稽古を重ね、本番に臨む。

[会]メイプルホール 
[問](財)箕面市文化振興事業団 Tel. 072-721-2123

兵庫県伊丹市 7月22日~26日

夏休みこども演劇ワークショップ「元気!! えんげき2009」

劇作家・演出家の三枝希望(焚火の事務所)を講師に迎え、ゲームなどの体験を通して演劇にふれる。衣裳や小道具も子どもたちが手づくりし、最終日に成果を発表する。

[会][問]伊丹市立演劇ホール(アイホール) Tel. 072-782-2000

兵庫県川西市 7月20日

こども体験劇場「人形劇」をあそぼう!!

8月9日の人形劇団クラルテ公演『ペンギンたんけんたい』に先立ち、より公演を楽しんでもらうために、人形づくりワークショップやミニ公演鑑賞などで、人形劇の魅力にふれる。

[会]みつなかホール
[問]川西市文化財団 Tel. 072-740-1117

北九州市 7月21日~8月30日

子どもたちの劇場シリーズ2009

子どもたちが北九州の若手演劇人や劇場スタッフと一緒に一からお芝居をつくる「チャレンジ!えんげき2009」(7月21日~26日)をはじめ、佐山雅弘のピアノを交えた読み聞かせ公演「月猫えほん音楽会2009」(7月30日)、シリーズ15年目となる「子供のためのシェイクスピア『マクベス』」公演(8月9日)、 小学3~6年生向けのパントマイム教室(8月26日~30日)の4つのプログラムを夏休み期間中に開催。

[会][問]北九州芸術劇場 Tel. 093-562-2655

福岡市 7月23日~8月30日

夏休み☆子どものためのパフォーミングアーツ「劇的っ!サマー」

子どもにアートとの出合いの場を提供するプロジェクト「子ども達芸術活動事業」の一環で夏休みに開催する舞台芸術体験企画。中高生が本格的な演劇創作を体験する「Acting!」(7月23日~26日)をはじめ、古賀今日子(ギンギラ太陽‘s)と山田恵理香(空間再生事業劇団GIGA)による演劇ワークショップ(7月31日、8月22日)、森下真樹のダンスワークショップ(8月30日)、すがぽんのマイムワークショップ(8月2日)と、期間中4つのワークショップを実施する。

[会]パピオビールームほか
[問]「子ども達芸術活動事業」実行委員会(福岡市文化芸術振興財団内) Tel. 092-263-6265

美術

群馬県高崎市 7月18日~9月6日

こども+おとな+夏の美術館「まいにち、アート!!」

親子で楽しむ展覧会として毎年恒例のシリーズ。マスキングテープや土など身の回りのものを用いる淺井裕介、古着や端切れなどを立体作品につくり変える安部泰輔ら、日常の中に新たな意味と価値を問い直す新進気鋭のアーティスト3名と1ユニットの作品を紹介。

[会][問]群馬県立近代美術館 Tel. 027-346-5560

神奈川県鎌倉市 6月6日~9月6日

珠玉のコレクション 美術館はぼくらの宝箱─子どもたちの視点がくれるもの─

岸田劉生や松本竣介などの代表的な所蔵作品約30点を展示するとともに、それを鑑賞した子どもたちの言葉や映像、オリジナルの鑑賞キット「Museum Box宝箱」などによる教育普及活動も併せて紹介しながら、子どもたちにとって美術館が魅力的な“宝箱”になってゆく過程の一端を振り返る。期間中は「宝箱」を使ったワークショップも開催(7月25日、8月22日)。

[会]神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
[問]神奈川県立近代美術館 Tel. 0467-22-5000

名古屋市 7月18日~8月16日

夏休みこどもの美術館2009「絵を“つくる”─画材ができるまで」

画材はいつからあるのか、どのようにつくられているのか、所蔵作品と併せて現物見本を展示・紹介することで、美術作品に対する視野を広げる。

[会][問]名古屋市美術館 Tel. 052-212-0001

滋賀県大津市 6月30日~8月30日

夏休み子ども美術館「ドキドキ!アートのフシギくうかん」

夏休み期間中、テーマを設定して所蔵品の魅力を子どもにも判りやすく伝える常設企画展。今回は美術作品における空間や、表現された作者の世界観がテーマ。クイズ形式のワークシートや遊べるコーナーの開設などで、気軽に展示品に親しむことができる。

[会][問]滋賀県立近代美術館 Tel. 077-543-2111

滋賀県草津市 7月25日~8月2日

見て、触れて、あそぼう!「からくり・玩具展」

木や紙でつくったからくり玩具の展覧会。2005年ハンズ大賞グランプリを受賞した蓮溪円誠、動く工作研究の第1人者である中田隆幸、ふたりの手によるアイデア溢れる作品は、手に取って遊ぶこともできる。作家によるおもちゃづくりワークショップも開催。

[会][問]しが県民芸術創造館 Tel. 077-564-5815

山口県山口市 8月13日~27日

夏休みワークショップ「ケータイ・スパイ・大作戦」

携帯電話のカメラやメール機能を用いた鬼ごっこを楽しみながら、メディア社会におけるマナーやルールについて考えるYCAMオリジナルのワークショップ。遊びとルールづくり、ディスカッションを繰り返しながら、新しいメディアをどのように活用し運用していくのか、体験を通じて学ぶ(全10回)。

[会][問]山口情報芸術センターYCAM Tel. 083-901-2222

福岡市 8月8日~9月27日

超・夏休みこども美術館2009

毎夏恒例の企画で、今年は開館30周年を記念して9月まで開催を拡大。食にまつわる館収蔵品の展示による「こどもギャラリー『目であじわおう!ふしぎでアートなレストラン』」や美術館の裏側を見学する「美術館探検」、こども向けギャラリーツアーなど、5つのプログラムを通して美術に親しんでもらう。期間中は市内中学生によるジュニア・キュレーターの展覧会も開催。

[会][問]福岡市美術館 Tel. 092-714-6051

福岡市 7月4日~8月30日

コレクション展Ⅱ夏休み特集「アートの玉手箱」

例年開催の夏休み企画をリニューアル。今年のテーマは、中味がナゾの美しい「玉手箱」。同館のコレクションをさまざまに活用し、不思議で楽しいコーナーを設置する。会期中は創作ワークショップも開催。

[会][問]福岡県立美術館 Tel. 092-715-3551

長崎県長崎市 7月11日、12日

みんなのアトリエ「長大生とアートすると2009」

今年で5年目の長崎大学教育学部と連携した教育普及プログラム。色鉛筆を画材にした絵画ワークショップ、創作紙芝居の読み聞かせや共同制作などにより、大学生との交流で美術を身近に体験する。

[会][問]長崎県美術館 Tel. 095-833-2110

宮崎県宮崎市 7月18日~9月6日

子どものための美術館2009たんけんミュージアム「アートピクニック」

館内や美術館が立地する総合文化公園の各所に楽しい仕掛けを施し、自然の中を散策するような感じで巡ることで、美術との新しい出会いを提供する。美術館探検ツアーや作品カードを使ったゲームなども実施。

[会][問]宮崎県立美術館 Tel. 0985-20-3792

topics

3館共同企画による“アート夏合宿”
「アートフル林間学校2009」

 「めくるめく楽しいことに連続して挑戦しつづける3日間」をキャッチフレーズにした「アートフル林間学校2009」が金沢市で開催されます。これは、金沢市民芸術村アート工房、金沢湯涌創作の森、金沢21世紀美術館が協動して実施する小学3年~6年の子どもたちを対象にした体験合宿。今年で4年目(昨夏は水害のため休止)を迎え、新たに市民芸術村が企画に加わったこともあり、これまでの1泊2日から2泊3日に期間を延長して実施されます(7月28日~30日、8月4~6日、各24人)。
  驚くのはその充実したプログラム。1日目は市民芸術村でウルトラバードハウス(巣箱)をつくった後、里山にある創作の森へ移動し、温泉、バーベキュー、肝だめしを堪能。2日目は6時に起床。巣箱を里山に設置した後、午後は藍染めやスクリーン印刷でのオリジナルTシャツづくりのほか、勇壮な渓流下りを体験。夜は花火とアイスクリームづくり。そして3日目にはTシャツの自慢大会とスイカ割りの後、美術館に移動して開館5周年記念展「愛についての100の物語」を鑑賞─と、文字どおり「めくるめく楽しいこと」が目白押し。
  創作の森所長の黒沢伸さんは、「こうした経験をすることが今の子どもたちには少ないと思います。初めは『面倒だな、何が面白いの?』という顔をしている子も、一度ハードルを越えると、俄然生き生きしてくる。子どもたちもスタッフも最後はヘトヘトですが、扉を開けて新しい経験に飛び込む感覚を知ってもらえれば嬉しい。今回は巣箱をつくりますが、これはいわば小さな建築なので人工物。これを自然の中に還し、街中に戻って美術館で現代アートを観る─こうした両方の世界に身を置くことで、バランスの良い相乗効果が生まれることを期待しています」と話していました。
  こうした立体的なプログラムが可能なのも、3館共同企画なればこそ。今後も名物企画として継続していければとのことでした。

 

石川県金沢市 7月28日~30日、8月4日~ 6日
[会]金沢市民芸術村、金沢湯涌創作の森、金沢21世紀美術館
[問]金沢湯涌創作の森 Tel. 076-235-1116
http://www.sousaku-mori.gr.jp/

 

カテゴリー