地域創造ではステージラボ修了者を対象に、より専門的・実践的な研修機会を提供する「ステージラボ・マスターコース」を実施しています。今年度は楠瀬寿賀子氏(津田ホールプロデューサー)をアドバイザーに迎え「アーティストとの協働が地域を生かす~音楽企画の新しい形~」をテーマに研修を行いました。参加者は7月の前期研修会から2回の調査・企画会議を経て、12月4日、5日の後期研修会で約半年間の研究成果を発表しました。
この研修では、富士河口湖町で暮らす打楽器奏者の池上英樹さんや河口湖ステラシアターの野沢藤司さんからアーティストと地域との繋がりについてお話を伺ったほか、実際に地域とアーティストとの協働で自主事業を展開している富山市民文化事業団「井上道義と新日本フィルによる子どもとおとなのためのコンサート オーケストラと遊ぼうVol.2」や鳥取県文化振興財団「鳥取県出身のアーティストによるコンサート こどもの楽園Ⅴ」のコンサートを視察しました。
これまでの研修を通して、参加者はそれぞれの地域に眠る地域資源の活用について議論し、自分の地域で求められているものやアーティストに求めているものを検討した事業企画を練りました。
発表の内容は報告書として取りまとめる予定です。関心のある方は担当までお問い合わせください。
●ステージラボ・マスターコースに関する問い合わせ
芸術環境部 永岩久人
Tel. 03-5573-4184