平成21年度公共ホール演劇ネットワーク事業「平常の世界」「どくりつこどもの国」の研修会を10月に行いました。この研修会は、アウトリーチと上演作品を深く理解するため、参加ホールの担当者がそれぞれの作品の演出家のワークショップを受講し、作品の内容やコンセプトを演出家から聞き、それをもとに各ホールがアウトリーチの方向性や作品の宣伝活動を考えます。
人形劇俳優の平常(たいら・じょう)さんは、上演作品のレパートリーをダイジェスト版として上演。ひとりで何役もこなす姿にホール担当者は、驚きを隠せない様子でした。
「どくりつこどもの国」の演出家・岩崎正裕さんはワークショップの内容をひとつひとつ解説しながら丁寧に進行。コミュニケーションの大切さや伝えることの難しさをホール担当者が実感する機会となりました。両作品ともに子どもと大人の関係、コミュニケーションの方法、実際に劇場で作品を見ることの大切さを感じ取れる研修会でした。来年度、この研修会で得たことが参加ホールで実践されることが期待されます。
平成21年度「公共ホール演劇ネットワーク事業」研修会報告
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