今年度から公演とアウトリーチの2本柱となった「演劇ネットワーク事業」がいよいよスタートします。
今回は11月から来年の2月にかけて南河内万歳一座『なつざんしょ…─夏残暑─』の公演と同劇団主宰の内藤裕敬氏による演劇を手法としたアウトリーチ事業を実施します。参加地域の小・中・高校へ出向くワークショップやホールで行うワークショップがあり、一般の方はもちろん教育関係者など幅広く参加していただき、演劇の有効性を体験できる機会を提供します。
また、地域で出会う機会の少ない演劇公演を行うことで、鑑賞事業の充実を図り、観客の育成に繋げていくことも狙いです。
実施に先立っては、参加ホールの担当者と演出家が集まり研修会を行っています。アウトリーチの目的について話し合い、演出家のワークショップも受講し、この事業の共通認識をもってスタートしました。また、事前に演出家が各地域へ下見に出掛け、学校の先生と直接お話をする時間を設け、不安材料を取り除いて当日安心して事業が行えるようにしています。
●平成20年度「演劇ネットワーク事業」参加ホール
千葉県南総文化ホール(11月25日~30日)
北九州芸術劇場(2009年1月13日~18日)
大野城まどかぴあ(1月20日~25日)
長崎ブリックホール(1月27日~2月1日)
●公共ホール演劇ネットワーク事業に関する問い合わせ
芸術環境部 大垣・永岩・坂田
Tel. 03-5573-4124